乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

レッスン日記

2005年02月13日 13時28分05秒 | ピアノ・音楽




昨日は30分レッスンだったので、「水の戯れ」のみ。

全部通して弾くけれども、どうもぎこちない。最後の右手のアルペジオも揃っていないし、弾きづらい感じだなあと思っていたら
まず、タッチが丁寧すぎるとのご指摘を受けました。^_^;

いつものように?指先への気遣いはすごくよくやっているのですが、
その時の肩や肘が余計な動作が多すぎるようです。
それがスムーズな運指に支障を及ぼしているようで。
また、両手交差の時は、よけない力が抜けて余計な動作も減るのか
比較的バランス良く打てていて、メロディと伴奏のバランスも良いのですが、
単純に右手がメロディの時に「良く響かせよう」という意識が強すぎて
丁寧に打鍵しているつもりが、指先の圧力が強すぎて、しいては鍵盤を向こうに押してしまい、音の響きを殺してしまう結果になっているとのこと。(-_-;)
結局、これで最後のアルペジオも揃っていなかったんだなと、判明しました。

まず、冒頭からの昇る四音で、もう三番目と四番目のところで
変に手のひらを上から持ってくるような動作をしていて、もうそこから揃っていなくて・・・。そこでその動作に気をつけてまた冒頭から弾いたら・・・
ちゃんと揃って次へもスムーズに行きやすくなりました。\(◎o◎)/!
これって鍵盤の打ち方が均等になったと言うことです。
野谷先生にも言われたのですが、ほんのちょっとした動作だけど、
そのわずかなことが、楽器に与える影響はものすごく大きいのだと、再認識。
良い影響ならいいのですが、悪い影響なら、自分が作ろうとする音楽にとって
どれほど支障を来すか・・・。とても大事なことだと改めて感じました。

さて、音楽的なことでは、重い箇所も軽い箇所も、やはりここでも丁寧すぎる弾き方が
災いして^_^;、全部が重くなりすぎていました。
特に、左手がポン、ポン、ポン、と和音移動して土台を作っているところで
右手がヒラヒラヒラとアルペジオで飛んで歩いているような部分が多いのですが、
そのヒラヒラの部分が軽やかではなくて、一音一音にこだわりすぎて重たくなっていたのです。ヒラヒラのあとには、ボン!と重たく聴かせるところが待ちかまえていて
そのメリハリをつけることで曲が締まって美しくなるのに、私はその前から重くてずっと重たいまま・・・。
これでは弾いてる方も聴いてるほうも疲れます。
これは、右手が細かい音で昇ったり降りたり、降りたり昇ったりのところでも同じことが言えて、私は同じ音型の繰り返しを同じように弾かない、ということで
以前のレッスンで学んだエネルギーのプラスマイナスと言うことを気をつけて練習していたのですが、過剰になりすぎで、弾き方自体が重くなっていたのです。
「曲全体を大きく見て、軽くさらっと行く場所でのその中でのエネルギーバランスがあるんだわ・・・」。めちゃくちゃ難しいですが(~_~;、この意識、それを念頭に置いて練習していくのもまた、いい演奏に結びつく大事な要素だと思いました。

アルペジオにしろ、何にしろ、調子よく弾けて音も揃って弾けているな、と感じるときもあり、逆に何か音も抜け気味で揃わず、なんとか出そうとすると、今度は妙に音が飛び出して凸凹してしまう、と感じるときもあり。
ここ数日後者になっていた私、ちゃんと音を出さなくちゃ、という意識が無意識のうちに
「指先に圧力をかけ、鍵盤を向こうに押す、音を殺す弾き方」になっていたのだと
昨日のレッスンで良く分かり、今の私のタッチを矯正するために、「こけてもいいから」という一言も一緒に(笑)少し速めに弾くことも勧められました。
この練習の仕方も、どうやったらどういう効用があるかと言うことを詳しく教えていただいて、
なるほどなあ、とものすごく納得でした。

巧く行かないところがあって、そのやり方がまずいのか、はたまた自分のやりようが足りなくてまずいのか、その見極めは自分ではまだまだ、とても難しいです。
毎回のことですが、自分の良くないところと原因と、そしてこれからの練習の仕方を具体的に指導いただいたことで、また道が大きく開けました。
ああ、本当にレッスンってありがたいと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

「水の戯れ」で教えていただいたことは、どの曲にも通ずることなので、ショパンにも生かしつつ、また練習していきたいと思っています。(^^)V

最新の画像もっと見る