車校での小型AT限定二輪免許の教習です.第二段階「小A5」の2回目の教習の終了時刻です.
二輪教習コースに戻り,検定時の発進/降車のポールで前頭筆頭リード125を止めます.指示器,後方確認,スタンド,ハンドルの左曲げなどは怠りません.
今日は重く感じるヘルメットを左,右と繰り返し何回もふっています.
指導員「おつかれさまでした」 c校(強調しますが,頭文字ではありません.3校:A校,B校,c校とある車校のうち,入校させてくれたのが3番目のC校ということです)での小型教習(ATを含む場合)は「指導員1,教習生2」のケースになるようです.指導員,1252AT,125MTになることがあります.
私の二輪教習ではほぼ毎回そうなのですが,指導員の方はまずもぅひとりの教習生の方に今回の指導内容と次回への課題を話しています.私は常に二番目です.ハンコをくれれば「セカンドベスト」なのですが,たんに「不合格者」のリスト入りになることがあります.
指導員「@@@さん.やはり,発進時のアクセルワークに問題があるようです. もう一時間のっていただけますか」
...もちろん乗ります.事故はおこしたくありません.
ただ,それまで緊張などで張っていた/上がっていた両肩が一気に下がります. 「はい.もう一時間のります」
もう一度,この炎の八日間の後半の日程を書きます.
木:小AT5 (2回目) 今日のことです
金:シミュレータ(シセ)+学科
土:みきわめ(第二段階)
日:卒業検定 (予定)
繰り返しですが.日曜日の卒業検定の後の「予定」の二文字が現実を私に突き付けてきます.
しかも明日は,ここでハンコをもらって次の授業になるという予定が入っているのです.さあ,「小5A」という予約が明日のどこかでとれるのでしょうか.
シミュレータ+学科は19時からの2時間です.C校は遅くまで授業に対応する車校です.仮に3回目の「小A5」が午前中の予約であったとしても,私は入れるでしょう.仕事を無理やり休み(59歳に怖いものはありません),二輪免許を持つ若いヤツに泣きつくつもりです.
こういうときこそ落ち着け.これが60年の人生の経験です.着替えて,忘れ物のないように繰り返し気を付けます.二輪校舎の自動販売機で冷たい缶コーヒーを買い,一気に飲みます.エナジードリンクでなく缶コーヒーというところがトシヨリの証明になります.ほかの人よりもだいぶ遅くなってから教習原簿を受付に返却します.
予約機へ.この時間はすいています.この地域ではない遠くの交通系ICカードをあてて予約の状況を見ます.
「小A5 金曜18:00」
...空きがあります.それも比較的遅い時間.まさにシミュレータ+学科の前の時間です.
当然予約します.仕事が終わってから行くには間に合わない時間なので,あした再び若いもんに事情を話して午後の休み(早退)をもらうことにします.やったねパパ.明日は3時間だ.(どうして,こう引用が古いのでしょうか)
ここで自分には「自分はこの免許:小型AT二輪:をとれる」という確信を持つことができました.車校の予約システム等のおかげもあるのでしょうが,明日も乗ることができるのです.天が自分に味方しているのです.
自宅に帰って落ち着いてから考えます.本当に天が自分に免許をとってもいいというなら,初めからスムーズに教習を進めさせているでしょう.たださらに考えます.自分がスムーズに教習をすすめたら,きっと免許取得後に大きな事故をおこしてしまうのではないか.
とにかく,ウサギにツノ,いまはお稽古を続けるだけです.
いま自分にできるのは,自転車で「クランク」「平均台(一本)」の訓練をすることです.
帰りの電車の中で,スマホのアプリを検索してダウンロードします.「速度計」です.