おはなし屋パモンの日記

おはなしを書くのが大好きなパモンの日記です。

10月1日に弁護士さんに相談に行った

2021年10月08日 | 日々つつがなし
結論から言うと、玉砕だった。

公正証書があれば、なんでもできるのだそうだ。

私と妹には、現金の三分の一ずつ。
残りは全て弟へ。

預貯金の出し入れも弟に全権があり、私たちが、受け取りを拒否してサインを拒んでも、勝手に弟だけでやれるのだそう。

だから、私たちには関係なく、弟一人の裁量で全てが出来るようになっているのだ。

そういう風に作ってあるのだそう。

おそらく法律のプロが後ろにいて、指南した事は明白だった。

頭の悪い弟にそこまでの知恵はないから。

最初にことわってきた弁護士事務所が、弟に指南して、そういう公正証書を父に書かせたのだろう。

すべては、私達姉妹を封じ込めるために。

何も言わせないために。

そういう事だろうと思った。

そうして、彼等に一矢報いたいという気持ちも分かるけど、全てが後手後手にまわり、今更どうする事も出来ないと弁護士からは、はっきり言われた。

強いてやるなら、嫁に払われたお小遣いを取り戻すために、裁判を起こす事も出来るが、金額が、240万くらいなら、引き受ける弁護士は、島にはいないだろうと言われた。

(もっと、取られた分はあるんだけれど、今証明出来るのは、これだけ)


結局は、私たちには手も足も出ないという事だった。

お役に立てず申し訳ありませんと言われたけれど、鼻っからやる気の無さそうな感じだったので、こちらとしても、ああ、そうですかと言って辞して来た。


帰り道、悔しくて涙が出た。

弟は私たちには知らせないまま、父の任意後見人になり、弁護士に依頼して、父に公正証書を書かせたのだ。

本当に姑息で卑怯なやり方だと思った。

帰って来てから、妹とも話して、ここまで用意周到なら、もう無理だで。

どうしようもないと言った。

裁判を起こすとなると、それ相応の覚悟があるし、ずっと心にそれがひっかかったまま生活しなければならない。

そんなのは嫌だ。

だから、もう、諦めようと話した。
妹は釈然としない感じだったが…。

二人で電話で話しをしていて、でも、なんでお父さんは帰って来たんだろうね?
もう、死んでもいいはずだったのに、なんで生き返って来たんだろう?

と喋っていたら、突然頭上から、

「最終テスト」と、声がした。

それで、すべてが分かったのだ。

つまり、先祖は、弟が、父の面倒を見ると言ったことの約束が履行されるのを待っていたのだ。

約束とは、それほどに重いものなのだ。

けれど、弟は父を病院に入院させたまま、退院させなかった。

危篤に何度陥っても、まだ家で引き取ろうとは言わずに、病院で
24時間看護されるのが、父の幸せだと言い放った。

そうして、もう長くはないんだから、早く家へ連れて帰って来てくれと言った私に向かって、

人殺し!

とまで叫んだのだ。

最後に生き返って来た時が、実は彼らの最終テストで、この時、妹と二人で帰して欲しいと言いに行ったのが、最後だったのだ。

彼らはそれでも、いよいよという時でないと帰さん!と言った。

その日は旧のお盆の入りで、先祖達も帰ってきて聞いていたのだ。

その事で、最終テストに不合格になった彼らは、その二日後の盆の送り日に、弟、朝起きた時に肋骨を折る、という事態になり、
父の葬儀の日に、突然、弟の車のブレーキが効かなくなるという事が起きたのだ。

先祖は本気なのだと思った。

弟たちに本気で復讐するつもりなのだ。


そもそも、私が帰って来ても、父とは全くすれ違いで、自宅に引き取る事も出来なかった。

あれも私は自分を責めていたのだが、そうではなくて、ワザとそうさせられていたようだ。

つまり、私が父の面倒を見るのは当たり前で、私なら必ずそうするだろう。

けれど、今度の事は、父と弟との間の約束なので、あえて私を排除したらしい。

私が父の面倒を見れば、弟達との約束を違えるから。

弟は、以前から、当主でないと、私は先祖からそう言われていたのに、まだそんな悠長な事をやっていたのか!と唖然としたのだが、そうではなく、

これは当主になれるか、なれないかの最終テストではなくて、
弟が先祖から見放されるか、そうでないかの最終テストだったという事だ。

流石に、一族の人間を見放すのは心もとないので、最後まで見捨てなかったようなのだ。

それで、わざわざ一度死んだ父を帰らせてまでも、弟に最後のチャンスをやったらしいのだが…。

しかし、それも彼は反故にした。

それで、先祖はもういい、こいつはダメだ、という事で、弟夫婦を切り捨てることにしたようだ。


弟が肋骨を折った送り盆の翌日に、ドクターとの話し合いがあった。

本当はドクターは家に帰れると言っていたのだ。でも、それにはご家族の同意が必要だと。

私の家は遠くて帰す事が出来ないので、必然的に父と弟が住んでいる実家にしか帰す事が出来なかった。

しかし、その場で弟はやはり拒否し、最後の二日間だけと言ったのだ。

私はそれでも食い下がり、もうこれ以上は生きられないのだから、やっぱり家にかえそうよと言い、喧嘩になった。

ドクターは困ってその場から逃げだした。

結局、その夜、弟から、件の、人殺し!と言う電話がかかって来て、落ち込んでいたところ、

翌日の夜、お風呂に入っていると、亡くなった父方の祖父が出て来て、ニコニコ笑いながら私に刀を渡してくれた。

私もそれを、推しいただいて、傷ついたハートに納めたのだった。


そんな経緯があったので、もうあの刀を、貰った日から、完全に私があの家の当主に移行したし、弟達は脱落したのだった。


…という事が、瞬時に分かり、だから、私が復讐する事はないんだと妹に話した。

今日の弁護士さんの所でも上手くいかなかったのは、当たり前で、もう、この問題は完全に私たちの手を離れたのだ。

だから、上手くいかなかったんだと。

なので、もうこれでいい。
弟の言いなりで、遺産分割が行われたら、これで終わりにしよう、彼らとの付き合いはと言ったのだった。


なので、あれから私はスッキリとしています。

余計な復讐もしなくていいし、

なぜなら、先祖がやってくれるので。

第一、弟夫婦の顔を見ずに済むと思うと、せいせいします。

有り難いと思っています。

本当に彼らは卑怯でした。
私の背中を後ろからバッサリと切って捨てる真似をした。

それを考えたら、過去世に彼が私に対してやった事そのままじゃないか?
また、私はしてやられたのかと笑いが込み上げて来ましたよ。

まんま、過去世の通り。

今回は実際には死ななかっただけ。

まあ、この件は完全に私の手を離れたので、速やかに私は撤退します。

彼らと関わる事はもうありません。

電話もしません。
メールだけにします。

電話すると不愉快な事を言われたりするので。

第一、彼の声を聞くと、気分が悪くなる。

私も相当、心をやられたので…。

そんなわけで、私は今、長年続いた弟夫婦との諍いに幕を下ろすことにします。

そうして、自由に生きていきます。


そう、考えているところです。



☆それでは今日も良い一日を。












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どれほど傷ついたのだろうか、私は…

2021年10月08日 | 日々つつがなし
今、瞑想していたら、ようやく、
弟夫婦から受けた心の傷に触れた。

やっと涙が出てきた。

今まで、泣くことすら出来なかったのに…。

私の中で、このことについて、
ようやく見つめることが出来るようになったというか…。

しばらく、見つめて、手放そう。

全てを許して、手放そう。

そうして、前を向いて歩いて行こう。

もう、彼らと関わりあいになることは止めよう、とそう思った。


今までは、怒りで彼らとの付き合いを止めようと思っていたが、
これからは彼らとの関係を手放して行こうと思った。

そうすれば、自然と離れる事が出来るだろう。

今月の二十日は、四十九日。

父も天に還る日が来る。

その日は、私がキチンと供養して、帰そうと思った。

弟達もやるけれど、私は私のケジメとして、自分の手で、やってあげようと思っている。

供養を私がしてくれと言う、サインも来た。

弟達ではなく、私にやって貰いたいという事だった。

それはそうだろう。

父の事を蔑ろにし、ATM扱いした、彼らの事だ。

父も彼等にはして欲しくないのだろう。

最初にその事が来た時には、正直言って、
ふざけるな!という気持ちだった。

なら、どうして、弟に全権を握らせるような真似をしたのだ。

都合が悪くなると、こちらに頼むのか!
と憤りを感じたものだ。

私はあんたの尻拭いではないと。

自分の事は自分で責任とれ!と言った気持ちだった。

それに弟達は、ちゃんとお坊さんを呼んで、四十九日はするつもりなので、なんの問題もないだろうと。

けれど、これから祭祀は私にやって欲しいと言う事だった。

私が参加しないと言うこともあるだろうが、彼方は正直言って、もう、当主ではないのだ。

だから、きちんと当主である私にやって欲しいし、第一、彼等には心がない。
そんな人たちに祀って欲しくない、と言うことだった。

私はもともと彼らの四十九日には行きたくなかったが、断る理由がみつからなかった。
けれど、そう言うことなら、もう彼らとは別に自分でやってしまおうと思った。

なので、これから私が、きちんと両親と先祖の供養をするつもりだ。

大体、祭祀は女の仕事。

それをやるのは当然だろうと思った。

まだ、父との間のわだかまりは残ってはいるが、それも日を追うごとに少なくなっている。

そうやって、父のした事も許していこうと思っている。

そうして、弟達とは縁を切り、もう煩わされないようにしたい。

私が、
どれほど傷つけられたか。
どれほど苦しんだか…
計り知れないのだから。

彼らは彼らの身の程を知るがいい!と思っている。

先祖はもう彼らの加護には付かない。
はっきりとそう分かった。


一筋あった最後のチャンスも、彼らは生かしきれなかった。だから、これからはあの家には先祖の加護はないのだ。

そう言われた。

先祖から見放された家は没落する。
悪い事が起きる。

だから、巻き込まれないためにも早く縁を切らなければならない。

とは、母から言われた。

母の声で、

「早よ、縁を切らんば!」と言われた。

母はいつも直裁だ。


彼らがこれからどんな風になるのかは分からない。

けれど、情けをかけて手を貸してはいけない、とそう、今から自分を強く戒めている。


まあ、先祖がどんな復讐をするのか、ちょっと楽しみな部分もあるけれどね。



☆それでは今日も良い一日を。





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