ちおちもにっき。

50%のジュースと50%のジュースを足しても100%にはなりませんでおなじみのちおちもにっきです。
(どんなのよ)

アルプス

2005年02月17日 23時38分37秒 | しばい
療養中のヒマさと、公演に向けての奮起に、まだ見れてなかったロックメンの「アルプス」DVDを見ました。

やっぱりいいですねー!

ミハルといい、やっぱり私はシゲさんの書く話が好きです。昨夏、舞台でアルプスを見た時も、大満足で帰路についたものです。

なにがそんなにストライクゾーンなのかというと、まず設定が会話によって明らかになっていくということ。
これは、ありそうであんまりなかったりするんですよ。会話が成り立たなかったり、光や音が派手だったり。
その点、シゲさんの本は会話がメインなのがとても見やすくて好きです。まあ、役者さんはセリフが多くて大変でしょうが(笑)

それから、細かく笑いがちりばめられてること。やっぱり、舞台において笑いは不可欠だと思います。
笑わせられなくても、笑わせようという意志があればいい。
それは、1時間とか2時間とかの芝居を見るお客さんへの配慮でもあると思います。ずーっと真剣な芝居を見続けるというのは、いくら巧い役者さんたちでもキツいものがありますからねぇ。

あとは、シゲさんの「ありえない設定を納得させる力」ですかね。ミハルの時の「痛みを感じるとその人の過去が見える」や「実は犯人がカメラの電波をキャッチしていて、自分達が見られていた」などという設定然り、アルプスの「暖炉に火をくべるとタイムスリップしてしまう」という設定然り。設定だけ見たらかなりありえないのですが、芝居で見ていくと不思議と納得してしまう。それは巧いな、と思います。ああ、ダムダム団も観てみたかった!

さてさて、アルプスですが、役者さんがそれぞれにいい味を出していて、やっぱり大満足でした。
城谷さんがあんな自由演技な人だったとは…。そりゃあ岩尾さんも「バカじゃないスか」って言うよなって感じでした(笑)

あとは、あの謎の動物!ラクダのパペットに羽をつけたやつらしいですが、苫小牧のといざらすにあったらしいので、いろいろといざらすをまわりたいと思いました。なんとか手に入れたい(笑)

そんなこんなで、シゲさんの次回作に期待!できればまたロックメンで!
…にしても、ロックメンの由来が「岩尾(=岩男)」だったとは…。