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タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

こういう時 何と言おうか

2011年12月14日 | 素敵な言葉

年長になる息子Kのクラスには

腕に大火傷のある女の子と、足の指が1本多い男の子がいる。

は プールの時間に気付いたそうだ。

傷跡、先天的なもの、後天的な理由と色々あると思うけど、

色んな子供たちが一緒に集団生活をしている。



過去 日本で過ごした2年間に こんなことがあった。

は年少さんに入ったばかりの時。

登園時にいつもすれ違うキャリアウーマン風の女性は

背の高さがKより少し大きいくらいだった。



じろじろ見てしまうKに、私は毎朝どぎまぎしたものだ。

見ちゃいけません というのもおかしいし、特別扱いするのもおかしいし。


そして すれ違いざまについに発してしまったKの一言が

「どうして 小さいの?」

はっきり言って すぐにどう答えて良いのか分からず 

自分の未熟度を反省した。



それから図書館へ行き “障害について”書かれた絵本を探したが

“盲導犬”関係の物しか見つからず 通っていた幼稚園の先生に相談した。


先生は
「子供ですから、見てしまう、正直に言葉にしてしまうのは 仕方ないことですよ。
お母さんがしっかりしていれば、子供は揺れませんよ。そのうち 社会に慣れますから」


とアドバイスくださったのを覚えている。


そうだ、まだ小さな社会にでて数カ月だったのだ。

“お母さんがしっかりする=子どもは揺れない”か・・・


そして 私は
神さまが なさったこと」と言うようになった。


カトリック系の学校へ通っていた私の中にはいつも“神様”の存在がある。

タイは90%が仏教徒の国で、子供たちの出生届けには 

宗教欄に“仏教”が記されている。

でも家では 緩めのキリスト教。

寝る前のお祈りと、子供用聖書は時々読みながら、

今は子供たちの中に私と同じ“神様”が存在し始めている気がする。

「どうして?」を発する前に 「神さまが なさったこと」が

自然に理解できるようになってきた今日この頃である。

(同時に キリスト教以外の神様がいることも理解しているようだ。) 
 


初めにもどるが、Kのクラスのお友達は 

毎週木曜にあるプールの時間を見学することが多いそうだ。

「びっくりしたよ。」

「みんな 触ったりしてたよ。」


タイでは デリケートな部分でもジョークにしたり、

ストレートに言うことがある。

いい気分はしないだろうにといつも思う。



つい先週 風邪でプールを休んだとき

男の子とKで プールサイドにいたらしい。


お迎え時のKから。
「ママ、“神様がスイッチ2回押しちゃったんだよ”って 

タイ語で何て言うんだろうね。今度 プールのとき A君に 言いたいんだけど」



心の優しさ心の成長度が見えて 私の心もほんわか温まった。








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例えていうなら・・・

2011年11月30日 | 素敵な言葉

最近ちょいちょいと ほっほぉ~と感じることを
言うので 忘れないよう 日記にアップしておこうと。


10月からAちゃんがウチに引っ越してきてので 
それまで 前後ろに一人ずつ乗せて自転車通園していた私は
車で通うようになりました。

が、先週から末っ子のMが風邪でよく休むので
久々に2人を乗せて登園~。

余談ですが、タイの自転車に取り付ける子供用の椅子は
大体こんな感じ。



(日本では 両足を載せられるところや、雨よけ、その他
安全と思われる配慮がしてある椅子ばかり見ていたので
タイにもどって これを見ると 何とも心許ないなぁと感じます・・・)

20キロになった時、義父が椅子の下に”補強の鉄”を軸に追加くれました。




さて、書きたかったのはここから。

とAちゃん2人合わせて50キロを載せて自転車をこぐのは
乾季とはいえ 朝から重労働&ちっとも爽やかではなかったけど、
空を見上げると なんとまぁ 綺麗な雲。
疲れも吹っ飛ぶひと時でした。


自転車に乗りながら、風をきり、子供と同じものを見て時には小噺。
たった10分の距離だけど、私はこの時間がとても好き。
そして ここ東北チャイヤプーム県は田舎で高いビルのないので、
空の広いこと広いこと。

思わず立ち止り パチリと撮りたくなるくらい。





そして そんな雲を見て

「わぁ・・・お空で雲の洗濯みたーい」

確かに 綿を薄くのばして並べたような感じの雲。

なるほど。

その後も雲を見ては・・・



 「お空が海になってるよ。鬼がひっくり返したんだねぇ」

や、

今日は発言を期待していると見透かされたのか





を見て

「いらっしゃいませ。綿屋でござる。」完全にウケ狙い)



オマケ
義母がもらった とてつもなく大きなタロ芋を見て



「大男が足 忘れて行ったらしいよ。」

行ってみると 横に履かせるため?サンダルが置いてありました。(比較対象にちょうどいいし!)

数日かけて食べちゃって違う再度から見てみると ホントだ



ちゃんと5本指の”足”でした。

にとって強くて逞しい大男は空想の世界で頻繁に登場する理想のキャラクターらしいです。



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たまには日本の子供らしい発想

2011年10月03日 | 素敵な言葉

つい先週のこと

自転車で幼稚園に行こうとウチの門を開けると・・・

牛の糞が これはないでしょーというくらい門に

接近した位置におとされていた。



毎朝 ウチの前を通過していく 牛軍団は 所構わず止まっては

草をちょい喰いし、粗相をしては歩いて 近くの放牧地帯へ向かう。


その日は たまたまだが、どかーんとしてくれた。

それを見た お兄ちゃんK

(その日はお留守番の妹M)



Mちゃ~ん 仕返しに来るかもしれないから 気を付けてね~ 

いってきまーす



ん・・・・・???



一体なんのこっちゃ?


自転車の後ろで


ねぇ、おウチに“クリのお菓子”あったっけ?

袋詰めで結構買うので 常備あるクリのお菓子。

何でこんなことを聞くんだろう。

自転車をこぎながら考えた。



はっ!!!


これは もしかして。

牛の糞、石臼ドン、ハチさん、クリとくれば

ハチはよく飛んでるし、石臼(タイのクロック)はある。

牛の糞をみて すかさず に結び付いた。

そう! ”さるかに合戦だ!


お兄ちゃんの発想に感動してしまった。

Mはお返しされる柿食いサル・・・か。 




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言葉の連想

2011年09月29日 | 素敵な言葉


おそらく 日本人はこんな風にみんな連想すると思う。


動物編(OOOと言えば?) 

たぬき=ぽんぽこ お腹を叩く(お腹がタイコ)や 葉化けする

きつね=化ける・ずる賢い

カエル かたつむり=雨・梅雨

カメ=のろい

かっぱ=川・きゅうり・頭のお皿

てんぐ=山・鼻が長い

お腹一杯で横になると=牛になる


子供時代に読む本や、四季、行事などから自然とこうした連想に結び付くのだろう。


さて、気になる ウチのKはどうだろう。


♪こぶた、たぬき、きつね、ねこ♪ 

♪ぶぅぶぅ、ぽんぽこぽん、こんこん、にゃ~お ♪ の童謡のおかげと

色んなお話「セロ弾きのゴーシュや、ジブリの“平成狸合戦ぽんぽこ”」で 

たぬきは でっぱったお腹を叩くイメージ。

 “たぬき”のイメージは“ぽんぽこ”で 定着していた。



カッパや天狗は、いかにも日本的でミステリアス。

もM大好きなキャラクターの一つだ。


あとは、

雨を連想させるかと思われる カエルやかたつむりはアウト。

雨季が半年もあるタイでは 雨が降ればそこら中にカエルいる。

毒を出すカンコック(イボイボカエル)や牛ガエルは

市場でも食用として売られているのを見ている子供達のカエルのイメージは

“雨”だけでない。




そして「お腹いっぱいで横になると 何になる?」

は 2人 声をそろえて「へびー!}」だった。


タイ語で言う“お腹いっぱいで横になると 蛇になるよ”がそのまま出た例。

もっと積極的に“牛”をプッシュしよう。






+番外編

水族館で赤い魚を見て・・・

お刺身で食べたらおいしそうだね~。」

(日本で食べた“赤いお刺身”=トロが忘れられないお兄ちゃん

この連想は タイ人にはないって




まぁ、そんなことより 

もっともっと生活に密着した

大雨が降れば 停電や洪水が起こりうることや、

草むらにはヘビがいるから気をつけることなんかの


危険性を(連想)予測しながら生きていくことの方が大切なのだが




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うちの事情&ファミリーメンバー

お兄ちゃんKは2014年小学3年生、Mちゃんは新一年生になりました。 2008-2010年を日本で過ごし、その後タイの 東北チャイヤプーム県のパパの実家で、じいじ&ばあばに甘えっぱなしの2年間暮らしU+27A12012年3月から南部スラタニー県(パパの勤務先)で家族4人暮らしがスタート。 K&Mのタイ語力は目覚しいほどにアップ。現在 兄妹間は どちらかが日本語で話せば日本語に、タイ語で話せばタイ語に という言語スタイル。