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タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

相手の気持ちになって考える ~ザリーとゼリー~

2012年06月25日 | 素敵な言葉


結構ねばって土曜の朝市にやってくる金魚屋さんのザリガニを狙ってました。

こちらに引っ越してきたばかりの時に 初めて朝市に行き

へぇ~ 白や青いザリガニなんてみたことないね~なんて言って、

生活に慣れたら飼ってみようねと言ったものの・・・。

その日以来 週末市場へ行けども行けども 青いザリガニさんに出会えず

金魚屋さんのおじさんから“今日はいないよ“とか

“さっきの人が買っちゃったよ”と言われてました。


結局 お兄ちゃんKもMも 

「もう待てない! 青いのじゃなくても 赤がいたら赤2ひき!」

と言い始め・・・。



ペットなのよ?

君たち きちんとお世話できるの?

水替えやらエサやりなんかできる?



でも 3月だったか 海へ行ったとき 砂浜から ちぃ~さいカニさんを数匹持って帰り

家で飼っていたたことがありました。

そのかわいがりっぷりったら相当なものでした。

海水をバケツに入れて持って帰ったはいいけど、

替えの水が 水道水だと死んでしまうと焦り、

近くの海浜公園から海水を持ちかえり ちょこちょこ足したりしてバケツ飼い


のわりに 長生きをしたので 時期を見て また海に帰すことにしました。

私としては 海に着いたらすぐにでも 砂浜に帰した方が

カニさんだって喜ぶだとうと お兄ちゃんKに言うと


「ちょっと待って! カニさんの気持ちになってみて・・・。

同じ砂浜でも 同じ海でも ここは カニさんを拾ったところと違うでしょ。

カニさんは、家族とまた会えないということ。だから ここは可哀そう・・・」


だと言うんです。



いやいや ここまで来て それはないよ 拾う前には思わないものです。

「例えば ボクがママと離れ離れになったとして、ママはずっと探すでしょ(当然です)

でも実は ボクは違う国にいたりする(←・・・考えただけでも地獄です)

っていうのと同じでしょ。

だから カニさん 本当にここでいいのかなって」





:限りなく 近い所を探し 放すことに。


さようなら~。

この時のこんな風だったか 会話をしたことが 今でも印象に残ってます。


小さくても命は命


そして 相手の気持ちになって こんな風に考えられる程に心も成長しているのかと

分かり、2匹のザリガニがいた時点で 飼おうと決定。



*赤が濃い方がザリー:

名前はずっと前から ザリーとゼリー(かなり硬目なゼリー)に決めてました。

ザリガニ事情をよく知らないですが、この金魚屋さんでは

1匹だと180Bだけど 2匹だと300B(1000円弱)ということでした。

ネットで見ると 数百円~1500円くらいまで幅広いお値段。

青いのがあるときにこの値段ならお得感があったかもしれないけれど

Mサイズの赤いザリーとゼリーを見ていると えらく高く買わされたもんだと思えてしまうもんです。




私だって ペットならば、子供と一緒にかわいがって

なでなでしたり ひざにのっけたり、ぎゅ~っと出来る方が

いいに越したことはないんですが、我が家は引っ越しと家を空けることが多いから

犬や猫はダメということになります。


ザリーとゼリー、我が家に来たばかりのときは 見ていて可哀そうなくらい

怯えてました。ちょっとケースをつつくだけで 飛び上がったり 

猛スピードで後ろ歩きして石影に隠れたり。


でも 今はエサを入れると 2本のハサミを振り上げ 答えたり?

さほど怯えた様子はないようです。


このまま行けば 手乗りもあり???


お兄ちゃんK「小さくても かわいがると気持ちが通じるんだね~」


「ザリーもゼリーもお箸(はさみ)で食べるんだね、同じだ」


ほのぼのとペットと暮らし始めました。



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小さな命

2012年04月26日 | 素敵な言葉


かわいい生き物に出会うたびに毎度

「飼いた~い」とせがむ息子のK

残念ながら 私は日本でペットは金魚以外飼ったことがないし、

犬や猫のような大型ペットは 育て方もわからなければ

育てる自信もない。

息子の「どうして飼っちゃだめなのさ?!」 には いつも

①引っ越しが多いし、長期で旅行することも多い。(餌やりが困難)

②生き物を飼うことは 簡単じゃない。

飽きたら ポイなど出来ないのよ と言って聞かせるが・・・



どうしても というので

過去 おじいちゃんの家にいた時、カブトムシベタ(闘魚)と金魚を飼ったことがある。

結局 餌やりはほとんど私の役目になってしまっていたし、

愛情の入れようも私の方が強かった気がする。

寿命で死んでしまったときは、子供たちに内緒で土に埋めたり、買い足したり結構大変だった。


ほれ! まだ お世話もきちんとできないでしょうが、

と言って これまでも あれこれ飼いたいという

動物たち(ハムスター・猫・犬・サル・にしきへび・オランウータン・象) を却下してきた。



でも ついこの前 近くのビーチに行ったときのこと。

砂浜で必死に小さい蟹を追い回す子たちを見て、

自分たちも!と 追いまわし、バケツに10匹以上捕まえられた。

絶対に家に持ち帰りたいと言う。


まぁ、いいか。と 海水を少し入れて 持って帰った。

自分で捕まえた満足感と、やっと飼える興奮で おにいちゃんK

帰りの車でも ずっとバケツを股にはさみ 蟹観察にご満悦。



家に着いた。



問題は 何を食べるか。

私は安易に“お米とか食べるんじゃない?”と 米粒を入れてみた。

お兄ちゃんKは “ペットはご飯がない=死んでしまう“ と思っているらしく

「何を食べるのか、パソコンで調べて!」と 私のパソコンの前に 

でん!と座って動かない。

蟹って言っても色んな種類がいるかななぁ・・・と 思っていたら

「“みなみこめつきがに“って 調べて!」
と お兄ちゃんK

家にある図鑑で似たようなものを見つけたらしい。

はいはい。


一緒にパソコンをのぞくと・・・

ふむふむ 同じように お米を入れた人のブログや、

飼い方なんかが書いてある。

肝心の餌になると 市販のもの とか 小さい蟹は 海水で十分生きる とある。

お兄ちゃんKに言うと

「ええええっ!!!海水 これしかないじゃないの。(砂上1cmしか入れてこなかった)

海水が減っていったら・・・(まゆげがハの字になり、悲しそうな顔になってしまった)」


しまったなぁ、海水多めに持って帰ればよかった。


「小さな蟹だって、大きなペットと同じ大きさの命なんでしょ。」 


(確か こんな内容のことを言ってたと思います。)

胸の辺りを抑えながら

「この前 カブトムシが死んじゃったときと 同じくらい ここんところが痛いもん」

何だか じ~んと してしまった。

きちんと命の重さのわかる子に育っているではないか。

例え 小指の爪くらい小さな蟹だって 命がある、その命はどれも同じくらい大切なのだ。

ザリガニが飼いたいと言っているお兄ちゃんK、これならお任せしても大丈夫かな。

蟹さんと 添い寝するお兄ちゃんK



塩を足した水を作ったらいいじゃないかとぶつぶつ言いながら・・・。



一週間経とうとしているけど、まだ 蟹さん 生きてます。



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初めてのバースデーカード

2012年04月15日 | 素敵な言葉


本日40歳の誕生日を迎えた私

昨日 珍しく机にむかう娘のちびM

色鉛筆で“カード”を書いてくれていた。

自分から何か目的をもって 文字を書くのはこれが初めてかも。

ひらがな表の前に座り込み、一生懸命 がんばれちびM

そっと見守り ドキドキしていると・・・。

「ママ 何さ~い?」

「よんじゅうよー」


そして 初めてもらった娘からの誕生日カードは・・・




410歳になっていた。

(とほほ・・・そんなに歳とってたらママはヤマンバじゃ。)

まままま

おめでう。

どうやら “と”と書こうとして鏡文字になり、それが偶然にも“う”になってます)

それを指摘すると

「“お・め・で・と・う“って読むのっ!!!」

と強引に最後の文字で2文字読ませたちびM


こういう強引さは、将来 採点済み試験も

1点2点は稼げるタイプ???なんて。


そしてお兄ちゃんKからは 毎度お馴染みのケーキ。

どぎつい色がいかにもタイのケーキといった感じがします。





そして にんまりと笑い

「ママ おめでとぉ~ プレゼント・・・(何が欲しいかと聞かれたらどうしましょ

ワクワク うきうきっ) 何か 買ってよ」


これっ逆でしょーが


そして 2人が作ってくれた 貝ケーキ

(ぶっといロウソク付き。こういったときにしか出番のない貝さん達。)




でもね~ ママは 鬼じゃ ありませんよ。

バリバリ
とこれは いただけません。

鑑賞用ケーキということで ありがとう!!


まぁまぁ お正月には“今年の目標”を掲げるもの。

タイ正月(ソンクラーン)生まれの私もひとつ、

何事にも思慮深く

新発見を素直に喜び

健康ないい一年にするぞーっ!!!


(自分に欠けているものを補うといったところでしょうか)




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小さな息子の ”死生観”

2012年01月17日 | 素敵な言葉

”死生観”と書くと 哲学じみた重~いイメージですが

ただある日の会話で 息子Kの考える“死後の世界”を知ることができたので

書くことにします。


今朝 洗濯物を干していると、部屋でおじいちゃん(プー)と会話するKの声が窓から聞こえてきました。

思わず内容が内容だったので、手を止め、ドキドキしながら聞いてしまいました。

タイ語で会話してますが、日本語で書きます。(大体こんな感じでした)




プー:「もうすぐ 引っ越しだなぁ・・・おじいちゃん寂しくて死にそうだぞ。

    (我々家族は このタイ東北部から3月に南部スラタニー県に引っ越しすることが決まっており、

     ここでのおじいちゃんおばあちゃんとの楽しい生活も、カウントダウンが始まってます。)

:「そんなこと言わないでよ。おじいちゃんが死んじゃうならボクも死んじゃうよ。」

    (“寂しくて死ぬ“というフレーズを”寂しかったら死んでしまう“と理解したKの答え。

     そして 自分も同じく寂しいに変わりないので、 ”ボクも死んじゃうよ(寂しいよ)“と答えたのでしょう)


プー:「違う違う、死んでしまうくらい寂しいという例えなんだぞ、何を言うか!

    死ぬことは 絶対におじいちゃんを先に行かせろ。」

:「先に? でもさ、ボクが先ということもあるらしいよ。

     (ここから Kの発言が完全に“死んだらどうなる?”になってます) 

      神様が決めるから順番とかないらしいよ。」

プー:「・・・そうかそうか Kは物知りだなぁ。」

    (重い話題になってしまったにも関わらず、Kが説明に一生懸命で 

     始終明るく話しているので おじいちゃんはひたすら聞き手にまわっている様子。)

:「呼ばれたら お空の上に天国っていう広いところがあって、

     そこで暮らすんだって。おじいちゃんのことも探すよ。呼ぶから気づいてね。」

  
    「神さまって すごく大きいのかと思ったんだけど、見えないくらい小さいみたいなんだよ。
     
     だって、どこ探しても見えないじゃない。」 

とも。

  「突然神様に呼ばれちゃったりすると、忘れ物に気付いて

  “お化け”になって戻って来るって ボクの絵本にあったよ。ボクのことを怖がったりしないでよ。」

  
  「次も人間になりたいんだけど、これまた神様次第らしいんだ。」


とも。




とにかく延々 ボクKの考える死後の世界(死生観)をおじいちゃんに語るKでした。


外で手を止め聞いていた私

大体 Kの言っている内容の出所は察しがつきます。


絵本: 「おじいちゃんがおばけになったわけ」 (大人でもポロポロものの絵本)

   心臓麻痺で死んでしまったおじいちゃんが孫のエリックに

   さよならを言うのを忘れ“お化け”になって毎晩エリックを訪ねる話。
 


神様天国の存在は 子供用聖書から。


改めて聞いたことがなかったKの考える死後の世界

・・・なかなかしっかりとしていて感動した私です。




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日本語のかわいい言い間違い

2011年12月19日 | 素敵な言葉

頭痛で寝ていると

6歳の息子Kが心配顔で一言

「頭 どう? がんがんする? かんかんする?」

初めの質問もどうかと思うけど、頭痛具合を”ガンガン”と”カンカン”の2択かぁ。

「頭は ガンガンかなぁ。 カンカンは言わないと思うよ。」



息子Kの反撃

「だってこの前 ゴロゴロと コロコロの時

テンテンついたら ”大きくて重い感じ”って 言ったじゃないの。」


4歳の娘Mも参戦。

(とにかく会話という会話に負けじと割り込む癖あり)


「おしょーめんは つるっとは良いけど、ずるっとは いけないんでしょ~?」

(なぜ アナタ 入ってくる・・・)


(戻って)そうそう、テンテンね・・・そうなんだけどね。きちんと当てはまらない時もあるのよ。



日本語って難しいなぁ。

特に どの言語にもある擬音語と違って 日本語の擬態語の多さときたら。

(実際 日本語は 擬音語より 擬態語の方がうんと多いそうです。)



でも 使わないと覚えないから、日本語を聞く機会の少ない我が子のため

努めて 発話に取り入れてみてはいるものの 結構かわいらしい間違いが多いんです。 


タバタバしたら 頭ぶつけちゃったよ」

バタバタしたんでしょ。)



クサクサしてておいしいね」

(トンカツはクサクサしません。サクサクですって。)




「(犬に追いかけられ)危なかった、心臓が パクパク・・・あ、バクバクだ。」

パクパクしたら 大変です。)


一生懸命使っているだけに 笑っちゃいけない我が子のかわいい言い間違い。

理想を言えば・・・

美味しい日本料理を食べた時、

”おいしい”を 上手~く 言葉で表現できることかな。

(”舌触り”や”喉ごし”を上手に表現。)

味覚を言葉で表現し、相手に伝えるって 難しいし、

それが日本人に通じると上級者という感じがします。


、まずは おいしい物を食べさせることが先でした。

頑張って作らねば




:言い間違いオマケ編:

หัวหน้า(ホアナァ)って どういう意味?」


「(突然くるなぁ。テレビで聞いたのかな、長官とか、とか、親方とか 

  とにかくその場のリーダー格の人という意味だけど 取りあえず )

  その場で 一番えらい人という意味かな」


と説明すると、またまた飛び入りの娘M

「Mのクラスの一番エロイ先生はねぇ~」


はしたなくもワタクシお米を撒き散らし大笑い

(一体 どんな先生だね)



その日は 楽しい夕食の時間となりました。




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うちの事情&ファミリーメンバー

お兄ちゃんKは2014年小学3年生、Mちゃんは新一年生になりました。 2008-2010年を日本で過ごし、その後タイの 東北チャイヤプーム県のパパの実家で、じいじ&ばあばに甘えっぱなしの2年間暮らしU+27A12012年3月から南部スラタニー県(パパの勤務先)で家族4人暮らしがスタート。 K&Mのタイ語力は目覚しいほどにアップ。現在 兄妹間は どちらかが日本語で話せば日本語に、タイ語で話せばタイ語に という言語スタイル。