中学の懇談会も無事終了した。
長男が中学に入ってから、自分の中学の頃のことをよく思い返すようになった。
とても不幸な境遇のクラスメイトが、2人いた。
ひとりは、クラス内で酷いいじめにあって不登校になり、数ヵ月後転校していった。
トイレの便器に顔を押し付けられ、無理やり舐めさせられたのだ。
いじめにあった生徒はどれだけ辛かったろう。そしてご両親もどれだけ悲しかったろう。
人の親になった今、親としての悲しみ、子どもとしての悲しみ、両方がわかる。
もうひとりは継母にいじめられていた。
食事も満足にさせてもらえないらしく、朝礼の時、よく貧血で倒れていた。
ペンケースさえ買ってもらえず、鉛筆が入っていた空き箱をペンケース代わりに使っていた。
彼らは今どうしているだろう。
どんな人生を送っているだろう。
幸せでいるだろうか。
私には何もできないけれど、彼らが少しでも幸せと感じられる人生を送っていることを願ってやまない。