「ブラッディ・マンディ」

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三浦春馬主演といいながら、まったく最後まで主演らしく主体的に物語を動かすポジションを与えられなかった。

どちらかといえば、成宮寛貴演じるJが主演に見えなくもないドラマだった。

細菌兵器から始まり中性子爆弾まで持ち出したこのドラマだが、荒唐無稽なのはドラマだからいいとしてもサスペンスかヒューマンかどちらかの色は出して欲しかった。

時間帯から10代～20代前半を視聴者に選んだのかもしれないが、細菌兵器や中性子爆弾など無造作に人の手で扱えると考える若者はいないだろう。

そうすると、サスペンス性かヒューマン系のいずれかが無いと視聴率としては期待できないドラマだった。

粗雑なドラマでは、見るものに何も残さない……そう感じさせるドラマだった。

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