ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

http://piano-tune440.com
(077)576-2236大石ピアノ

さよなら、ロニー・ジェイムズ・ディオ

2010-05-18 23:53:40 | Weblog
1983 Ronnie James Dio "Man On The Silver Mtn" (Rock Palace)



ハードロックやヘビィメタルロックを好きだった訳でないけど
僕の世代のギター教則本の定番にリッチーブラックモア奏法というのがあって
Eギターの練習をするのに、多くの人が通った道だった

そのリッチー率いるレインボウのボーカリストの
ロニー・ジェイムズ・ディオさんが亡くなられたそうだ

DEEP PURPLEというビッグバンドを脱退した後のリッチーが
どんなバンドを組むのだろうと少し不安げに聴いてみたら
ロニーの圧倒的なボーカルが飛び込んできた

そのレインボーだけど
中学校の頃、比較的裕福だった家庭に育った友人が
当時あまり流通してなかった家庭用ビデオを持っていて
レインボーのライヴビデオをよく見た

あの頃の自分達には、この先どんな未来が待っているのだろうと
いうような未知なる可能性が輝いていた

その友人はその後、高校卒業後、アルバイトしながら
プロを夢見てハードロックバンドをやっていたが
やがて就職し、家庭を持ち、バンドは趣味に変わり
さらには転勤で趣味のバンドも辞めて横浜に行ってしまった

誰もが通る歌の歌詞のような典型的なお話しだけど
事実を目の前に、とても切ないストーリーを実感する
彼とも住む地域が離れた為、6年か7年会っていない
あれほど毎日のように会っていた男だったけど

彼を想うと思い出すのが
京都下鴨にあったバイト時代の彼のアパート
共同風呂と共同トイレとコンクリートの冷たい階段
ガスも禁止されていてカセットコンロが調理器だった

生きてるって実感が強く感じるのは
若いパワーがそのアパートにはあったのかも

僕らは仲たがいをした事もあったけど
お互いを繋ぐものが常にあったのは
音楽の夢が共通してたからだろう

同じ人生を繰り返すのは辛いけど
ふと戻れる瞬間があるなら
あの頃の僕らに戻りたい

最新の画像もっと見る