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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

謹賀新年

2006年01月02日 | ニューヨークあれこれ
明けましておめでとうございます。今年もこのブログをよろしくお願いします。

毎年の事だけど、ニューヨークの歳末には、11月末の感謝祭直後からクリスマスの気配が街中に溢れる。そして年を越しても数日は同じ気配が残る。日本の正月のように、後に控える行事が無いし、そもそもクリスマスという、キリストの誕生日を祝う期間は12/25~1/5くらいまでなので、年が明けてもまだクリスマスソングを目抜き通りで聴けたりする。

だからかどうか、年越しの大騒ぎは意外とあっさりとしている。大晦日以前に騒ぎだす人はまずいない。12/31の日が暮れてからカウントダウンまではしっかり盛上がるが、カウント後は「蛍の光」を歌って1時間もしないうちに大抵のパーティーはお開きになる。仕事を休むのも元旦だけ。(今年は日曜日なので振替休日)実にあっけない。

で、上の画像。言うまでもなく、アメリカ庶民がもっとも頻繁に食べるピザと、彼らがもっとも頻繁に飲むコカコーラ。一応僕は日本人なので、さすがにこれを大晦日や元旦に食べたりはしません。30日に部屋中を大掃除して疲れ、自炊する気になれなかったので近所のピザ屋でピックアップしました。勿論このラージパイ(ピザの単位は、丸ごとだとpie, pies、一切れずつだとslice, slices)、数回の食事に分けて食べました。友達にもあげました。

しかし、このピザパイの大きい事、上の画像だけでもお分かり頂けるだろうか。直径18インチ、45.72センチ…。ジャズで使うベースドラムの直径と同じだ。ベースドラムとは足で演奏するドラムで、要するにドラムセットの中で一番大きい太鼓です。画面右上のコーラ、正確にはチェリーコーク(ドクターペッパーに似た味)のサイズは1.5リットルです。500mlではありません。

これだけ大きいピザが11ドル。コーラはドラッグストアの冷えていないのを買ったので1ドル20セント。こう書くとアメリカは色々な意味でまだ凄いと思う。

でも、さすがに元旦の今日は雑煮を食べた。僕の実家に伝わるのは、鶏とネギに鰹節少々のシンプルなすまし汁風です。この調子で今年は低カロリー食で通したいものです。って前々日にこんなにカロリー高いものを食べていた人間が何を言うか、という感じですね……。以後気をつけます。一年の計は元旦に在り…。

ニューヨークの地下鉄が止まった日

2005年12月22日 | ニューヨークあれこれ
月曜日深夜に終わったギグからの帰路の途中で、地下鉄が無くなった。いや、線路はあるけど、動かす人たちが消えたのです。

翌日火曜日もギグだったが、何しろ交通手段の選択肢の中に徒歩数時間なんてものがあったのでキャンセルに。今日水曜日はミッドタウンで夕方から一本、その後ニュージャージーでもう一本。小型ドラムセットを引きずっての移動である。どうなることやら。因に本日の気温、華氏28度、摂氏だと零下2.2度。吹きさらしの橋を徒歩で渡らなければならない。寒いだろうな~。

ハロウィーンラッシュ

2005年11月02日 | ニューヨークあれこれ
昨日のブログにも書いたけれど、今年は久しぶりにハロウィーンの晩に演奏の仕事があった。

場所は毎週欠かさずお世話になっている、グリニッチビレッジのアーサーズタバーン。いつもより数時間早く始まる予定だったので、夜の7時半頃に、6アベニューとウェスト4ストリートの駅で地下鉄を降りた。が、もの凄く混雑してなかなか地上に出られない。普段より5倍は長くかけてようやく6アベニューに出て、またびっくり。パレードで通行止めになっていた。しょうがないので遠回りになる、ブリーカーストリート経由で仕事場に。

もう何年も毎週通っているエリアだが、ハロウィーンの晩に来たのはこれが初めてだった。いつもは仕事、それが無ければ無いでおとなしく家にいました。3月17日のセントパトリックデーと同じく、酒場が物騒になるので。昨日は大丈夫でした。

ここは何処、誰の土地?

2005年09月15日 | ニューヨークあれこれ
去る6月にチャリティーコンサートで演奏した。2ヶ月間、毎週リハーサルを重ねていた曲のうち、写真に写っている譜面の曲だけはタイムテーブルの都合上演奏しないことになった。アメリカ民謡として知られるこの"This land is your land"、4度目の9/11が過ぎたこの頃、これこそまず演奏すべき歌だったのかもしれない、とふと思った。

献血、断られました

2005年04月22日 | ニューヨークあれこれ
東京に居るうちに献血しておこう、と午前中に献血センターに行った。献血そのものに意義があるからというのもあるが、普段アメリカで健康保険の無い身なので、献血後に貰える簡単な血液成分分析結果が知りたかったのです。

ところが、献血してくれませんでした。いや、行ってすぐできません、と言われたのなら何もブログに書きはしない。散々待たされ、問診表にアメリカ在住と明記し、問診医には在住期間を口頭で伝えた。採血もした。心電図も取った。その後、ダメだと。別に満員だったわけぢぁないすよ、その献血センターは。

問診表と口頭問診は一体何の為にあるのだ?待っている間に目に付いた貼り紙には指定された国に最近滞在した人は献血不可、と書いてあったから列挙された国名は全てチェックした。アメリカの名前は、無かった。実は別の張り紙に書いてあり、それは余り目立たない、階段の踊り場の壁にポツンと貼ってあった。貼り紙は僕の腰くらいの高さに、貼ってあった。ここまで来てもう異常に疲れたし、ムカついたし、呆れた。

問診で肝心なことを訊くのを忘れるほど間抜けなくせに、前回僕が行った時も全く同じ状況だったが献血したと言うと、「今のきまりがそうなんだから!」とムキになるおばあさんにムカつき、呆れた。献血者に対しての言葉遣いと同僚、後輩に対する口の利き方(年齢に不相応で、ハッキリ言って感じ悪過ぎ)がえらく違うおばはんに呆れ、苛ついた。

これは、もう、「木っ端役人」そのものである。暇過ぎて頭が逝かれた人たちである。吹けば飛ぶような事にはうるさく、大事なことはいい加減。「あなた方のような献血センター職員が居られる限り、日本赤十字社に明日は無い!」(組織名を個人名にし、対象を変えると、あるドラマの中の台詞そのものになりますね。)

New Visa

2005年04月13日 | ニューヨークあれこれ
霧雨の降る中、2時間のもどかしい待ち時間を経て、二度目のアーティストビザが貰えました。X線、金属探知機、空港でも遭遇したが、物々しい。極太バインダー2冊分のポートフォリオは1ページも見られることはなく、係のお兄さんの好きなドラマーが、ジャックデジョネット氏だったことが分かった。取りあえず安心しました。

rip off=ぼったくり or ひっぱがす

2005年03月31日 | ニューヨークあれこれ
先日地下鉄にて、高校生くらいの女の子が座席の上に立ち上がり、車内広告を取り出した。あまりにも堂々と、焦らずにお気に入りと思われる広告ポスターをゲットしていた。ポスターを取った後、透明カバーは元に戻してはいたが。周りの乗客も何事の起こっていないかのように佇んでいた。

こんなことが日常茶飯事になり、地下鉄に広告が無くなり、MTAは更に貧乏になり、地下鉄は更に使えなくなる、のかな?

絵になる顔

2005年03月09日 | ニューヨークあれこれ
先程アップした写真は、自宅近くのスーパーマーケットの駐車場。凍てつく中、ビールを買いに行ったわけだが、華氏18°の火曜日夜11時57分な訳で、客も店員もまばらなスーパー、Path Mark。

自分のシフト終了寸前のキャッシャーのトラブルに苛つき、ストアマネージャーに丸投げする黒いカーリーヘアのおばちゃん、その彼女に"You can't do that, there's a guy right here."「たった今お客さん(僕のこと)が来たんだから、ちゃんとレジ打ってあげなさいよ。」と優しいことを言ってくれる、青い寄り目のおばちゃん、夜中にビールを買った僕に職務上の責任で、レジのおばちゃんに"Did you make sure this guy is over 21-year-old?"「このお客、未成年じゃないって確認したぁ?」と真顔で冗談を言う、ウェーブ気味黒ロンゲのお兄ちゃん・・。この3人の顔は、そのまま漫画に使えるほど、強烈な印象を与えてくれた。

あっ今日はもう一人そんな人に会った!今日食べに行ったインドカレー屋のチーフウェイターだ。ゴマ塩頭にしかめっ面のそのおっさんは、2ヶ月に一回しか行かない僕を憶えていて、"Have a nice day"と仰せになった。

At a local gym

2005年01月31日 | ニューヨークあれこれ
行きつけのジムに行った。日曜日に行くのは初めてではないけど、珍しい。が、着いてみたら絶対に初めて見るおばちゃんが、普段は何のためにあるか解らなかった小さいカウンターの後ろに立っている。どうやら従業員らしい。でも何をしてるんだろう?ジムでみんなが運動してるそのフロアにずっといる従業員ていったら掃除する人かパーソナルトレーナーくらいでしょ?掃除用具は持ってない。あっもう一人の同年代のおばちゃんに何かファイルを見せながら話してるぞ。じゃぁ・・トレーナー?

うそだ!おばちゃんの体型は円錐二つ、底面同士を貼り合わせたっていう・・要するにデヴ。そんな人にフィットネスの相談するかぁ普通?ジムの方々、あのおばちゃんには退いて貰いなさい、お金払ってでも。経営に響くで。それとも太ってる段階から客と一緒に運動して、痩せて、「Look, I've changed myself! You can do it too!」て言うのか?そんなの一回しかできないじゃん。上手くいけば、ね。最近テレビ番組で流行りのリアリティショーぢぁ無いんだからさぁ。

一体何してたんだ、あのおばちゃんは?本当はあまり運動せず、ただおしゃべりしに来ている客だったりして。充分あり得る。ジムの方々、やっぱり退いて貰いなさい、お金は払った方が良いかどうか知らんけど。

一時失業

2005年01月25日 | ニューヨークあれこれ
土曜日に"Blizard 05"と名付けられる程の大雪がニューヨークを襲った。おかげでその日から明日の火曜日までの演奏の仕事が全てキャンセルされる羽目に・・。週末の夜4日連続で家に留まることは、1994年にニューヨークに越して来て以来初めてかもしれない。まぁ稼ぎのことを気にしなければ、たっぷりとした休暇をもらったようなものである。あまり続かないといいけれど。

華氏19°

2005年01月19日 | ニューヨークあれこれ
しばらく振りにやって来ました、零下のニューヨーク。今週はずっとこんな感じらしい。今まで暖かい日が多かったので、寒さが顔に染みる。写真は、10年程前、大雪後に当時住んでいたブルックリンのアパートから撮影したもの。あの時はとにかく雪をかき分けて歩くことが随分新鮮な体験だった。