おだにゃら記

地元小田原市中心のゆるゆるフィールドワーク備忘録。
歴史、神社関連、あとはいろいろ。

御殿場の浅間神社ぜんぶまわる その10 古墳のある二枚橋

2023年12月29日 22時43分00秒 | 御殿場の浅間神社ぜんぶまわる
今回は二枚橋の浅間神社です。


足柄峠から伸びる県道78号線沿い。
すぐ南に新橋浅間神社や御殿場駅がある比較的賑やかな鎮座地です。







鳥居の先はまっすぐな参道。
騒がしい通りから一瞬にして静かな神域へ。






社殿裏手からの富士山



社殿の横に階段状に段差がありまして


何だろうと登ってみたら


古墳でした。前方後円墳。

ほとんど下調べしてなかったので(いつもそう)古墳があるなんて全く知りませんでした。
この石碑以外説明がないので詳しいことはわからず。





言われてみれば前方後円墳に見えてきます



古墳の向こうは小学校。
神社、古墳、小学校 と続いているんですね。



帰宅して調べたところ
二枚橋古墳という名称が一般的で全長38メートルほど。

未調査のまま石垣で階段が作られ改変激しく、本当に古墳かどうかも微妙だそうです。


調べて欲しいような欲しくないような。



帰り際に褪せた由緒板があることに気づきました。

特に興味惹かれる記述はないのですが、
大正年代に神饌幣帛料供進神社に指定されたとの一文。

この神饌幣帛料供進神社というのは今までも神社めぐりしてて何度も何度も見聞きしていながらも
なんか…面倒… 漢字難しい長い…
とずっとスルー。

でもこのたび
古墳以外あまり特徴のない二枚橋浅間神社で見かけたのを機に
意を決して調べてみようではないかと!

そしたらね


ここのサイトが大変わかりやすかったです。
ありがとうございます。勉強になりました。


要するに
明治時代の近代社格制度の下位である郷社、村社の中から
ある程度のレベルにある神社に公費を支援するというもの。

全国で2万社ほどが指定されており、制度は戦後に廃止されるまで続いた。

だから地域の小さめ神社でも神職が常在してるレベルならだいたい神饌幣帛料供進神社に指定されていたようです。

神社にとっても地域住民にとっても有難く名誉な指定だったことでしょう。

戦後いきなり廃止されて困惑したんじゃないかな。




調べてみるとそれほど面倒な事柄ではなかったので 笑
年の瀬に
ひとつ知識が増えてよかったと喜んでる次第でございます。



わかる人はわかる
ポーの一族っぽい2匹