minority resistance

pcfx復活ブログ

東京

2011年02月18日 | ドライブとかりょこうとか
pcfxは名古屋近郊に在住している。年に1回くらいは東京に遊びにいくのだが、のぞみに
乗って1時間40分くらいで到着する。pcfx家の最寄り駅から名古屋駅まで40分かかる
から、家から2時間半もすれば東京駅に降り立っていることになる。リニアが完成すれば
家から1時間20分で東京に行ける事になる。

のぞみに乗り、ペットボトルのお茶など飲みつつ雑誌など読んでいるともう東京だ。
早すぎて東京に来たという実感がない。
東京に行く時はだいたいプランなどないので、山手線に乗り換えて東京駅から秋葉原へ
なんとなく足が向いてしまう。地方から来る者にとって、山手線の「内回り外回り」と
いうのは混乱する。内と外の指標がわからない。数日滞在してやっとわかった気でいる
と、翌年来る時には忘れているのでまた混乱する。「時計回り」とかではダメなのか。

山手線に乗ってドアの上にあるモニタを眺めながら、乗客を観察する。名古屋より服装
などに多様性がある気がする。割とラフな人が多い。名古屋と違って東京の人はあまり
車に頼らない生活をしているから、移動といえば大抵電車になるのだろう。名古屋で
車で移動する層も東京では電車に乗るのでいろんな人がいるのだろう。

そんな事を考えているうちに秋葉に到着する。駅を一歩出るとメイドさんがチラシを
配っている。どっかから「萌え萌えきゅん!」という声が聞こえる。ラジオ会館の
看板が目に飛び込み、なんとなくいつも最初はここに入ってしまう。
しばらくブラブラと店を冷やかしながら歩いて、お腹が空いたらペッパーランチ。
ここもなぜかフラフラと入ってしまう。ドリンク券をもらえるので、翌日もまた行って
しまう。腹が膨れたところでまたブラブラ歩き、タイトーのゲーセンに入る。古い
ゲームを見るとついついやってしまう。

とらのあなとかの本屋を巡っているうちに夜になり、いつも泊まっている巣鴨のホテルに
チェックインする。巣鴨にはナムコのゲーセンがあり、昔はここが聖地だった。若い頃
pcfxもよく来ていた思い出の地が巣鴨。着の身着のまま出てくるので、着替えの服など
は巣鴨の西友で買う。使用済みの服や買い物したものは、その都度紙袋にいれてコンビニ
から自宅へ宅配する。


翌日からは趣味の博物館巡りがはじまる。東京は博物館が多いので楽しい。巣鴨の駅で
SUICAを買う。名古屋ではあまり電車に乗らない上、JRの路線を使うとなると地域が限定
されるのでSUICAは普及していない。名古屋人の多くが使う路線は名古屋市営地下鉄と
名鉄電車だ。現在MANACAというカードが普及しつつあるようだ。

東京へ行く時期がコミケの時期に重なると一応覗きに行く。もちろん並んだりする気力
はないので14時過ぎてから。ゆりかもめよりも浅草から出てる船に乗ったほうが
面白いので、わざわざ高い金払って船に乗る。何度かゆりかもめにも乗ったが、いつも
なんか電車が止まってしまうので相性が悪いのだろう。


せっかく東京まで来たのだから横浜でも行こうかと毎回思うのだが、まだ行ってない
博物館が山ほどあるので後回しになる。千葉や埼玉の博物館にも行きたいが、東京だけで
手一杯になるので未だ行けずにいる。いつも23区内を電車で動き回って終わる。


博物館の面白いところは、もちろん展示物がメインにはなるが、ヒマそうにしている
案内&解説係りのじいさんに展示物についてマニアックな質問をぶつけ、こちらの
知識を圧倒してくるマニアックな返答を聞いている時や、館内を嬉しそうに走り回る
子供達の喜怒哀楽を眺めるところにもある。はしゃぎ、ダダをこね、泣き喚き、甲高い
声で笑う子供と博物館の組み合わせには未来がある。

また、「博物館メシ」を味わうのもpcfxの趣味だ。博物館に併設されたレストランや
食堂には、博物館にちなんだコースや定食があることが多い。色々な博物館メシを
食ってきたが、共通しているのは「うまい!」というほどの味ではない事。大抵は
高くてまずい。もちろん例外はあるが、多くがそうだ。それでもpcfxは博物館でメシを
食う。そしてミュージアムショップで土産を買う。資料集や写真集も買う。使わない
キーホルダーや絵葉書も買う。全ては博物館の繁栄を願って。


東京で遊ぶだけ遊んだらもう帰る日だ。東京を夕方にでて名古屋につくと夜。そして
家に到着。やはり、あまりに早いので、さっきまで自分が東京にいたのが夢のようだ。
ちょっと名古屋の繁華街に行っていたようなご近所感覚だ。

これがリニアになると、家から名古屋駅に行くのと同じ時間で名古屋駅から東京に
ついてしまうのだ。たぶん駅弁を食べてる余裕もないだろう。ヘタするとペットボトルの
お茶を飲みきらない間についてしまい、キオスクで買った週間アスキーの巻頭ページを
読んでる間に車内アナウンスで「まもなく、東京、東京、」と聞こえてくる。

子供の頃、科学館で見たリニア超特急の走行模型が、40年以上経ってようやく実現
する。遅かった気もするが、いざ現実になるとその物凄いスピードに混乱するばかり
である。