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「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

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液晶部での記号入力と通常のキーでの記号入力との守備範囲の微妙な違い

2016-07-16 | かな84キー+記号キーがある事の利便性
ペンタクラスタキーボードではクラスタキー(五角形のキー)にいくつかの記号があり、盤面中央のタッチ液晶部にも(詳しいキー配列は未定だが)記号が入ります。
これらは多少重複していても利便性のために構わず配置する予定ですが、大まかな住み分けとしてはクラスタキー部の記号は各種の括弧()[]{}「」“”と日本語の文においてよく使われる約物(、。・!?)が配置してあるのがポイントです。
中には括弧として使用するのは不適切とされる不等号(<>)も括弧のあるゾーンに配置してあり誤解を招くかもしれませんが、等号(=)も付近に配置してあるいるのでちょっとこじつけ気味ですがご容赦願いたいと思います。
それと括弧と約物の他には日常表記的によく使われる$\%&=@/_:;なども左側クラスタキー部に配置しました。これらは今後の検討で変更するかも知れませんが暫定的にこれを標準とさせていただきます。
これらクラスタキーでの記号入力は通常の日本語文章の表記には対応できると思いますが残念ながらパスワードやURL等の入力には向いておりません。ご不便をおかけしてしまいますが#'^~|などの記号はタッチ液晶部から入力していただく形になります。
また、これらの記号類のデフォルトの入力では半角にするか全角にするかは未定ですが、基本的にはタッチ液晶からの入力は一律半角で、クラスタキーからの入力はIMEの学習による優先順位順にユーザーが変換候補を選べる方式にするとよいと思います。一応半角/全角キーがあるのでそこで第一候補の切り替えができるようにはしてあります。
最後に特筆すべきこととしては、テンキー部にある記号+-*/.とともに×(積・かける・ペケ)を採り上げたことであります。[注1]×記号は日本語においてよく使われる場面が多く対戦カードや番組名・作品名・商品名で広く浸透している記号なので表記・入力の利便性のためにまず上位に検討すべき記号として採用されるに至りました。
ここではタッチ液晶部のことやテンキー部からの記号入力などの話題は別カテゴリーで詳しく触れることにして主にクラスタキー部での記号入力に主眼を置いて説明させて頂きました。
やはり通常使用する記号類などもかなキーなどと同じく同列に入力できた方が余計な引っ掛かりがなくスムーズに入力できることがお分かりいただけると思います。


※追記  補足事項 [注1]
「×」のキーはその後の検討により下部でにをはキーに配置変更となりました。
その場所にはかわりに「~」を配置することになりました。ご承知ください。
記事→テンキー部・NUM LOCKのあったところに「~」を配置する

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自然なリズムで打鍵できる。途中でまごついたりしないシンプルな入力

2016-07-16 | かな84キー+記号キーがある事の利便性
何気なく文字を入力しながら思うことですが、打鍵のリズムと思考のリズムの調和した一致――言葉を発音するような感覚で文字を入力できればいいなとついイメージしたりします。文字入力がスムーズにいかなかったりしたときなどは特にです。
普段使っているローマ字入力においては打ち方のあやふやな文字があったり小さい「っ」を連続で打ちたくてもできなかったり、即妙な文字表現感覚に機械がついていっていないな…ともどかしく思うことがあります。
一音節に一つの打鍵、これが一番理想ですがぎょ、しゃ、ちゅ、みょなどのような拗音につながる言葉のように2文字で1音節の言葉もありそれぞれに独立したキーを新たにつくるわけにもいかないので、ペンタクラスタキーボードでは促音(っ)、拗音(ゃゅょ)、撥音(ん)のキーは盤面下部の親指で押すところに配置することによって他のキーより若干早く打てるようになっています。
これで二文字分ある要素も身体感覚的にタイムラグ・違和感のない入力が実現できていると思います。
他にもローマ字入力では「デュ」→「dhu」のような特殊な綴りがあったり、長音の「ー」も不便な位置に配置してあったり、もともと日本語のために作られたものではないのでいろいろと不都合も多いのではないでしょうか。
ペンタクラスタキーボードは日本語話者の身体感覚に寄り添った入力方式で、ストレスなく快適に打鍵できることを理想としており、その理想にどれだけ近づけたかどうかはわかりませんが、一つの答えだと自負しています。
何より単純に出したい文字を押せばその文字が出る…という当たり前のことができることは一貫性があり(「っ」のように前の入力に影響されない)どんな入力にもついていける強力な幹となると思います。

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