臨床心理士の第一歩

2015年に臨床心理士(CP)試験に,2018年に公認心理師試験に合格しました。もうすぐ68歳。CP5年目の更新年です。

コロナ問題が起こり,つらくなったこと,楽になったこと

2020-04-30 17:57:26 | ストレスケア
東畑開人(とうはたかいと)さん
という心理士さんが,コロナ時代に辛くなったことと楽になったことについて
授業でアンケートを取ったとツイートされていました。
「多かったのが,辛いのは人と会えないことで,
楽なのは人の目を気にしないで済むようになったことだった。
他者も社会も,不快でもあり,気持ちいいものでもあるというのがよくわかる。」
と書かれていました。

※大学の准教授,カウンセリングルーム主催。
『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』
で大佛次郎論壇賞,紀伊國屋じんぶん大賞受賞。


読みながら,自分の場合はどうだろうと考えてみました。

A 困ったなあと感じること
1.離れて暮らす家族と会えなくなった。
2.仕事や私生活で会ったり話していた人たちと会えなくなり,話せなくなった。
3.感染不安。
4.電車に乗ることの不安と緊張。
5.接触を避ける行動そのもののストレス。
6.仕事が減少し,収入減少。
7.仕事で面接している人たちの心配。

B 楽になったこと,いいなと思えること
1.通勤がない分,いつもより1時間は朝寝ができる。
2.混雑する電車に乗ることが減った。
3.お化粧もせず楽な服で1日過ごせる。
4.昼食,夕食は夫が料理担当。
5.新たなライングループができて時々おしゃべりするようになった。
6.タラタラ過ごせる。
7.本やネット,ブログ等を読んで考えることが増えた。
8.収入が減ったが買い物も減った。

私の場合,大切な人達と会えなくなって寂しいけれど,
違うつながりができたと思います。
自分の心の状態を見て「内的な体験に気づく」ことは,
ストレスケアにとって大事なことだと思います。
私にとってはマイナス面ばかりじゃないことがわかりました。

いろいろな状況の方がいらっしゃるから,
経済的にも,家族関係も厳しくなった方々は多いと思います。
それでも,今自分にとって何がマイナスで何がプラスか,
まずリストアップしてみませんか。

     

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