おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


演習場の中の異世界 疫神社

2024年07月14日 22時37分00秒 | 神社

御殿場市印野の陸上自衛隊東富士演習場沿いに気になる神社がありました。

 
疫神社(厄除神)

御胎内神社のそば。
演習場沿いというか演習場の中ですね。


演習場沿いの道は途中から砂利道になってしまい、
1本向こうの道路から来れば良かったんだ!
と気づいた時には車は真っ白でした。




鳥居

疫神社は元々は演習場のずっと奥にあったので、この位置に移転されたそうです。

明治時代にここ一帯が帝国陸軍の演習地となった際に
印野村の住民が強制的に転居させられているので、
神社の遷座もその頃だったのかもしれません。


疫神社、別名は厄神社、厄除神
その名の通り疫病を防ぎ厄災を避けるもの。

疫神社自体は珍しくはないのですが、
無格社で小祠が多いため明治以降はほとんど他神社に合祀されており、今でも単体(というのかな?)で祀られてるのは少ないと感じます。

それがなぜか印野には4社もあるんですよね。しかもこのあたりにかたまって。



鳥居の奥の参道

砲弾の音を聞きながら歩く林道はなんというか、

異世界っぽい



奉納碑がたくさん。
溶岩を使ったりしてどれも凝ってます。






もはやアート 




奉納碑はすべて昭和末期〜平成初期のもので
階段や参道の敷石を奉納してます。

それまでは荒廃してたのでしょうか。
一気にリニューアルした気配。






鳥居から数分で社殿に到着




扁額も凝ってます



小規模ながら清廉に整備された社殿と境内。
この横に小綺麗なトイレも完備。

氏子さんたちの深い崇敬心とパワーを感じました。



参道横に広がる森

空堀のよう
城めぐりしてた頃が懐かしいです。



参道から南へ別れる道

ここから車が入って来れるみたい。
Yahooマップだと道が出てました。



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