乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

今年最後のレッスン

2004年12月25日 23時04分11秒 | ピアノ・音楽

昨日までの積雪が考えていたよりもずっと多くて、家の周りの除雪排雪が思っていたよりも
進んでいなくて、思わぬ濡渋滞に巻き込まれて
レッスンに7分ほど遅刻して今しました。^_^;

今日は「水の戯れ」だけ。
今日は「基本のき」ということをもう一度ちゃんとやると言うこと、その大切さについて
じっくり教えていただきました。
ペダリング、普通のダンパーペダルと、ソフトペダルの考え方と使い方もです。

曲の最小単位である一小節の中を、もっとちゃんと見ること、
音符の長さや書かれ方、それでどのように扱うかを考える、
そうしたら今度はその前後でのバランスを考えること、そういうことをきちんとやっていくことで
曲がちゃんとつながっていくんですね。
私はまだまだそういう配慮が足りなくて、一小節の中でもすごく細切れに音楽を断ち切ってしまっていて
非常につながりや流れの悪い状態になっていました。
どこをどう扱うかと言うことを丹念にやっていくと
たとえば小さい音符になっている橋渡しの部分も次に来る大きな幹に向かうのだという意識を持つか持たないかで
大きな幹の存在感が違ってくるし、全然聞こえ方が違ってくる。
そしてまた、この意識の在り方で弾きやすさが違ってきて驚きました。
なるほどなぁ、音楽の作りを明快にすると言うことは表現も良くすると同時に
技術的にも楽になるんだなと、またまた納得なのでした。

ペダリングは本当に何度やっても難しいです。
なんでも深く踏むという悪い癖が染みついていて
なかなかそれがぬぐえなくいのでなおさら・・・。
最初の方は、それでもけっこう気を遣えていてペダリングも良かったのに
途中から、弾くこととか他に集中力いっぱいいっぱいになり、
ペダリングが疎かに。そうなると、ダメですね・・・。^_^;
浅い深さでのコントロールをこの年末年始に少しじっくりやらねば、と思っています。

そして今日はソフトペダルについても色々と教えていただきました。
単に音を弱くするだけのものではない、指先でのタッチの延長上にある、
と言う部分で熟慮した使い方をすれば、
音色の幅が広がり、音楽により豊かさを生むという、素晴らしいペダルだと
教えていただきました。
ダンパーペダル以上にコントロールが難しいペダルですし、
両脚がペダルに乗っかると言うことで、また身体の支えとか少し違ってきますけど、
こちらもゆっくりじっくり取り組みたいと思います。
それだけやる価値があることだと分かりましたので。

そして最後に、毎度のことながらタッチですね。ついつい丁寧にゆったり弾いているつもりが
単なる無駄な動きが多いだけで
実は肝心な音に結びついていず、そのうえ拍の頭にピッタリと音がはまらないと言うことになっていました・・・。(^◇^;)
腕や関節、けっして固まらず動き続けているのだけど、その動作に無駄があっては
これまた発音を妨げてしまう・・・。
特にソフトペダルを踏んだときなど、ついついきちんと音を指で出すという意識も薄くなってしまっていて
旋律がちゃんと浮かんでこない演奏になっていました。
ペダルとタッチ、そして一小節の中での拍揃え、前後のつながり、
レッスンでほんの少しやっただけで、最初との差は歴然としました。
次回まで自分なりに少しでもできるように、努力します。

今日で今年最後のレッスンが終わりました。
様々あった今年でしたが、なんとか乗り越え、幸せな気持ちでピアノを続けられています。
今年一年、一生懸命ご指導くださり、精神的にも支えてくださった
野谷先生に感謝の気持ちでいっぱいです。また来年も、先生の元でたくさんのことを
学んでいきたいと思っています。


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