僕ちゃん11歳と10日目の9月14日の午前8時半過ぎにお星様に成りました。
いつものように、6時過ぎにママが作ってくれた朝食を食べて
家の外迄オシッコしに外に出たんだけど、体が普段より重たくて
少しフラフラして気分が少し悪くなっちゃって直に部屋に戻ったんだ。
ママが胃捻転では無いかと心配したんだけど、お腹は痛く無いんだ。
ただ、気分が悪くて僕ちゃんも少し不安に成って心臓がバクバクして
来ちゃった。
ママが主治医の先生に応診のお願いをして、僕の側に居てくれて
僕も少し安心したら眠く成って来ちゃった。
意識がだんだん遠くなって、ふと意識が戻った時はママが僕の名前を
叫んで居て、僕ちゃんパパと熱烈なキスしてた。
目を覚ますと「ぷち!あまりビックリさせるなよ」と汗だくのパパが言った。
僕ちゃん、どうやら心臓が1回止まっちゃったみたいだ。
パパとママの姿みたら、なんだか走馬灯のように色々な小さい頃の思いでが僕ちゃんの頭の中でグルグル回って居たよ。
初めて盗み食いしたケンタッキーフライドチキン皿ごとの味。
パパの運転する車のサンルーフから顔出して、流れる景色を見るのが
気持ち良かった。
初めて参加した、浜名湖でのセントのOFF会。初めてパパとママと皆でテントの中で一夜明かしたね。僕ちゃん凄く幸せな気持ちに成れたよ。
翌日、セントのお兄ちゃん、お姉ちゃんが沢山やって来て~僕ちゃんその大きさに眼が点になっちゃったよ。
パパがまとまった休みが取れると、西湖によく行ったね。
水嫌いな僕だけど、夏場とか涼しくて夏場には助かったよ。
そう言えば、西湖に行く前日に落ちて腐った柿を拾い食いしてお腹壊した事も有ったね。
普段留守番してる、僕ちゃんの楽しみは何と言っても週末のドッグランだったよ。自由奔放に走り回って、追いかけっこして楽しかった。
9歳過ぎた当りから、僕ちゃんも少しずつ体に自信持てなく成ってきちゃってあまりお出かけとかできなくなったね。パパは僕が寂しい思いをしてないか気に掛けてくれたけど、僕ちゃんは家族皆で暮らせるこの家が一番好きだったよ。
10歳の誕生日には、パパとママが凄く喜んでくれたね。パパなんか、「プチは不死身!」ママは「神様からの贈り物!」とか褒めてくれてありがとう。
でも、僕ちゃんその頃から、張りつめていた気持ちが緩んだのか急に老け込んじゃって心臓も弱くなってきちゃった。翌年6月からは、自分の力だけでは立ち上がって歩く事が出来なくて毎日パパとママが献身的に介護をしてくれた。2人で朝晩、お家の前まで連れ出してくれておしっこもうんPも外でできたし、念入りにブラッシングもマッサージもしてくれたから、ご近所さんからも「いつもキレイキレイだね」って言ってもらえたよ。
ママ、毎日美味しい御飯作ってくれてありがとう。
パパ、お仕事で疲れてるのに雨の日も風の日も散歩に付き合ってくれてありがとう。
パパ、ママ。
僕ちゃん通じて沢山の人との出会いが有ったでしょう。
僕が居なく成っても、その人達との絆を大切にしてね。
それが、唯一パパとママに残せたお宝だから大切にして欲しいんだ。
そして、直にとは言わないけど。
是非、パパとママには再び犬と暮らして欲しいんだ。
全ての犬が幸せに成れない時代だから、パパとママの力で1匹でも僕のように
生涯幸せに暮らせる犬を育てて欲しいんだ。
天国で暮らしてる、沢山の友達が僕ちゃんの事を迎えに来たよ。
僕ちゃんそろそろ行かなくちゃ。
待ち合わせは虹の橋だからね。
パパ、ママ、皆様、ありがとうございました。
遠いお空の上から、みんなの事をずっと見守って居るからね。。。。