ぷちパパの独り言

愛犬セントバーナード「ぷち」の飼い主が、
ぼそぼそと呟く
独り言のブログです。

今日迄ありがとう!

2015年09月18日 12時01分22秒 | 

僕ちゃん11歳と10日目の9月14日の午前8時半過ぎにお星様に成りました。

いつものように、6時過ぎにママが作ってくれた朝食を食べて

家の外迄オシッコしに外に出たんだけど、体が普段より重たくて

少しフラフラして気分が少し悪くなっちゃって直に部屋に戻ったんだ。

ママが胃捻転では無いかと心配したんだけど、お腹は痛く無いんだ。

ただ、気分が悪くて僕ちゃんも少し不安に成って心臓がバクバクして

来ちゃった。

 

ママが主治医の先生に応診のお願いをして、僕の側に居てくれて

僕も少し安心したら眠く成って来ちゃった。

意識がだんだん遠くなって、ふと意識が戻った時はママが僕の名前を

叫んで居て、僕ちゃんパパと熱烈なキスしてた。

目を覚ますと「ぷち!あまりビックリさせるなよ」と汗だくのパパが言った。

僕ちゃん、どうやら心臓が1回止まっちゃったみたいだ。

 

パパとママの姿みたら、なんだか走馬灯のように色々な小さい頃の思いでが僕ちゃんの頭の中でグルグル回って居たよ。

 初めて盗み食いしたケンタッキーフライドチキン皿ごとの味。

パパの運転する車のサンルーフから顔出して、流れる景色を見るのが

気持ち良かった。

 

初めて参加した、浜名湖でのセントのOFF会。初めてパパとママと皆でテントの中で一夜明かしたね。僕ちゃん凄く幸せな気持ちに成れたよ。

翌日、セントのお兄ちゃん、お姉ちゃんが沢山やって来て~僕ちゃんその大きさに眼が点になっちゃったよ。

 

パパがまとまった休みが取れると、西湖によく行ったね。

水嫌いな僕だけど、夏場とか涼しくて夏場には助かったよ。

そう言えば、西湖に行く前日に落ちて腐った柿を拾い食いしてお腹壊した事も有ったね。

 

 普段留守番してる、僕ちゃんの楽しみは何と言っても週末のドッグランだったよ。自由奔放に走り回って、追いかけっこして楽しかった。

 

9歳過ぎた当りから、僕ちゃんも少しずつ体に自信持てなく成ってきちゃってあまりお出かけとかできなくなったね。パパは僕が寂しい思いをしてないか気に掛けてくれたけど、僕ちゃんは家族皆で暮らせるこの家が一番好きだったよ。

 

10歳の誕生日には、パパとママが凄く喜んでくれたね。パパなんか、「プチは不死身!」ママは「神様からの贈り物!」とか褒めてくれてありがとう。

 

でも、僕ちゃんその頃から、張りつめていた気持ちが緩んだのか急に老け込んじゃって心臓も弱くなってきちゃった。翌年6月からは、自分の力だけでは立ち上がって歩く事が出来なくて毎日パパとママが献身的に介護をしてくれた。2人で朝晩、お家の前まで連れ出してくれておしっこもうんPも外でできたし、念入りにブラッシングもマッサージもしてくれたから、ご近所さんからも「いつもキレイキレイだね」って言ってもらえたよ。

 

ママ、毎日美味しい御飯作ってくれてありがとう。

パパ、お仕事で疲れてるのに雨の日も風の日も散歩に付き合ってくれてありがとう。

 

パパ、ママ。

僕ちゃん通じて沢山の人との出会いが有ったでしょう。

僕が居なく成っても、その人達との絆を大切にしてね。

それが、唯一パパとママに残せたお宝だから大切にして欲しいんだ。

そして、直にとは言わないけど。

是非、パパとママには再び犬と暮らして欲しいんだ。

全ての犬が幸せに成れない時代だから、パパとママの力で1匹でも僕のように

生涯幸せに暮らせる犬を育てて欲しいんだ。

 

天国で暮らしてる、沢山の友達が僕ちゃんの事を迎えに来たよ。

僕ちゃんそろそろ行かなくちゃ。

 

待ち合わせは虹の橋だからね。

パパ、ママ、皆様、ありがとうございました。

遠いお空の上から、みんなの事をずっと見守って居るからね。。。。

 

 

 


ぷ~ちゃん奇跡の復活まで

2015年09月08日 20時56分37秒 | 

9/4のぷ~ちゃん11歳のお誕生日に向けて

たくさんの「おめでとう」を本当にありがとうございました。

FBの中で「2度の大病を乗り越えて」と書いたことで、

何があったのか?とたくさん心配をかけてすみませんでした。

当時は無我夢中というか何と言うか、、、ブログも書く余裕がなく、

本当に毎日がバタバタで、、、

やっとここにきて精神的にも肉体的に落ち着いてきたので、

療養中に書き留めていた内容にそって

少しずつまたブログにアップしていきたいと思います。

また、今回の事は「単なる記録」としてでなく、

不治の病宣告をされても、こんな奇跡もある、

希望を捨てないで、の意味もこめて読んでいただけたらと思います。

ぷ~ちゃん奇跡の復活まで その【1】心臓病

昨年の12月、以前から脚の検査のために通っていたN大学病院にて、
ぷちが「拡張型心筋症」と診断されました。
脚や背中のレントゲンを撮った際に、やけに心臓が大きい?と感じた
整形外科医が内科医に相談し、急遽「心電図」や「エコー」などの
検査をし、発覚したとの事でした。

既に、ご存じの方はご存じかと思いますが、
「拡張型心筋症」という病は半年生存率が10%~20%程度と、
予後が非常に悪い病気です。

早速N大学病院で2週間分¥45000のお薬を処方されました。
(尚、検査費等合わせると10万円近い金額になりました)
但し、その薬を飲ませても、進行を食い止めることはできない、当然完治もない、
ただ、進行を遅らせるだけしか効果がなく、またこの薬だけで
今後収まるわけもなく、種類が増えていくだろう、という説明も聞きました。

こんなにも愛しいぷちと後わずか半年もいられるかどうかもわからないなんてと、、、
その事実に「これが奈落の底に突き落とされる」ということか、、、と
私達夫婦は目の前が真っ暗になりました。

そしてパパはある晩こう言いました。
「覚悟はした。できる限りの治療はする。でも最後は、いろんなチューブにつながれて
延命させることがぷちのためになるだろうか、、、最後はぷちはぷちらしく
逝かせてあげたいと思う」。
ママはパパに言いました。「今は最後のことは考えずに、どんなにお金がかかっても、
ぷちがこの薬、この治療で少しでも楽になるなら、それをしてあげることが私達の責任だから」と。 続く