pepの大阪日記

気ままに更新します。

全胴機

2010-05-17 17:29:31 | 航空機
随分前から実験結果の公表を行われているので、ご存知の方もいらっしゃるのでしょうが、「機体全体で空気を掴んで浮力を得る」飛行機の開発がすすんでいます。以前、全翼機なんてものを暫く扱っていましたが、今回のは「全胴機」ともいうべきものです。

開発しているのはグローバルエナジー社、風車でかなり有名な会社です。
※ホームページでかなりの数の動画配信がされています。



飛行機が飛ぶ原理となっている揚力発生の仕組みは、40代の私と同世代の人からすると翼の上下を通過する空気の速度差により、より空気の流れの速い翼上部の気圧が下がることから、揚力が発生すると教えられましたが、これも間違いではないにせよ完全な回答にはなっていないようです。

それゆえ試行錯誤で理屈を考えているうちに、本題の飛行機を作る原理がみつかったでは?

本当であるならば、現在の飛行機の「飛ぶという原理では本体である翼」が必要なくなり、目的としての本体(客室・荷室)が主体となる飛行機ができあがり、飛ぶ手段と飛ぶ目的が一致する、もの凄い乗り物になります。

ある新聞には推力に対して高い揚力性能が得られるとの記述がありました。これまで飛行能力を上げるためには必然として計量化を避けられませんでしたが、飛ぶために必要であった翼が必要無くなる分、安全性能を付加することが可能になるのではないかと考えます。翼の代わりにパラシュートを搭載するとか、ボディー下部を水密にするとかすることで、推力が失われても安全に墜落できる飛行機が作れるのかもしれません。

事業仕分けも大事ですが、新しい発想にお金が出せる国になって欲しいですね。

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