乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

とらわれすぎないこと(4月30日のレッスン日記)

2005年05月01日 00時02分32秒 | ピアノ・音楽


久々に本格的な腰痛がでまして、ここ四、五日は辛くて
座りっぱなしはとてもしんどかったので
PCもあまり見てませんでした。ピアノも練習あまりできず・・・。
かといって、立ちっぱなしもしんどい・・・。
ああ、厄介。(--;)
今日になって少し楽になり、ピアノのレッスンは行けました。
治療を受けている先生からは腰痛ベルトしていった方がよい、と言われていましたけど、
締めると余計痛い箇所が圧迫されて不快なので、しないでいきました。
はい、それで支障なく弾けたんで、もう大分良くなってきました。
と言っても、まだ本調子じゃないのでレッスン日記も短く書きます。

今日は「水の戯れ」をじっくりと一時間。

そして今日のレッスンでのポイントは
「とらわれすぎないこと」。

レッスンは実に三週間ぶり。ということもあって、その間自分なりに色々と練習方法を試行錯誤して
暗譜をすることなども考えたりして音を意識する、といったこともしてきていました。
あと、ペダルの入れ方も考えたり(と言うほどペダルがはまっていない部分が多くて
恥ずかしいのひとことでしたが。。。(^_^;)して、細かく踏み換えるところとか
一拍一拍で踏むとかそう言うのも意識したりして・・・。

それがもろ、演奏に出てしまったんですよね。
先生にも言われたのですが、一つ一つの音や音型を丁寧にきちんと拾っていくことももちろん大事、暗譜することには非常に大事、でも・・・
いざ曲を弾くときには、もっと大きなものを感じて
流れて繋がって行かなくては行けないのです。
はい、全くその通り。
私の今日最初に弾いた演奏は、一つ一つの音を丁寧に、と言うと聴こえはいいのですが、
つまりは確認しすぎで(-_-;)、ブツブツと細切れになっていると言うこと。
同じ音型の繰り返しでも、次へ向かっていく一つの流れとなって一気に進んでいくように弾いていくべきなのに、
ただ単に同じことを繰り返している、としか聴こえない、いわば聴いていてつまらない、音楽に聴こえない、弾き方になっていたのでした。

全部の音をきちんと弾くことは本当に大事、それは確実に真実ではある、と言うことを前提にしつつも、でも全部の音にとらわれすぎないこと。
本当に大切な音、曲として大きな流れを創っていく上で重要な音はどれか、それを見極め、そのつながり、大きな流れを意識して進むこと。
この意識を持って、もう一度弾き始めたとき、私の演奏は大きく変わったのでした!\(◎o◎)/!

大きな流れで進んでいく際に、どういう線が主流なのかとか、
メロディは右手だけど、流れとしては右手ではなくて、支えの左を主に考えたらいい?などなど
それはそれでなかなか難しいのですが、とにかく今日のレッスンで
とらわれすぎない、と言う意識一つでぐっと音楽が引き締まり、数段見違えたことは
すごく大きな収穫でした。

また、レッスンでも指摘されましたが、
音を覚える、ミスをしないように、と言う練習と
演奏として、音楽を奏でると言うことを根に据えた練習・・・。
どちらも大切で、どちらもする必要があるなあと、痛感もしました。

その他、指の細かな動作、タッチの揃え方などなど、
次へ向かう意識を持って、大きな流れで曲を作るための具体的な弾き方も
指導していただいて、
音楽的な表現も良くなると同時に、音色も良くなるというとても嬉しいレヴェルアップもできました♪

レッスンで教えていただいたこと、
そしてそれによって自分の演奏が変わったこと、音楽が向上したことを
喜び、嬉しさとしてしっかりと受け止め、
また一つ一つ、地道にコツコツと練習に生かしたいと思います。

野谷先生は一昨日、東京でコンクール入賞者演奏会に出演され、昨日帰られたばかり。
お疲れのところを今日もとても密度の濃いレッスンをしていただいて
本当に感謝です。
納得のいく演奏をされたことを伺い、尋常じゃないご努力と情熱で
常にご自身の向上を惜しまない先生の姿勢に、心から敬服しました。
そして、私とびびが師事している先生はこのような方なのだと言うことを、改めて誇りに想いました。(^_^)

PS:腰痛で体調不良のため、メール、BBSお返事等が遅れています。遅くなりますが、後ほど必ずいたしますので、どうぞご了承ください。m(__)m


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