乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

大荒れの日のレッスン

2004年12月06日 17時12分39秒 | ピアノ・音楽

いや~、昨日はひどい天気でした。前日、雪が全部溶けちゃったわ、なんて呑気なこと言っていましたら、
ドカンと大雪が降りました。それもしめって重くて雪かきも大変。おまけに
道路は轍ができて、車、埋まりやすくなっているし・・・。(-_-;)

そんな中、夕方ピアノのレッスンへ行きました。
昨日のレッスンを一言で要約すると(要約する必要もないのですが(^_^;)
身体の使い方、これに尽きました。
そして自分が普段やっているということは、
多かれ少なかれ、ちゃんと出るんだなと言うことも感じました。

「水の戯れ」、自分なりにタッチに気をつけて練習していたのですが、
まずその指先への気の遣い方がよく、音が綺麗だと褒められました。(^o^)
ただ、さらに身体をもっと楽に、柔軟に使ってもっと音色を良くすることが必要、と
指導されました。
また、pppからfffに向かっていくところ、その気持ちの持って行き方、そして徐々に姿勢を変えていくことを何度かやり、
一等最初に比べるとかなりメリハリや変化がついたうえ、音色が良くなって響く、
と言うような嬉しい効果も出てビックリでした。
確かに、身体が楽で弾くのも楽になっているのに音が良く出ているのです。
それまで、ただ力を入れて弾いているだけではけっして得られなかったことでした。
「力で音を出すのではない」と、頭では分かっている、と思っていても
やはり染みついた昔の癖や先入観がとりきれない私です。
でも、こうしてレッスンで、その都度身体の使い方を教わって
自分で実践してちゃんと弾く、
と言う体験を重ねていくことは、大きな宝になっていると感じます。

ショパンのエチュード二曲についても同様。
まずOp.25-6では、身体の正面での鍵盤を弾く場合の腕や脇や肩、肩胛骨、そうしたものを
全部つながっていると言うことで使いこなすこと、これで
少し弾けていくような突破口が見え始めました。^_^;(家で練習するとどうしても弾けなかった箇所が二カ所あったのです)

そして、先を急がず、今はちゃんとした弾き方を学ぶことに重点を置いて
ゆっくりとやっていくことが
この曲を弾きこなすことだけではなくて
他の曲を勉強していく上でもとても効果があると、先生にも言われ、
私も本当にその通りだなと、心の底から思いました。
超ゆっくり、身体、タッチ、その他あらゆる自分で気遣えることを、総動員して
やっていこうと思います。

「エオリアン・ハープ」も、本当にもうもう身体というか、腕肩の使い方で・・・。
おまけに私は、拍の頭にある大きな音符の音を響かせるがための練習方法を
先生にお習いしていたのですが、どうも上手く行かず肩が凝ってばかりいたのでした。^_^;
「これは絶対にやり方が間違っている」とそれは分かったのですが(だからそれだけでも前よりは進歩だと思うのですが(^^ゞ)、
自分ではどこがどう間違っているのか、とか良く分からずじまいでした。

力が入りすぎていること、それで鍵盤に力を残してしまっていていっぱいエネルギーを使いすぎていて疲れる、と言うことでしたが、
(おかげさまで昨日先生に治していただいて、その後ずっと遙かに楽に弾けています)
こうして実際にレッスンを受けていてもきちんと理解すると言うことはとても難しいことだと、
改めて感じました。
と同時に、ネットや掲示板などで安易に弾き方などを書くのはとても危険なのだと言うことも
ますます感じました。
・・・で、こちらは「水の戯れ」ほど指先への気遣いがなく、
(はい、こちらの練習、大きな音符にばかり気にしていてあまりタッチに気遣っていませんでした。まさにちゃんと出ますね。(~_~;)
なので次回までは、まずタッチですね。

もうもう、また本当にすごく充実したレッスンでした。
外は大荒れで行き帰りの道のりは大変でしたけど、
自分のピアノの行きどまって先に進めなかった道が
明るく開けて、心晴れ晴れ~♪です。(^^)V

さて、今週末はびびと母と東京へ行きます。
妹夫婦の家に行くのもあるのですが、メインは
12日にびびと、鈴木弘尚さんのピアノリサイタルに行くのです。
う~ん、昨日のような大荒れにはならないと思うのですけど、
(なったら絶対に行けない(T.T))
どうかお天気が良くなりますように。