小1になったお兄ちゃんK

「日本語って 漢字とか ひらがなとか カタカナをまぜこぜで書くよね。
でも タイ語ってタイ語だけだね・・・」 と ぼそり。
「そうそう、全く違う言葉だね」と私

「いや!似てるところだってあるよ。」(最近 とかく私の言うことにつっかかってくる年頃のお兄ちゃんK



「例えばね、数。 タイ語には、タイ語の数があって、日本語には日本語の漢字のがある。」
確かに、面倒なことに1,2,3~でなく、๑๒๓๔๕๖๗๘๙ ๑๐ が別にある。
お兄ちゃんの国語の教科書のページは タイ数字で書かれているので
OOページ宿題 と書かれた連絡帳を見ても すぐにページを開けられない私。

これ 似てるよ。」
うーん、そこを似ていると言うならば そうかなぁ。
文字に印をつけることで 音が変わる。
どうにか 似ている点を探すことで 私と闘うつもりなのか 意地になって考えるお兄ちゃんK

他、
*タイ語には読まない子音文字の上に(ガランการันต์)を付けて、その文字を発音しないという規則と
日本語の 小さい ッ が似ていると言うお兄ちゃん。
(確かに、かって とか もって は1拍あるけど、音としては読まないか なるほど!)
タイ語の語彙には、インド系の言葉を中心とした外来語がたくさんあるそうだ。
その綴りをタイ文字に置き換えたとき、発音上ではタイ語の音韻規則に従うため、
ある文字を発音しない(ガランを付けて音を消す)という事態が起きるんだとか。
複雑すぎます・・・だったら初めからなければなければいいものを と考えるのは外国人目線での意見。
*タイ語は 44文字 日本語はひらがな50音(46文字)で 近い。
(基本となる文字という点で見れば 言えなくもないけど カタカナや漢字もあるぞ~)
*漢字は 表意文字。(漢字=意味を持つ文字だと認識しているお兄ちゃんK)
タイ語にも 1つの文字で 意味を持つものがあると言う。
(これには 異議あり!

いやまてまて もしかして お兄ちゃんK

「ほら、学校の名前だって 2つの文字で書いてるし、น้องK(ノーンK=K君)のノーンは น.って 一文字で書いてるよ。」
やっぱり。まぁ、そういうくくりで言えば 言えなくもないけれど。
そう、タイ語の略字の多さったら、タイ語学習者泣かせです。
「略字辞典」なるものが存在するくらいですから。
長ったらしい1月~12月、曜日には全て略語があり、それがわからないと
学校の配布物の日程が分からない。
取りあえず 実生活で必要なもののみ覚えている私:
ร.ร. =学校
น.ร. =生徒
ป. =初等教育
พ.ศ. =仏歴
ค.ศ. =西暦
ส.ค.ส =年賀状
น.~ =OO時
ถ.~ =OO通り ぐらい。


*きれい(タイ語で “きれい”と発音する言葉がある。でも意味はまったく逆の汚いとか醜いの意味)
*すし、8番らーめん ホンダ トヨタ(・・・日本料理のお店だから当たり前でしょうが)
*クリスマス、サマー、セブン(外来語はそのまま使っているのは同じだね。うん)

「日本語もタイ語も 同じアジアの言葉ー!おやすみっ

と、寝る前の小一時間を熱くタイ語&日本語について語ったお兄ちゃんK

考えてみると よくぞまぁ ここまで絞り出したわぃ。


始めました~。

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でも,ほんとよくそこまで絞り出したね。
すごいと思うー。K坊,天才かも。
でも 大人の目線では気づかない 不思議な視点で言葉を見つめているんだなぁと思ったものよ。