臨床心理士の第一歩

2015年に臨床心理士(CP)試験に,2018年に公認心理師試験に合格しました。もうすぐ68歳。CP5年目の更新年です。

◆流行語大賞 ◆ブラック企業大賞

2015-12-02 10:57:44 | エトセトラ
◆流行語大賞

ユーキャンの新語・流行語大賞は,
「爆買い」「トリプルスリー」だとか。
トリプルスリーって,えーっ?っていう感じ。
別に新語でも流行語でもないよなー

今年は政治に関連する言葉がたくさん上がっており,
そちらのほうがよっぽど新語・流行語なんだけど,自主規制したのか?,どうしたのかな?
トップテンの「SEALDs」,「アベ政治を許さない」の他には,
「五郎丸(ポーズ)」「一億層活躍社会」「ドローン」「エンブレム」等々。

五郎丸さんはカッコいいけれど,
以下の記事を見るとげんなり。
自民式典に五郎丸選手
カッコよさが消え去った!

候補の言葉として以前発表されたものは,以下らしい。
今年はこれほど「戦争法案」への関心が高かったのだろう。

・粛々と
・切れ目のない対応
・存立危機事態
・駆けつけ警護
・国民の理解が深まっていない
・レッテル貼り
・テロに屈しない
・早く質問しろよ
・アベ政治を許さない
・戦争法案
・自民党、感じ悪いよね

こんな記事もある。

「流行語大賞決定でネトウヨがまた的外れ攻撃! ベスト10 に「アベ政治を許さない」「SEALDs」が入っただけで…」
LITERA 2015.12.02


◆ブラック企業大賞
これをもっとたくさん報道して欲しいけど,
どうもほとんど報道がないらしい。
以前ワタミが入った時などはかなり報道されたと思うが,今回の報道されなさは,なぜか?

ブラック企業大賞

上記サイトによると,
ブラック企業大賞とは以下。

パワハラ、セクハラ、残業代未払い、長時間労働、派遣差別、偽装請負・・・。日本の労働環境はいまますます悪化の一途をたどっています。それらの職場はここ数年で「ブラック企業」と称され、社会的にも注目されつつあります。しかし個別事例の調査やその問題の発信・解決も簡単ではなく、ブラック企業で働く当事者は、不当な処遇を受けていても声をあげられる状況ではありません。さらにはブラック企業を生み出す社会・経済的な構造についての分析や提言についても不十分であるため、きわだったブラック企業の存在は一時的に取り上げられても、企業全体・働く場全体の質の向上にはなかなか結びついていません。そこで私たちは、ブラック企業の個別の事例はもちろんのこと、それら企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくることをめざして「ブラック企業大賞企画委員会」を立ち上げました。


【ブラック企業を見極める指標】
●長時間労働
●セクハラ・パワハラ
●いじめ
●長時間過密労働
●低賃金
●コンプライアンス違反
●育休・産休などの制度の不備
●労組への敵対度
●派遣差別
●派遣依存度
●残業代未払い(求人票でウソ)
※ただし多くのブラック企業が上記の問題を複合的に持っているので、判断する際も総合的に判断する。


うん,うん,絶対必要事項があがっている!!

ブラック企業大賞企画委員会
●古川琢也(ルポライター)
●白石 草(OurPlanet-TV 代表)
●河添 誠(首都圏青年ユニオン青年非正規労働センター事務局長)
●佐々木亮(弁護士)
●川村遼平(NPO法人POSSE事務局長)
●松元千枝(レイバーネット日本)
●内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)
●須田光照(全国一般東京東部労組書記長)
●水島宏明(ジャーナリスト・法政大学教授)
●竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学教授)
●土屋トカチ(映画監督)


しっかりした方々だ!!

これこそ報道すべき内容でしょうに,なぜ報道されない?
マスコミはコマーシャルに大金を出す企業に強く出られない。
私たちが有用な情報を得ようと思うときは,
マスコミは役立たないということの証だなあ。


ノミネートされた会社は以下。

株式会社セブンイレブンジャパン
暁産業株式会社
株式会社エービーシーマート
株式会社フジオフードシステム
株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)
株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)


会では,DVD『ブラック企業にご用心!』も作っている。
キャリアカウンセラーとしては,中学生ぐらいのキャリア教育に取り入れたいなあと思う。
教育委員会さん,買ってくださーい!

アジア太平洋資料センター「ブラック企業にご用心!―就活・転職の落とし穴」

2008年に26歳の新人女性社員が自死したワタミ過労自死事件、同じ年に起きた民間気象予報会社ウェザーニューズ過労自死事件、コンビニエンスストアSHOP99の「名ばかり管理職」事件、フォーカスシステムズの飲酒事故裁判に象徴されるSE業界に蔓延する超長時間労働...。
私たちが普段利用する商品やサービスの現場で引き起こされている事件の数々とその実態はあまり知られていません。事件の当事者・ご遺族、そして専門家へのインタビューによってブラック企業の実態と、それを生み出す社会構造を明らかにしていきます。


★相談窓口も載っている。

相談窓口一覧

LITERAには,以下の記事がある。

「セブン-イレブンのブラック企業大賞受賞をマスコミが完全無視!
最強セブンタブー支配されたメディアの実態とは」

LITERA 2015.11.30

今回の受賞理由にも挙げられているが、セブンイレブンでは奴隷契約のような本部有利のフランチャイズ契約に追いつめられ、加盟店オーナーの自殺も続出し、契約のしわ寄せがさらに末端にまで及びアルバイトも低待遇で酷使されている。フランチャイズシステムそのものに搾取の構造が組み込まれており、個別の案件だけでなく、本来ならセブンイレブンの企業体質そのものが問われてしかるべき問題だ。

 自殺者まで出ているにもかかわらず、セブンイレブンのブラック体質が一向に改善されないのには、このメディアにおけるセブンイレブンタブーの影響も無関係ではない。

 本サイトでも繰り返し指摘したが、ひとつはセブンイレブンの巨大広告費の存在が大きい。たとえば2014年2月期には524億円もの広告費が投入されるなど、マスコミとってセブンイレブンは貴重な大スポンサーだ。







第4回国際化学物質管理会議(ICCM4)開催中

2015-09-30 00:16:46 | エトセトラ
ICCM(International Conference on Chemicals Management)は,
9月28日(月)から10月2日(金)まで,スイスのジュネーブで開催されている国際会議です。
主催は国連環境計画(UNEP)。
各国政府代表,関係国際機関,産業界,非政府機関等
が出席して行われています。

この会議,市民生活にとってとても重要なものだと思うけれど,
報道されているのを私はみかけないですけど,どうでしょうか。
ネットで見ると,化学工業日報という専門誌には載っていました。
一般紙でわかりやすく解説してほしいなあと思います。


環境省から報道発表資料(9月18日)として出された文書を引用させていただきました。

第4回国際化学物質管理会議(ICCM4)の開催について(お知らせ)

この会議では、持続可能な開発に関する世界首脳会議で採択された「2020年までに化学物質が人の健康・環境に与える著しい悪影響を最小化するような方法で生産・使用されるようにする」との目標(WSSD2020年目標)に向けて採択された「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM(サイカム))」の実施状況のレビューや今後の活動等について検討される。


主な議題

 ◇ SAICMの進捗
  ・ SAICMの包括的方針戦略の目的に関連した地域的な活動実績、強み及び課題
  ・ クイックスタートプログラムの報告
  ・ 持続可能な開発に関連した化学物質と廃棄物の適正管理

 ◇ SAICMの実施
  ・ 環境残留性医療汚染物質の新規の政策課題(Emerging Policy Issues : EPI※)への追加
  ・ 毒性の高い農薬に関する提案書
  ・ EPI及びその他の課題
  ・ 2020年目標達成に向けた包括的指針

 ◇ 2020年以降の化学物質及び廃棄物の適正管理

 ◇ 事務局の活動と予算 等

※ ①塗料中鉛、②製品中化学物質、③電気電子のライフサイクルにおける有害物質、④ナノテクノロジー及び工業用ナノ材料、⑤内分泌かく乱作用を有する化学物質


以下は,添付資料よりです。
もっと国民にわかりやすく知らせて,
日本の現状がどうなっているか広報しなくちゃいけないんじゃないでしょうか。


2006年にドバイで行われた,第1回会議において,
「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(Strategic Approach to International
Chemicals Management, SAICM)が採択された。

SAICM は、2020 年までに化学物質が健康や環境への影響を最小とする方法で生産・使用され
るようにすることを目標とし、科学的なリスク評価に基づくリスク削減、予防的アプローチ、
有害化学物質に関する情報の収集と提供、各国における化学物質管理体制の整備、途上国に対
する技術協力の推進などを進めることを定めたもの。


【SAICM 策定に至る経緯】

●2002 年9 月、ヨハネスブルグサミット(WSSD)で定められた実施計画において、 2020 年
までに化学物質の製造と使用による人の健康と環境への悪影響の最小化を目指し、SAICM
を2005 年末までに取りまとめることとされた。

●2006年2月、国際化学物質管理会議(ICCM)がドバイで開催され、SAICM を採択。

【SAICM の概要】

SAICMは,「国際的な化学物質管理に関するドバイ宣言」,「包括的方針戦略」と,これらに関するガイダンス文書「世界行動計画」の三つの文書よりなる。

(1)国際的な化学物質管理に関するドバイ宣言
以下の事項を含む30 項目からなる宣言。

・ 地球規模の化学物質の生産・使用、特に途上国における化学物質管理の負荷の増大に
  より、社会の化学物質管理の方法に根本的な改革が必要
・ ヨハネスブルグ実施計画の2020 年目標を確認
・ 子供、胎児、脆弱な集団を保護
・ 化学物質のライフサイクル全般にわたる情報及び知識を、公衆に利用可能とする
・ 国の政策、計画、国連機関の作業プログラムの中に、SAICM を統合
・ 化学物質及び有害廃棄物の適正管理を達成するため、すべての関係者の対応能力を強化
・ ボランタリーベースで、公的及び民間の財源から、国家的又は国際的な資金を活用、
南北格差の是正のため技術支援、財政支援を実施

(2)包括的方針戦略
SAICM の対象範囲、必要性、目的、財政的事項、原則とアプローチ、実施と進捗の評価に
ついて定めた文書。

(3)世界行動計画
SAICM の目的を達成するために関係者がとりうる行動についてのガイダンス文書として、
273 の行動項目をリストアップ。実施主体、スケジュールなどが示唆されている。

次女が留学先に旅立った!!

2013-08-22 15:17:52 | エトセトラ
大学4年の次女が、先日アメリカに旅立った。

成田に送って帰ったその日と次の日くらいは、かなり寂しかった。
長女は3時間ほど離れた街の大学に行っているので、
自宅は夫婦2人だけだ。

が、覚え書き用に作ったパーソナルブログを時々UPするし、
スカイプでは顔を見ながらすぐ話せるしで、
時差14時間も離れているとは思えず、
私も忙しいこともあって、寂しさはすぐに消えてしまった。

2人ともそうだけれど、子どもが自ら、元気に旅立てるよう
独立心が育ったことに感謝しよう

いつでも帰ってこられる安全基地はここにあるからね。

◎ポピュラー・サイエンス・ノード◎というメルマガ紹介

2013-08-22 14:45:00 | エトセトラ
心理学とは関係のない話だが、
◎ポピュラー・サイエンス・ノード
というメルマガは、おもしろい!
http://moriyama.com/popular_science_node/
http://archive.mag2.com/0000014382/index.html

説明によると、
“ポピュラーサイエンス系の楽しい話題や、科学に関するURLなど、
とにかく素人が科学を楽しむためのメールマガジンです。”
ということで、
森山和道さんというサイエンス・ライターが、
1999年から週刊で発行していらっしゃる。
15年近いこのエネルギーは、ほんとーにすごいと思う!!

科学系のニュースがビッシリ詰まっていて、
普段気が付かない内容で、面白くて、有益な情報が満載だ。

8月20日発行の最新刊には
『素敵な相棒 ~フランクじいさんとロボットヘルパー~』
という映画の紹介が載っていた。
こんなロボットなら、将来ほしいなー