ぱた蔵

プロフェッショナルの条件「10%の才能と20%の努力、30%の臆病さと残り40%は運だ」by ゴルゴ

J1最終節 FC東京戦

2008年12月08日 | サッカー:J リーグ
今シーズンの縮図を見ているかのような試合でした。
ありがとう!ありがとう!


試合前の攻防

キックオフ3時間前にフクアリに到着。
シーズンチケット持ちの優先入場で12時間半前に入場開始
だけど、既に折り返し列ができていた。

Jボールでもつまみながら待つか、と思っていたら
既にハットトリックは売り切れ(卵とかイカがないらしい)
で、玉こんにゃく自体も売り切れ間近な様子。
なんとか、こんにゃくだけのJボールを確保。
優先入場開始前に Jボールが売り切れることなんて快挙だよ!!

FC東京、早々に先制攻撃を食らわしてきたらしい。
油断したぜ・・・。

列で並んでいると、食べ物を両手にかかえたFC東京サポが
笑顔で楽しそうにアウェイゴール裏方面へと続々と歩いて
いる。
持参容器にソーセージ盛を入れてもらっているアウェイサ
ポの数はFC東京はダントツな気がします。
楽しそうなFC東京サポを見て、少し癒されました。

スタジアム外のサマナラとソーセージ盛の列は、ものすご
いことになってました。

ソーセージ盛の列
これは入場開始後 (まだこんないる!!)。
左の白いテントがソーセージ盛の店。

ソー盛列


ゴール裏の「あきらめの悪い男=>」というフラグがいかしてました。

ジェフおじさん襲来

ジェフおじさん


アウェイサポの選手紹介で、羽生へのブーイングをさせない
ためだろうけど、珍しく千葉のゴール裏から応援のコールが
鳴り止みませんでした。
いつも通り拍手で迎えたい気持ちもありましたが、ブーイン
グが響くよりはよかったのかもしれません。


そしてキックオフ

この日のゲームキャプテンは巻。
東美(下村)はベンチスタートだった。

千葉は残留をかけて勝利しか道は残されていないし、
東京もACLの出場権をかけて勝ち点3ねらい。
両チームとも激しい競り合い。
千葉も最初から積極的な攻撃を仕掛ける。
どちらかというと、千葉の方が攻めていて、東京は
うまくつなげられてなかった。
千葉は何度かシュートをうつも、GKにセーブされてしまう。
時計を見たらあっという間に35分が経過していた。

そろそろ点をとりたい、と思っていた矢先に鈴木達也
にものすごいシュートをうたれ、クッシー(櫛野)が足1本で
はね返してCKに。
そのCKからセットプレイでものすごくきれいに決められて
しまった。

0-1

一瞬頭が真っ白になった。
すぐに千葉のゴール裏から応援コールがわきあがり、我に
返って一緒に声を出した。

1点ビハインドでハーフタイム

この試合はやれてる感があったせいか、1点差ならなんとか
なると思えた。この時は、もう他会場の経過は全く気になら
なくなっていた。周りにいる人達も他会場の経過をチェック
しているらしき人は見当たらなかった。

後半開始

開始すぐに、東京の長友のシュートがきれいに決まってし
まった。選手達もさすがにガックリしていたし、千葉側の
席も凍り付いた。

0-2

巻がセンターサークルで手をたたいて選手達を鼓舞してる
のが見えた。ゴール裏もバックスタンドも今までと同じく
らいにまた声を出し始めた。
自分に言い聞かせるつもりで声を出しながら、心の中で
覚悟をした。

その後、ミシェウに代わって新居。
さらに、深井に代わって谷澤が入ってきた。
このあたりから、ボールをまわすスピードがあがった。
チャンスがまた作れるようになってきた。それでもなかなか
点は入らない。

ふと時計を見たら残り15分くらいになっていた。
さすがにヤバイな…
と思ったときに、谷澤からのスルーパスに新居が飛び出し
すばやいトラップから新居がシュートをうった。
GKは触ったけれど、そのままゴールに吸い込まれていった。
ストライカーらしいしびれるゴールだった。

2-1

選手達はすぐ「次!」という表情をして定位置に戻って
いった。
自分は1点返せたことが嬉しくて、早くも涙が出ていたけど
選手達はものすごく冷静だった。

数分後、巻が相手DFを背負って胸で落としたボールから
谷澤がゴール。

2-2

これはやれるかもしれないという雰囲気が周りにあふれ
はじめて、バクスタからの声も大きくなっていった。

さらにその数分後、ペナルティエリア内で必死にボール
を追っていったレイナウドを今野が倒して、PKをゲット。
キッカーはレイナ。
レイナはPKをはずした過去があるので、本当にドキドキ
したけど、無事にゴール。

フクアリが本当に揺れていた。地響きみたいだった。
ここからバクスタもメインも総立ちだった。

3-2

いつもあまり感情を出さないレイナが、ユニを脱い
で投げ捨てて喜びを表していた。
それで無駄なイエローを食らったけど(苦笑)。

これを守り抜けというサインか、浩平(工藤)に代え、
東美(下村)がイン。

試合終了間際に、新居からのスルーパスに今度は谷澤が
反応し、うしろにせまる相手選手をきっちり見て、GKの
位置も確認した上で、軽いループでゴール。

4-2

こういう状況の谷澤の落ち着きは本当にすごいなと思い
ました。
前線で東美がボールをキープしている時に、試合終了の
ホイッスル。

ロスタイム4分が本当に長かった。
東美はピッチの芝に頭をつけて泣いていた。

ものすごい歓喜の声があがったけど、すぐに皆我に返って
ザワザワし始めた。
皆、きょろきょろして周りに確認している。

スタジアム内の大画面に、ヴェルディの選手が倒れている
映像が映った。
ヴェルディvs川崎の試合だけど、画面がきれてスコア部分
が見えない。さらにザワザワするスタジアム。

もうこのへんは細かいことは覚えてないけど、試合終了の
ホイッスルが鳴って、川崎が2-0で勝利したことが分かった。

スタジアムには大歓声が起こった。
大宮vsジュビロの試合は??と思いキョロキョロしていると
隣の人が「大宮勝った!勝った!」と叫んでいた。

スタジアムにも正式に結果が伝えられて、もう大騒ぎだった。


試合後の歓喜

この辺から、寒さに気づいたのと喜びのせいか、写真がボロボロ
です(苦笑)。


下村東美キャプテンの挨拶

東美挨拶


この挨拶の前に、巻の挨拶もあって号泣していた。
巻は今季本当につらかったと思う。ずっと一緒にやってきた
仲間が大勢抜けた中、自分は残って、隊長(坂本)をつれてき
て、でもリーグ前半はボロボロ。
巻がいなかったら、今のジェフはなかっただろうなぁと思い
ます。

三木社長「皆さん、ほっぺたをつねってみてください。痛い
ですかー」
サポ「痛いでーす」
三木社長「痛いですかー」
サポ「痛いでーす」

試合後のゴール裏と選手達

ゴール裏と選手達


興奮状態のひどい写真ですが…。
千葉の選手達がサポに挨拶に向かう途中、ゴール裏の東京
サポが千葉の選手に向かって拍手をしてくれました。
すごく嬉しかったです。ありがとうございました!


新居が大さん(斉藤)にゴニョゴニョ言っていて、大さんは
全力で拒否ってる風だったけど、新居が合図をしたら、
若手が大さんを取り囲んで、胴上げをしていた。

この後、
大人数によるでんぐりと、東美のバンザイ、谷澤の「俺達ジェフ」
良太(青木)の「ジェフバンザイ」、ミシェウの挨拶がありました。

谷澤「めっちゃ久しぶりだけどー、いっちゃおかー」
谷澤「ほな、いきまひょ」


皆の笑顔を見ることができて本当によかったです。
リーグ前半は結果も出せず、選手達は本当につらそうだった。
選手が大量流出したチームに移籍して来てくれた選手や、
残ってくれた選手達に、「ジェフに来てよかった」と思っ
てもらえるんだろうかと、複雑な気持ちでした。

ホッとしました。

少しでもこれから上にいって、ナビスコの決勝の舞台に
また立てるくらいになりたいなぁ…。

それにしても、クッシー(GK櫛野)は、スタメンメールで、
自分のスタメン知ったってマジすか(笑)。


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