les 60 ans

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  (60歳を前にして 日々思うこと つれづれに:改題)
 小型AT二輪免許とその周辺の話

小型AT限定二輪免許の話 (031)  「車校 entracte(002)」

2022-08-20 20:07:45 | バイク

 

  この「小型AT限定二輪免許の話」も30回を超えています.

 大体同じ内容(クランクがダメ,体がいうことを聞かない,ハンコがもらえないので予約機の常連になるetc.)を繰り返し書いています.実際,車校に通っているあいだは同じことを繰り返しているのです.人よりも多くの回数.永遠に続く8月.約600年続く夏休み.繰り返し同じ指導をしてくださる車校の指導員の方々には,感謝しかありません.

 とにかくこのループから抜けだすのです.予習,復習,ドリルです.

 もっとも苦手なことは「クランク」であることは1万6千回の千分の一くらいは書いています.

 二番目は「平均台(一本橋)」です.俗にスクータの平均台は足で車体を挟めず,また半クラッチによる速度調節ができないなどの理由で,バイクより難しいと感じる方が多いようです.自分も第一段階までは平均台は困難なものでしたが,小A5の2回目では,後輪がちゃんと乗れば落ちない,レベルにはなりました.両膝を閉じて,両脇もしっかりと閉じて,スクーターの椅子の奥にしっかりと座ります.前頭筆頭リード125にはわきを締めて差されないようにし,腰を落ち着けてしっかりとした体勢をとることが必要です.視線は足元の仕切り線ではなく,相手方の土俵俵の先を見ています.

 ご存じ用のように,小型二輪車の平均台指定時間は15mを5秒以上かけて走ることです.15mを5秒というのは,時速10.8km,まあ時速10kmです.車校内での「徐行」の速度と同じです.この車校では坂道発進の頂上がT字路になっています.発進の位置は横棒の部分(右からも左からもある)ですが,発進の後で頂上付近で徐行が求められます.坂道を急発進したままではダメで,速度を下げる必要があります.その場面と同じ速度で平均台を進む必要があります.先ほど「後輪がちゃんと乗れば落ちない」と書きましたが,「5秒以上で」とはいきません.

 自転車で訓練です.駅から自宅.自宅から職場などで「クランク」「平均台」の訓練が必要です.車校から帰り.地元の駅から自宅までの道,二輪車教習に通われている方々が全員しているであろう「道の歩行者区分の白線の上をゆっくり走る」を繰り返します.夏やすみのドリルです.宿題さえ終われば夏も終わります.うそです.車校に通っていたのは別の季節です.

 「平均台」については,自分の速度を知るためにスマホアプリの「GPS速度計」の類を一つ入れました.起動させて,自転車の前顔カゴに入れたカバンの上に置きます.

 私はもうトシヨリなので,普段から自転車をこぐスピードは大変遅いものなのです.いまスマホの画面を見ると「8km」. 時速10kmというのは意外に早いものです.

 自転車なので両膝をつくことはできませんが,サドルに深く座り,両わきを締め,前方遠くを見ます.人の少ない道を選んで進みます.事故が怖いのです.

 角になったら.曲がる方向に顔を向け,左手ブレーキを握って直角に曲がります.しばらくこいでから.先ほどと逆の向きに顔を向けてから左手ブレーキで直角曲がりです.二輪車は顔を向けた方向に曲がっていく,というのは一番はじめに車校で習っています.

 平均台,クランク(車校のコースと同じ向きの組み合わせで),平均台,クランクを数十回繰り返して自宅に戻ります.繰り返しですが,人がいない安全な道でだけで,です.自転車の前かごにスマホをおいてみているのは,最初の数回だけです.だいたい「自分は時速10km以下だ」がわかってきましたので.安全のために,スマホを閉じます.

 明日出勤したら,早退のお願いをしなければなりません.