住宅ローンへの道 激闘１４

苦節約４ヶ月掛かり、納得の床を手に入れる事が
出来た。
入居してから、腹が立つことばかりでこれで心安らかに
週末をのんびり過ごす事が出来るな。

なんて思ってた週末。
ピンポーン！とチャイム。
この日は、飾り棚の直しの日なのだ。
飾り棚の壁には１０センチ四方のカットガラスが６面有り、
打ち合わせの時は、赤、黄、緑、青、紫、オレンジのガラスだったの
だが、納品が遅れて透明のガラスが入って居た。

この家の建築に当った、Ｑ社の下請け会社の建築会社の
監督がガラス職人を連れて来た。

「あれ？ガラス嵌めるのでは無くて取るの？」
「そうだよ！ちゃんとそのような発注したよね」
「いやー俺はそんな話聞いてないよ！」
「いやー無理だよ。全然工具も持って来てないしさ。」
「なんとか出来ないですか？」
「俺は職人だよ！聞いて無い物は出来ないよ」


職人と言う言葉を聞いて、遂にキレテしまった！
「なにを！それでも職人か！プロか！職人ならさっさと工具持ってコイヤ！
納期を守るのが職人なんだよ！」

監督がビックリした形相で固まってしまった。
「もう旦那さんも怒ってるし、もう帰るわ！」
「当りまえだ！軽々しく職人など言うなボケ！とっととで
出て行け！」

外に出て行った、監督が戻ってきた。
「本当にすいませんでした。」
「あのね、俺は貴重な休みを時間を裂いて取って居るんだよ」
「貴方には恨みは無いけど、あのような職人を使う事は貴方の
会社に取って不利益ではないの？取りあえずあの職人はこの家出入り
禁止だから」

暑いぜベイビー！

ハーイ俺の名はプチ。
俺には東京の夏は辛いぜ！
このくそ暑い中散歩に出てよ
ちっこい犬が、俺に向かってキャンキャンうるせーんだよ
ちび犬交して、静になったと思ったら今度は
ノーリードのシュナイザー系の黒犬が来てウォンウォン！
思わず潰してやろうかと思ったぜ！

でもな？
俺気は弱いし、世間体を気にするタイプの犬だから。
我慢我慢我慢。

プチのシャンプー

先週の日曜日、ママに風呂場でシャンプーして貰った。
小さい頃は、パパがやってくれたんだけど？
最近は２週間に１回の割合でママがゴシゴシしてくれるんだ。

何故パパが最近僕を洗ってくれないかと言うと？
ついつい僕が気になって居るパパの○玉をクンクンしてしまう。
するとパパは本気で怒るんだ！
後は、パパはシャンプー後の肛門絞りが出来ないんだ
超ダサいよな。

パパが言ってたけど？
いざと成ると女性の方が残酷だって？
小学生の頃、フナの解剖でパパは怖がって出来なかったらしいけど、
女の子経ちは、キャーキャー言いながらもしっかりフナを捌いて居たらしい。

フナの解剖と肛門絞りがどのような関係が有るかは僕には
良く分からない。

住宅ローンへの道 激闘13

妻は毎晩毎晩「プチに会いたい」の連発。
僕は赤坂ライフを堪能したいのだが？
金、金、金が無い。

コーティング業者から電話が入り、当初より
一日遅れると言う。それで最終確認をして欲しいと言う
事で、翌日久々に我が家に出向いた。

社長が出迎えてくれて、なんか変な気分だった。
ココは我が家なのに？

２階に上がると、あらビックリ！
凄く綺麗なのだ。正にピカピカ。
所々、小さなムラは有るが以前とは運例の差だ。
３階も同じくピカピカ。

「社長さん！やれば出来るじゃないの！」
「はぁー！ご迷惑かけました」

それだけに、なんだか腹が立つ。
なんで最初から遣らないんだ！
何で日にちが足りない仕事を無理矢理請け負うんだ！

この会社の若社長二度と同じ間違えをしない事を。

住宅ローンへの道 激闘１２

引越しの日がやって来た。
運悪く再び僕は、仕事で引越しに立ち会う事が出来ない。
朝、早々コーティング会社の社長と部下が２名やってきた。
正式な念書にお互いが実印を押した。

それに続いて、引越し業者が到着。
手際良く、壁などに傷が付かない様に養生が始まった。
部下の社員２人は、食器棚の配置をメモに残したり、
カーペットの位置をメジャーで測りメモをしていた。

僕は仕事の時間になったので妻に任せて仕事に向かった。
仕事が終わって宿泊先の赤坂のキャピタル東急に入った。
このホテルは、打ち合わせなどに良く使うホテルなのだが、
自分自身がまさかココで１週間近く過ごす事になるとは
夢にも思わなかった。

妻の話によれば、引越しはスムーズに進んだらしい。
愛犬プチが、迎えの車を嫌がって中々乗ってくれなかったらしい。
休日ぐらい、プチが元気で過ごして居るか見に行こうと思ったが？
先方の方に、犬の為に来ない方が良いですよ！とのアドバイス。
理由は、せっかく会えたのに再び置いてきぼりにされる方が、犬にとって
もっと悲しくさせる事らしい。

なるほどな？
こうして、赤坂ライフが始まったのだが？
やはり、色々と外食にはお金が掛かる土地だった。
焼き肉屋の多さにはビックリした。