Roland Kirk, flute, alto flute, amplified flute, African wood flute, vocal interjections, cuckoo clock, music box; Bobby Moses, vibes; Horace Parlan, piano, celeste; Michael Fleming, bass; Walter Perkins, drums, percussion; Cyristal-Joy Albert, vocal.
Nola Penthouse Sound Studios, NYC, September 16-17, 1964
A1. Serenade To A Cuckoo
A2. Medley: We'll Be Together Again; People
A3. A Quote From Clifford Brown
A4. Trees
A5. Fugue'n And Alludin'
B1. The Business Ain't Nothin' But The Blues
B2. Talk With The Spirits
B3. Ruined Castles (aka Kojo No Tsuki)
B4. Django
B5. My Ship
LIMELIGHT 一枚目の本作、マルチプレイヤーの R.Kirk ですが今回は管楽器を flute(各種有り)に絞っている珍しい一枚。ライブ演奏で有名な Serenade To A Cuckoo は、これが初演になりスタジオという事もあり大人しめの演奏、R.Kirk の flute ソロのバックで聴くことが出来る bass は正にモダンジャズ(普通のジャズ)、H.Parlan のピアのソロも短いですが聴きものです。でも仕事中に YouTube でながら聴きして確認したら bass の音が奥に引っ込んでいて良さが全く伝わりません、パソコンでCD(昔買ったマーキュリーのコンプリートボックス)を聴いても同じ、レコード(モノラルのオリジナル盤)ではしっかりと聴くことができるので残念です。凄く好きな曲 Django は Modern Jazz Quartet の Prestige 盤の初演が文句なしの名演なのでカバーが難しい曲、R.Kirk がピアノトリオをバックに正統派の flute 一本で演奏していたらと思いますがオマケ付きのなので個人的には今一つの出来、「 Michel Legrand / Legrand Jazz」収録の同曲も少し大きめの編成で演奏し同じような印象を受けた記憶が有りのでピアノトリオかデュオの演奏のが演奏に向いているのでしょう。「Ray Bryant Trio (Prestige)」と 「Charlie Haden / gitan」の同曲も凄く好きで聴き飽きる事が有りません。
ファンならLIMELIGHT の三枚は凝ったジャケットの魅力も有るのでオリジナル盤を入手して目と耳で楽しみましょう。