絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

あ@西国2/9(33-22)料理の達人と亀のおはなし

2016-11-29 08:10:25 | 仮想はてな物語 

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 殺生が嫌いなタカフサは、当然舟を岸につけて、
 漁師たちに亀を放すように命じましたが、
 今日は、これしか食べるものが捕れませんでしたとか、
 何とか言って、素直にはいうことを聞きません。

 そこで、タカフサは反物と亀を交換することに致しまし
た。亀は、首を上げ下げしながら、川の中へ消えてゆきま
した。タカフサには亀が芸を仕込まれているとも露知ず、
 お礼を言っているように見えたのです。

 普通なら、ここでだまされたと感じるはずなのですが、
 タカフサは、疑うようなことは知りません。
 これは漁師たちが仕組んだ新手の商売だったのです。
 仕立ての良い舟が見えますと、彼らは、亀をダシにして、
 金品をせびり取っていたのです。


つづく



あ@西国3/9(33-22)料理の達人と亀のおはなし


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 当時のエラい人たちは、仏教信者が多いものでしたから、
 生きものを苛めているのを見かけますと、
 必ずチョッカイを出してきました。

 目の前で、殺生されることを忌み嫌ったからでしょう。
 漁師たちは、殺生が商売なものですから、
 おエライさんの、自分は手を汚してないぞというような
 態度も気に食わなかったのでしょうね。

 いつの頃からか、からかい半分で、
 このようなアルバイトをするようになりました。


つづく

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