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タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

じゃんけんグリコ

2012年02月13日 | 日本語力アップ

結構前からですが、公園へ行くと  「じゃんけんグリコ」  (正式名がわからないけど)

をして遊ぶようになりました。

家の中でも 目的地を決め 階段や、タイル張りでも

楽しく遊べるし 気に入って遊んでます。


:ウィキをのぞいたら、戦略やら、ローカルルールやら 

こんな単純なゲームなのに 結構奥深いことがわかります。



自分も子供のころ遊んだ遊び:

じゃんけんをして グーで勝ったら “グリコ”(3歩)

チョキで勝ったら “チョコレート”(5歩)

パーで勝ったら “パイナップル”(6歩) と 前に進めるゲーム



たぶん個人・地方によって この歩数は違うと思うけど

我が家では、チョコレートは チ・ヨ・コ・レ・エ・ト(6歩)ではなく、

あくまでも チョを1音として数えてます。(本来は6歩みたいですが)

なので、5歩


そして 難しいのが、パイナップルの小さい“ッ“(促音)

声に出して進む時、“パ・イ・ナ・ツ・プ・ル”と “ツ”も読んで進むらしいですが、

これも我が家では 音なし=小さい“ツ“は 読まないルール。

なので、”ッ”は、1歩あるけど、音がなく6歩進むルール。

Kお兄ちゃんは 慣れるまで“パイナップル”(パー)嫌いでした。



でも 歩数が多いから これで勝ちたいのが本音

何度か遊んでいるうちに 「パ・イ・ナ・(ッ)・プ・ル」を 正確な歩数(6歩)で

進めるようになりました。



そして ”Mも入れて~Mも入れて~”が口癖の4歳Mも 頑張って毎回参加。


昨日は、公園にてM

自分が遅れを取ると さっき (チョキ)チョコレートで進めた私に向かって

今 自分も(チョキ)チョコレートなのに なぜ進めないのかと ふくれっ面。

「(ごめんよぉ)ママ グーでMに勝っちゃったから。」

結局 次 出したグーで勝っても 3歩なので、まだ ビリっけつのM


そこで お兄ちゃんアドバイス・・・


「Mちゃん! グーのグリコより、チョキとか パーの方が いっぱい進めるよ。パーは、なんと6歩だからねっ


その通りよ、M頑張って!


ところが・・・真に受けてMパーばかり出す。

しめた!とばかりに、Kチョキでどんどん前進。(妹想いでないなぁ)

、違うのも出そうね、と言うと

今度は 連続チョキで お兄ちゃんを”グ・リ・コ”でどんどん進めさせることに・・・。

は真ん中で Mをどうにか進めさせようとするけど あがけばあがくほど、アイコ続きに

焦るM、最後は もう何が何だかわからなくなり、じゃんけんポイ一本指だったり。




さてさて、実は この遊びが役立ったのです。

が 日本語で何か書いているとき たまに

「さっき」を 「さき」 や

「もっと」を「もと」

「やっと」を「やと」と “っ”を抜けてしまうことがあります。


そんなとき

「“さっき“は、パイナップルと同じで、パ・イ・ナ・(ッ)・プ・ル(歩く代わりに、6回手を叩いて説明)。」

と言うと、すんなり 分かるように。


グリコに感謝。



オマケ写真

ウチの近くの公園自慢

2年前くらにできたばかりなので、まだキレイです。

夕方からは大人も子供も運動をしに集まってきます。

暑いタイでは、この公園で日中外遊びをする人は まずいません。

暑すぎ

なので、人が集まってくるのは、夕暮れ時。

カラスの鳴く時間から遊ぶタイ。

赤ちゃんや子供に スプーンでご飯をあげるのもここではよく見られる光景。

(遊ばせながら、食べてもらおう作戦)

ゴザを引いて、焼き鳥を食べている人もいれば、ランニングをする人も。



我々の公園遊びは・・・

まず遊具で一遊び。


(お月さま 見えます)

うねうねランニングコースでのグリコに飽きると・・・

広場でボール遊び。



大人を見よう見真似でマシーンの使い方をマスター。



ぐね~ん伸びてみたり、



DJ? 人が来るまで ひたすら回す2人・・・。



一通り乗らないと 気が済まない2人





この池の魚に餌をやるのもタイでは普通の光景。



もうすぐ、お引っ越し。

次の場所にも こんな公園あるといいなぁ





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置き手紙

2011年11月25日 | 日本語力アップ

50年ぶりの大洪水に襲われたタイ。

夫は南部、私は子供と東北部の夫の実家、

3年前に購入したけど3カ月も住んでいないパトゥムタニ―県ランシットの自宅が浸水した。

約1カ月 水に浸かったままというおぞましい自宅に

水が引いたという情報を頼りに まず 夫が向かった。


泥をかぶったような自宅を見た夫は茫然とし、

30分 何もできなかったそうだ。

そして丸1日 一人で掃除をしたけれど これ以上は限界・・・

東北部のここ 夫の実家から 

私、義妹、Aちゃんママ、義父の4人で

掃除部隊として急行した。


11月22日火曜日 朝幼稚園に3人(息子K Aちゃん 娘M)を送り

バンコクへ向かうことを言わずに”置き手紙”を義母に託した。

洪水のことは知っているはず。

お留守番してくれるだろう。


テレビやエアコンの電化製品の扱いに弱い義母のため、Kに取り扱いメモも

あちこちに貼り付けた。


すると・・・


次の日の夜 家に帰ると 全てのお手紙(メモ)に Kのお返事がついていた。




(OOOへ ママはきゅうにバンコクへいくことになりました。

みんなで なかよくして まっててね。

水よう日のよる もどります。大すきなOOOへ ママより)


(わかったよ。OOOより)




(エアコンは あかいボタンを おしてね。)

(OK




テレビに貼り付けた手紙のお返事はおもしろかった。

(テレビは 大きいリモコンの赤いボタンと 

小さいリモコンの赤いボタンを おしてつけてみてね。

小さいリモコンは 右のきかいにむけてね。)


てれぶは こはれてるよ。)=テレビは こわれてるよ。


いやいや 壊れてないぞ

操作が上手くできなかったみたい。



(ままは どうやって はたらいた。)

老体にムチ打って働きましたよー! 


夜10時をまわっていたので 就寝していたが、帰りを待つためなのか

義母と助っ人に来てくれていた義母の妹のおばさんと1階部分で

敷布団に寝ていた。



(OOOはね てます。うしろ)
寝てますの→の方向に川の字になって寝ていた。

水曜日は幼稚園をみんなでおさぼり。

お昼寝返上で遊んだとみえて、爆睡

でも その健やかな寝顔に 心はかなり癒された。

色んな物が 水に流れちゃったけど、みんな生きてるから 大丈夫・・・。

(ちょっと大袈裟だけど、そんな気分でした。)



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文通

2011年11月16日 | 日本語力アップ

じゃじゃーんっ



私と子供たち宝物を紹介しまーす。



このメール全盛の時代に ハイ 文通をしております。

実はコレ

いわゆる季節のご挨拶の絵ハガキではなく きっちりとした文通”です。


文通や交換日記なんて 

おそらく今のメール世代の若い子には身近に感じない言葉になっているかもしれないけど 

私 実は 文通好きなんです

どのくらい好きかというと・・・結構な好きです。



そう・・・思えば あれは 小学校低学年だったかな

隣の席の友人Cちゃんが「私と文通してください」

と とある小学生雑誌に投稿したところ 

100通以上も返事が来たと困っていました

自分の巻いた種に困っていたCちゃんは 

「あなたの友達でもいいから 東京の友達と文通希望」

の和歌山県在住のS子ちゃんの手紙を私にくれました。




それが 私の初めての文通体験。

以来、学校のこと、遊びのこと、お稽古のこと、クラブのこと、好きなタレントのこと、

お互いの年齢が上がるごとに 交わす内容が変わっていっていたのを覚えてます。

いつしか 大学生になった私とS子ちゃんは 初めて東京で会いました。

お互いのことを知りつくした 親友になっていたので、

初めて会った時は 緊張もせず、何の違和感すらなく

「元気してた? でさぁ~~~」みたくしゃべりだしたのを覚えてます。

残念ながら、長~く続いた文通は就職活動時以後途絶えてしまったけれど 

今でも S子ちゃんのことは 親友だと思ってます。

お互い レアな名字だから FBなんかで 再会できたら 嬉しいな なんて。

(便利な時代だわ。)


前振りが長くなりましたが、そうなんです、文通が好きなんです。


第一回目文通体験は、メールの時代でなかったから 続いたということもあると思います。



まさか 最近になって また文通ができるとは思ってもみず、

「タイに行ってしまうなら 文通しましょうよ」
と 

多分普通の人なら ちょっとびっくりかも、けれど そんなKの幼稚園のママ友Aさんの

お誘いに 嬉し~ぃ と飛びついてしまった私。




上の写真は ママ友AさんとKの同園生Bちゃんが去年から送ってくれたお手紙の数々です。

時間を割いて、自分達のために書いてくれた一通を受け取るときって 本当に心躍ります。

Bちゃんは女の子。

とても優しくて Kだけでなく、妹のMにもお手紙をくれるんです。

は字が読めなくても 便せんを逆さのまま 

「O)#(U%’”!=X&><?・・・」

って書いてあるねぇなどと適当に読んでました。




最近は ひらがなが読めるようになり、絵本はまだハードルが高いので、

過去に送られたBちゃんのお手紙を引っ張り出して 読もうとしたり 

文通効果がここにあり!と感じてます。



日本の従姉妹からもお手紙をもらうことがあるけれど、

お兄ちゃんの友達から自分宛てに届く手紙には

また特別な嬉しさがあるようです。


もらったら お返事を


文通の掟を熟知しているKとMは、文通歴2年目

学校の行事や特別なことがあるとBちゃんに教えてあげようと言います。




ま、そこから紙に向かうまでに 結構かかったりしますが、

(細々ながら)しっかりと続いております。




文通のメリットとしては

もうひとつ イラストや手作り物を添えることができること。

が、まだ字より絵がスムーズだった時期、

タイのフルーツの絵を描いたり、

好きな昆虫を描いてBちゃんに送ったりしていました。



そして

日本の四季(タイに住む子供には感じにくい季節感)を 文通を通して

感じることができるのもメリットだと思います。


これは この前頂いた6月生まれのKへの紫陽花の切り絵BDカード:お手製です。



素敵でしょう

その後、我が家でも”切り絵”が流行りました。



夏生まれのBちゃんへのバースデーカードを考えるときなど

”夏”を意識するため 本をひっくり返してみたり、

クリスマスやお正月には サンタさん(今いるタイ東北部ではクリスマス雰囲気なし)

や 干支を意識したり、季節のイメージを振り返る機会にもなります。



我々 文通でしか味わえない”心”を 親子で体験してます。




ん・そろそろ お返事出そうかな。

今ここから出す手紙、

かなりサバイバルな旅をして送られることになるんだろうな。

洪水だし、陸路という名の水路を通り、バンコクへ。

そして きっと水路的な道を通って 空路へ。



ゆけーっ お手紙よ。




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句読点・助詞の大切さ

2011年10月12日 | 日本語力アップ


ある日息子がこんなものを書いた。





(文)きょうりゅうにおいかけられたらほねおなげる。
   らいおんとじこめないとくわでる。
   らいおんいえからでたときわさるにかぎをとだでる。



実はコレ
 大好きなDVD“ナイトミュージアム”に出てくる 

 映画で実際にあった ”博物館内で動き出すもの達を撃退するマニュアル”

 というもので 自分で書いてみたものだそう




      うぅうううん・・・



何か 日本語を教えていた時代を思い出す。

「ほら、ここんとこをカタカナや漢字にしたり、句読点をうつだけで 

 こんなに読みやすくなるんですよ」と 納得させるのにもってこいの文。




息子に これを読んでと言われた時の感想は


「マニュアル 作ったんだ!だった。でも・・・ちょーっと 読みにくい・・・かな」だった。


息子自身に コレをもう一度読ませると


「アリャ 本当だ、読みにくいね。」

と、本人もその読みにくさがわかったようだ。


句読点の大事さを学ぶいい機会だと思った。



そして、

絵本なんかで助詞の「は」は「わ」、「を」を「お」と発音していたから

安心していたけど、読むのと書くのではまた違うのだと分かった。

年長さんの息子に、助詞だから「を」といったって、ピンとこない。


でも この文の間違いをして以来

息子の中で「は」「を」「へ」の扱い方が 何となくわかったみたいだ。



あとは、

耳で聞いて意味がわかっている単語でも

実際に文字化してみるとこんな間違いをすることも発見した。


(とだでる=取られる / くわでる=喰われる  と書きたかったそうだ)


「おいかけられる」は書けているけど・・・

もしかして、他の受け身形はどうだろうかと書かせてみると・・・。


いわゆる日本語教育で言われるグループ2の動詞
(動詞の語幹に“rareru”をつけて受け身形をつくるタイプ)



「食べる」は「食べられる」

「寝る」は「寝られる」

「おいかける」は「おいかけられる」

「入れる」は「入れられる」


と、きちんとフォーム通りになるのに、


グループ1の動詞
(動詞の語幹に“areru”をつけ受け身形を作るタイプ)



「噛む」が「かまでる」(でたOOれる をOOでる)

「飲む」「のまでる」

(座る は !)

「取る」は「とだでる」(とだでるの“だ”って何だ???)

「しゃべる」は「しゃべだでる」(・・・。また“だ”出た



と、こんな感じで「でる」・「だでる」が頻繁に出てきた。

(なんでだろう。別にコレがわかったからといって 

どうということはないけど何だか気になる。)



間違いから学ぶことって大きいなぁと親子でしみじみ。

(本人は“間違いだ”というと、傷つくので さりげなく指摘してみたけども。)


今のところ 息子の頭の中では

“未熟な日本語にタイ語が覆いかぶさりつつある段階”に見える。

タイ語はまだ外国語扱いのようで、少々心配だけど

タイ語の現地校へ通うわけだし、

タイ人としてのアイデンティティーが育つ速度と同じ速度で、

タイ語が自身の国語教育なのだと受け止められるよう、そして

日本語が(得意な)第2外国語になるよう願いたい。



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うちの事情&ファミリーメンバー

お兄ちゃんKは2014年小学3年生、Mちゃんは新一年生になりました。 2008-2010年を日本で過ごし、その後タイの 東北チャイヤプーム県のパパの実家で、じいじ&ばあばに甘えっぱなしの2年間暮らしU+27A12012年3月から南部スラタニー県(パパの勤務先)で家族4人暮らしがスタート。 K&Mのタイ語力は目覚しいほどにアップ。現在 兄妹間は どちらかが日本語で話せば日本語に、タイ語で話せばタイ語に という言語スタイル。