ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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もう就職活動の時期なんですね

2010-07-01 11:35:35 | Weblog
うちにも就職の問い合わせがありました。

問い合わせて来られたのは母親らしく
今、ピアノ技術の専門学校に通っているとの事

ただ自分は技術職なので、自分以外の人に仕事を頼む場合は
お世話になっている自分の恩師に頼むかも知れないけど
それも、今までほとんど無いんで断りました

技術を売りにしている調律師なら同じようなものじゃないかな
ただ、ピアノ再生を主に行ってる人もいるので
そこで、塗装や修理の作業で人手が欲しいところもあるかも知れない

就職難ですからね~
昨夜もNYでは失業率が高く株価も下がる一方です
日銀の景気短観は良しと言えども
無能日銀を日本経済も信頼していない様子
まだ、景気回復が順調とは決していえないようです

ピアノ技術専門学校も知るところは
一年に生徒50人程度募集するみたいで
何人集まり、何人卒業するかは知りませんが
そんな学校が日本には4つ5つあるんで
毎年150か160名以上の生徒が卒業してるかも知れない
ヤマハや河合の養成所は楽器店の紐付きの子が多いので
就職が必要なのは120、130人ぐらいいるのかな?

専門学校を卒業しても数年間というのは
自分の当時を思い返しても
やはり技術的にも営業的にも戦力で無いわけで
学校だけの知識と経験では正直、最初はお荷物でしょうね
やはり最初はどこか楽器店で修行というのが良いと思う
暑い中、寒い中、ピアノのセールス
音楽教室の生徒募集に行くのも大事な修行
自分も早朝、チラシを撒きに行かされたり
飛び込みセールスなるものをやらされました

恐怖心に打ち勝つ為にセールス本や
自己啓発本を読んで、自分の心をコントロールしようとしたし
そういう苦しい時があって仕事する気構えっていうのが
出来てゆくのかも知れない

全国、各県に毎年2人も技術者が必要では無い現状
自分の卒業した20年以上前ならまだなんとかなったかな~

でも目指す気持ちがあるなら営業でもなんでも
業界の知識を得てノウハウを得て
チャンスを伺ってみるのも遠回りだけど
大いに役に立つものがあるかも
技術的な壁もまた立ちふさがるだろうけど
そこを超える力の源を得るかも知れないし

母親としては、技術学校を出たので
技術者として就職させたいだろうけど
『獅子は谷底に自分の子を突き落とす』(虎でもいうらしい)
と言いますが、夢を追うなら苦労はつき物です

もっとも、電話では
「募集していません、どうも・・・」としか言ってませんが
技術者として雇ってくれる所を電話で問い合わせている
親心は大変分かります、親というのはそういうものですしね
でも、子供を守りきる事は出来ないし
いくら資産があっても資産が子供を潰す事も多々あるし

僕は当時、営業を覚悟しました
営業って何でも必要ですものね
仕事に関する問い合わせの電話とか
今は対応するのも楽しいし苦手では無いし

「人生に無駄はない」って
いつも伺う木村さんの好きな言葉で
凄く共感してる言葉ですが
まさに、縁があったものに無駄は無いと 。。
ただ、無茶苦茶な会社で我慢せよでなく
そんな会社にしばらく居た事も勉強になる部分がある

自分が居た所というのは幸い
良いとは言えないにしても無茶苦茶なところではなかった
今では故郷みたいなもので
色んな感情はあれど良い職場であって欲しいと思っています