↑ デパートのトイレに置き忘れた紙袋
日曜日は主人の実家に遊びに行きました。
義母、ひとり暮らし、先日９１歳になりました。
ピンクの蕾がいっぱいついたデンマークカクタスの鉢、ケーキ、お寿司を買って行き、
３人でハッピバースデーのお祝いをしました。
義母が「まあ～♪ 私の誕生日をお祝いしてくれるのはあなた達だけだわ」
と言ってくれましたが（本当にそう思っている）、たぶん、それは違っています。
仙台から次兄夫妻が来た形跡があり、
義姉からのプレゼント（たぶん）の帽子がリヴィングに置いてありましたよ。
ひとしきりおしゃべりした後、
「デパートに寄るから」と早めにおいとましました。
買物嫌いの主人は家に直帰し、私ひとりで横浜の高島屋に行きました。
黒いトップスが好きな私、黒いタートルを１枚買おうかなと思ったのです。
何軒か見て周り（シンプルなセーター１枚、結構高いですよね～！）
見た目と値段で、まあこれもありかなという１枚に決めました。
まあルンルン、セーターの入った紙袋を提げて、更にデパート、ブラブラです。
途中、トイレに行き、化粧ルームも整っていたので、
椅子に座って、口紅を塗り直したり、携帯メールを送ったり。
その後、さらにブラブラ。
小さな買物をして、紙袋が又ひとつ増えました。
その時、「あれえ～！？ セーターの紙袋がない！！」
瞬時に、さっきのトイレだ！ トイレの化粧ルームに忘れた～！
９９％確信しました。
４５分ぐらい経過していたと思います。
７階、６階、５階、４階、そして、３階、階段を駆け下りました。
もう無くなっているわよね．．．
どうしよう、デパートに紛失届けを出せばいいのかな？
１枚買ってなくしたのだから、今年は黒いタートルはお古で我慢する？
でも、欲しくて買ったのだから、新たに買う方が自然よね？
あ～あ、私はなんて呆けているのだろう？
短い間にいろいろ考えました。
３階のトイレに直行し、自分が座った化粧コーナーに直行しました。
すると．．．私が置いたそのままの姿で、私の紙袋があったのです！
「あったぁ～！」「よかった～！」
そのトイレは四六時中混んでいて、私はパブリックスペースに置き忘れたので、
常に人目にさらされていたので、それがかえって好条件だったのか？
個室に忘れたらどうなっていたのか？
でも、皆さん、他人の買物した紙袋などに興味がないというのが本当のところでしょうか？
家に帰って私が息せき切って話したら、主人が
「なあんだ、セーター１枚なんて大したことない」と言いました。
そうかなあ．．
私は紛失しなかったこと、心からうれしかったです。
もし出てこなかったら
セーター１枚でよかった
高いコートや貴金属でなくてまだよかった
これから気をつければいいのだから、ちょっとした授業料と思えばいいのよね？
などと月並みに自分を慰めていたかもしれません。
私の元にちゃんと来てくれたセーターに愛着を感じてきました。
大切に着ようと思います。