おはなし屋パモンの日記

おはなしを書くのが大好きなパモンの日記です。

昨日は飲み会

2016年11月05日 | 日々つつがなし
昨夜飲んだ人は、以前の職場の人ですが、
一つ年下で、とてもあの職場(現場仕事で肉体労働)には、
似つかわしくない人でした。


大学まで出て、リベラルなのに、そして上背もあり、
しかも美人なのに、めちゃ自信がないようでした。


上手く仕事をこなしていると、傍からは見えるのに、
本人は、この仕事に合っていないと悩んでいました。


同じ年代で、同じような悩み。

素敵な人なのに、どこか心がつかめない人。

私はそうとらえていました。


その頃の私はと言えば、
ようやく長年の夢が叶い、
小説の新人賞をもらったばかりで、
いつこの職場を去ろうかと
模索している途中でした。

正直、自分の人生にこんなラッキーなことが
起きるなんて・・・と天にも昇る心地で過ごしていました。


それが表情にも表れたのでしょう。

私はいつも上機嫌で仕事をこなしておりました。



介護職員という仕事は、とてもハードなのです。

上からは怒られるし、利用者さんに対しては、
気が抜けないし・・・。

彼女はそんな私に不審の目を向けていました。

そして、なんと私につっかかるようになったのです。


「なぜ、そんなに元気なの?」

「いいわね、悩みがなくて」と。


私は、彼女がそんな風に苦しんでいるなんて、
考えもしなかったので

(彼女は周りの人からの信頼も厚く、
私なんかとは違って、受け入れられていると
思っていたので)、


驚いて仕事が終わったら、ローソンでお茶しないかと
誘ったのです。


人見知りの私が人を誘うなんてこと、
それも初めての事だったのですが・・・。


でも、それくらい私は彼女の事が心配になったのです。

普段穏やかなこの人が、そんな嫌味を言うなんて・・・と
危機感を持ったのです。


迷いつつ、彼女は仕事帰りに、ローソンにお茶しに
立ち寄ってくれました。


そこで私は彼女の悩みを聞くことに。

それはやはり職場の不満でした。

なかなか厳しい職場で、人間関係も複雑。

やりがいもないし、どうしていいのかわからないという事でした。

それは私だって同じだったので、気持ちはとてもよく分かりました。


けれど、なかなか彼女は本音をしゃべってはくれていないと
私は感じていました。

何故なら、彼女の目に敵意が籠っていたからです。

そして、私はいつも職場をうまくこなしているが、
自分はそうじゃない、という勘違いもあったのでしょう。

(本当はそうではなかったのですが・・・)



どうやって、彼女の誤解を解いたらいいのか・・・
と思いましたが、それは本音を語るしかないだろうと
覚悟を決めました。

仕方なく、私は自分が上機嫌の訳を話しました。

他言しないでほしいのだけれど・・・と前置きをして。


私が最近、自分の長年の夢をかなえたこと。
そのせいで、私は先輩方に怒られても、
気にならなくなっているのだということ。

そんな話をしたとき、彼女は目を丸くして、
唖然としていましたが、

すぐに笑顔になり、まるで自分の事のように、
喜んでくれました。



結局、自分の方から、心を開かなければ、
相手の心もつかむことは出来なかったという訳です。


私が退職するとき、もう一度会いたいと
思った人は、彼女だけでした。

長い付き合いをするなら、彼女だろうと。


なので、私は彼女と、私が辞めても、
時々お茶をしようと約束しました。


約束通り、私たちは時々会って、
近況を報告し合っています。


そして昨夜は、久しぶりの飲み会。


なんと彼女は順調に昇進して、
来年からは念願の仕事と職場への、
移動が決まったそうです。


おめでとう!

あれから三年たったけれど、
ちゃんと自分の道を歩んでいますね。

本当に良かった。


良かったけれど・・・

今度は、ちょっぴり私の方が、
羨ましく思ったりしたのでした。





☆それでは今日もよい一日を。



でも、この人がまた酒が強いんですわ、これが・・・(^^;)

ショーチュのお湯割りをがばがば頼んでおりましたワ、はい。

私は酒を止めているので、ビール二杯でギブアップ。

悲し~・・・!

いつの間にかこんなに離されたワイ。。。(^^;)








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