ペンタクラスタキーボードデバイスの販売拠点として、「やぼ屋」という店舗を日本全国に張りめぐらせて
地域社会や暮らしに密着しながらライフリーチをテコにしつつ販路拡大やPエコシステムの認知・普及をしてイケイケどんどんバシバシ売ってやろう、と夢想しているこのブログの管理人ぴとてつです。
文字入力といういとなみは燃料や食料や医療介護と並んで頻度も継続性も活性貢献もずば抜けて高い業務課題であり、日常のコミュニュケーションそのもののエンジンとなる重要な懸案であります。
こんなにも身近でありながら今までこの懸案は抜本的な改革がなされず軽視され続けてきました。
皆さんの生活や社会に当たり前のように浸透して十分に普及させるためのカギは、実はテクノロジーではなくわれわれ自身の社会規範・商習慣・人材資源活用の「意識の変化」こそが鍵を握っているのだとだんだん気づいてきました。
このカテゴリではそのへんの思考実験や壮大な構想を折に触れて考察して、拙ブログ読者の方に展望や青写真などを提案していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
さて
昨日ふとYahoo!ニュースで通知があって↓以下の記事が飛び込んできて、
「本当にカルチャーショックでした」フィリピン人女性が日本で驚いたこととは(ほ・とせなNEWS) - Yahoo!ニュース
興味深く見ておりました。
内容は日本のコンビニの店員さんの真面目な働きぶりについて。
少し引用しますと
>>マリアさんが日本に来てまず驚いたのは、意外にも身近な「コンビニエンスストア」での出来事でした。
「日本のコンビニの店員さんが、お客さんがいない暇な時間でも、スマートフォンでゲームをしたり、私語をしたりしていないことに、すごく驚いたんです!」
マリアさんの母国フィリピンでは、少し感覚が違うようです。
「フィリピンだと、『お客さんが来たらしっかり接客する。でも、いない時は自由時間』という感覚が普通なんです。だから、日本の店員さんが常に気を張って、商品の補充をしたり、清掃をしたり、何か仕事をしている姿を見て、最初は本当にカルチャーショックでした」
・・・との内容で、周辺事情も調べてみるとその他メディアでも以前から着目され反響を呼んでいるトピックだったらしいという事がわかりました。
日本社会の労働観が垣間見える分析であるなあ、と感じると同時に
「息抜きも必要なのでは?」
という硬直した社会、カッチリしすぎるのもどうかなというのが露呈した一件でもあるかと思います。
さて翻ってやぼ屋の話に戻りますが、このコンビニの一幕はなかなか面白い示唆を与えてくれました。
以前からぼんやり考えていたのですが、コンビニ店員に外国の方が多いのもすっかり身近になったように今や社会成員として欠かせなくなった外国人労働者とインバウンドへの対応。
今後も増え続けるでしょうから多言語対応のスタッフが必ず人材不足になっていくだろうな…というのは前々から感じておりました。
観光地の土産物店、ホテル、飲食店、交通機関の職員、レジャー施設や公共スペースなどでの表示物や案内などの多言語対応、食券機やタブレット端末での多言語オーダー
などなどニーズとウォンツがさばき切れないくらいキャパオーバーしてくるのも時間の問題でしょう。
外国の方に一方的に日本語の学習や理解をしてもらうだけでなく、日本人自身からも外国語学習者のなり手を増やす、手続きや作法に関してその意義を理解して噛み砕いて翻訳できるだけの文化的素養をもつこと、
出川イングリッシュに象徴されるようなわからなくても伝えようとする気持ちを前面に出して積極的に交流するコミュニケーション能力
などが求められているかと思います。日本社会には圧倒的に足りないのです!こういった人材が!
「グローバルコミュニケーター」
「異文化交流推進者」
「共生社会ファシリテーター」
「カケハシスト」
などとも言われていますが、せっかくペンタクラスタキーボードを標榜して既成概念をガラガラポンしていくのですから
ここで身を乗り出して貢献をしようではないか。世の中に求められている人材ならP陣営自らが率先して人材育成や風通しを良くするための仲介・触媒になるなど何かお手伝いができないか?
きちんと社会課題に向き合って責任ある貢献ができるかそのラインを模索していこうという事です。
Pエコシステムの要となるやぼ屋での対面対応は、実はネット空間の治安をよくするためユーザープロファイル強化の一環としてデバイス購入時にマイナンバーカードでの本人確認を旨としています。
言論空間/商行為空間においてはマルチアカウントを許容せずユニアカウントとしてなりすましやフェイク情報拡散、ブローカー行為プロキシ行為などを撲滅する施策を現在も研究中です。
あやしいエコシステムでは転売ヤーや違法行為の助長、モラルの低下を招いてしまいますからおめおめと能天気に異文化交流などとは言っていられません。
技術的に可能な対策を施して治安のよい安全なスフィアであることを担保してはじめて共生社会を実現できるのです。
そしてアーキテクチャー上での治安対策と同時並行的に推し進めていかなければならないのが異文化接触においてのコミュニケーションの齟齬をなくすことや、共有知やコンセンサスのシェアの場を確保し保全しメンテナンスをすること、なによりも関わる人材そのものを増やしていく事が急務であります。
そのような中でやぼ屋の従業員についても外国人を積極的に雇用し今後のPエコシステムの長期展望を見据えてカケハシストの人材を育てていこう、そしてやぼ屋利用者の方にも地域の主役として必要とされていることを実感できるような社会にしていこうというメッセージを発信し続けていく事が重要です。
やぼ屋の店員として出会い、多国籍の場の中で互いに文化理解・サービスの習熟・地域社会への参加意識などを切磋琢磨して楽しく労働できれば素晴らしい職場になると思います。
そんな中で外国語学習・獲得もやぼ屋のビジネス展開の中で中核として位置づけられるミッションでありもちろん業務課題として明確に位置付けて、就労実態もそれに合わせて変革していく事も当然の成り行きです。
ここで販売店舗での日常風景をゆるっと想像しているとやぼ屋は基本「待ちの接客」ですのでお手すきの時間が生まれることもまあすぐ思いつきます。
加えてコンビニや商店のように商品の補充や仕込みやデリバリーなどもないので雑多仕事はあるかもしれませんが基本的に"暇"をどう価値化してプラスの意味に転化していく事が業務形態を再定義することにつながっていくのです。
そこで出てくるのが有閑時間の「雑談」ですよ。
日本人には業務中に公私混同するのは社会通念上良くない、とお思いの方も多いでしょうから、先のコンビニ店員の例での労働スタイルを日本風にアレンジして解釈して
「言語習得・文化理解に関わる雑談は、業務の一環である」
とお墨付きを与えるのです。
単なる口頭での雑談にとどまらず、自分用のPデバイスを持ち込んで画面操作をしながら所定のファイルにデータ入力…なんていう込み入ったこともできますし、話題のマニ車となるような触媒メディアを再生/閲覧しながら雑談するのもありです。業務課題なので堂々とやっていいのです。
ただしお客様が来たら速やかに業務に戻ります。対応中ではなくとも、店内にいるだけでワチャついているところをお客様に見られては不快に思われる方もいらっしゃるのでこれは厳密に切り替えていきたいところです。
シフトの関係で日本人-日本人の組み合わせになってしまったときは、雑談できないのか?これは見落としていました。
でも臨機応変に行きましょう、日本人同士の雑談でも、言語学習の話題、やぼ屋トレード情報の話題、学習プラットフォームの話題、教材やデュオリンゴ、海外ドラマ/映画などの話題ももちろんOKですし、
お互いに暗記カードや暗記アプリを出し合って出題しあうのもどんどんやっていけばいいでしょう。
本来業務のおまけ的に言語学習しても寛容ですよというのではなく、もっと攻撃的に、前のめりに、そこまでやっていいのかってくらい言語学習環境を整備してもいいのではないかと思います。
ここまで話していろいろとシチュエーション的なことや社会背景的なことを中心に論を進めてまいりましたが
ペンタクラスタキーボードの技術的な事にも少しくらいは触れておかないと物足りないでしょうからちょい補足しておきますと
ペンタクラスタキーボードでは総ルビ化(=すべての表記によみをつける)を目指しているのでタイプした文や閲覧中のテキストにこれまでよりも精度の高い音声読み上げ機能を即時再生できることをもくろんでいます。
これが実現すれば外国人の日本語学習者にとっても自分の不慣れな日本語入力であってもすぐに音声確認ができますし、Pエコシステム内の文書であればどんな文書でも基本一律で音読してくれる環境も提供します。
また有料の課金パッケージにはなってしまうとは思いますが他言語の音声読み上げ機能も有料で提供し、何よりも液晶画面で多言語に対応したテキスト入力機能も言語ごとに提供していきますので(これも課金パック)
あるいは
多言語コミュニケーションにおける「デジタル筆談」をより便利にしてくれるようなシチュエーション込みのユーティリティアプリなども構想していきますので多言語コミュニケーションの可能性が広がっていくと思います。
日本語話者の外国語学習者にとっても自力入力文読み上げももちろん即応なのでセルフ対話/セルフ学習にも有用ですし、さすがに多言語用の専用形状のデバイスは用意することはできないものの、液晶画面はボタンの配置やキーのレイアウトが基本自由ですから日本語環境のペンタクラスタキーボードのやれる範囲だとしても多言語対応はわりと柔軟にこなせるのではないかと期待しているところであります。
そういった利便性のあるデバイスを駆使しながら、お客様にも懇切丁寧に説明し、雑談に花が咲き、自分のブログにもエピソードトークができるし、やぼ屋商圏での日常御用聞きにお役に立てることもある、ときにはその情報を有料で買ってもらえることもある、そして言語を通じた異文化コミュニケーションの経験を活かして自分のキャリアにも堂々と誇れる・・・夢はどんどん広がります。
やぼ屋の労働で稼いだお金で、海外旅行に行くときの費用サポートも上乗せさせてあげられれば、福利厚生になるばかりでなく、社会貢献にもなるね。