僕のイオちゃん

僕が自分のお金で買った車は三菱のパジェロイオと言う車です。
パジェロの妹分みたいな車です。
何故この車にしたかと言うと、この車を乗る前に親父から譲り受けた日産の１８００ｃｃ
の４ドアセダンで、良く魚釣りに出かけて居ました。

その当時は、休みの度に神奈川県の剣崎とか泊りがけで下田の須崎に通いました。
狙う魚は鯛やワラサ（ブリがブリになる前の奴）。
当然それなりのクーラーが必要でその当時７５リッターのものを持って居ました。
かなり大きなサイズで車のトランクに入り切らず、何時も後部座席。
そんな訳で、実家の小さな駐車場にも入り、巨大クーラーも入る車と言う事で
パジェロイオになったわけです。

しかしながら、買って直ぐの頃タイのプーケットに遊びに行った時にトローリングを
したのだ。
そこで想定外の事に、体調１８０センチのカジキマグロが釣れてしまいました。
釣り人にとっては、カジキを釣る事は夢なのです。
夢を現実にしてしまうと、東京で鯛を釣ることなどに感動しなくなってしまう訳です。

結局イオには巨大クーラーを一度も載せる事が無く月日が流れた。
単なる通勤に使う道具に化したイオ君でした。
通勤で第三京浜を使うのだが、加速も悪いし
追い越し車線を走ろうもんなら、直ぐに後ろから来たベンツやＢＭＷに煽られて
「すいません！直ぐに車線空けますから許して！」

親父の血筋かもしれないが、どうも素直に車線を明け渡すと言う性格では
無いようでストレス溜まりまくりの日々でした。
４０歳の誕生日を迎えるに当り一台決心をするのだった！