小梅日記

イングリッシュコッカースパニエルの小梅と爺やの日記。倍賞千恵子さんの歌が大好きです。

As sideman : ERIC KLOSS / IN THE LAND OF THE GIANTS (prestige)

2024-11-03 08:56:39 | BOOKER ERVIN


Eric Kloss, alto sax; Booker Ervin, tenor sax; Jaki Byard, piano; Richard Davis, bass; Alan Dawson, drums.
NYC, January 2, 1969

A1. Summertime
A2. So What

B1. Sock It To Me Socrates
B2. When Two Lovers Touch
B3. Things Ain't What They Used To Be

20年程前に prestige の青レーベル盤を買い漁っていた時期が有りました。二千円も出せば普通に買えて高くても五千円でお釣りが来たと思います。勿論イエローレーベルのオリジナル盤が欲しいですが懐具合も有りますので、私は音が良ければ青レーベルでも構いません。Miles Davis や Thelonious Monk , B.Ervin , J.Byard など結構買い、今思えばお値打ちに買ったので良いのですが、その時に買っておけば良かったと、今後悔しているレコードも何枚も有ります。一番思うのは Sonny Rollins の 「Saxophone Colossus」 、国内盤を持っていましたがドラムスの音が引っ込んでいて魅力を感じなかったレコードでした。後に円盤新世紀盤を聴いてドラムスの音が違う本来の良さを知りましたが、時すでに遅く2000円をはるかに超える金額に。E.Kloss の本盤も同じ、「Introducing Eric Kloss with Don Patterson」(結構良い)を買った後に何度も入手の機会が有ったのに B.Ervin 参加に気付かず見送りました。欲しいと思いながら懐具合の理由で入手を諦めていましたが、ブログで取り上げられた記事を読み B.Ervin ファンなら入手せねばとネットオークションのチェックリストに入れ辛抱強く待ち、最近やっと(懐具合との兼合いが有るので)入手できました。

冒頭の "Summertime" を聴き初めて直ぐにリズムセクションの演奏に聞き覚え感が有るのでジャケット裏を見ると E.Kloss を除いたメンバーが「the freeidom book」の鉄板トリオと同じです。否が応でも期待値がアップしますが、Ervin 臭は余り無くファンとしては残念です。でも E.Kloss のリーダー作として聴けば聴き応え充分の一枚、鉄板トリオも R.Davis の bass が一番存在感が有り、演奏を盛り上げています。「Introducing Eric Kloss with Don Patterson」の organ quartet も良いけど E.Kloss の alto sax がパワーアップした本盤、更に良いと思います。

As sideman : Jaki Byard / Out Front (PRESTIGE)

2024-08-29 07:29:22 | BOOKER ERVIN

(写真はインターネットからのCDジャケット)

A)Jaki Byard, alto sax; Ron Carter, bass; Roy Haynes, drums.
Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 14, 1961

B)Richard Williams, trumpet A3,B1; Booker Ervin, tenor sax A3,B1; Jaki Byard, piano; Bob Cranshaw, bass; Walter Perkins, drums.
Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 21, 1964

C)Jaki Byard, piano; Bob Cranshaw, bass; Walter Perkins, drums.
Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 28, 1964

A1. Out Front (C)
A2. Two Different Worlds (C)
A3. Searchlight (B)

B1. European Episode (B)
B2. Lush Life (B)
B3. When Sunny Gets Blue (A)

本盤のジャケットを見た時、「BOOKER ERVIN / THE BLUES BOOK」のジャケットと似ている事と book serise で聴くことが出来る相性の良さもあり二枚のジャケットを並べて見たく(聴きたく)なりました。ネットオークションをチェックし始めてから暫くして状態が良いのを見つけ、高額でしたがアブク銭が有った(ラッキーでした)ので入手。所有している B.Ervin のどの Prestige 盤より高く付いた本末転倒盤です。


並べて飾るとジャケット買いもあり得る本盤。B.Ervin 参加の2曲はプラス R.Williams (trumpet) なので、B.Ervin ファンなら一番の聴きものでしょう。B1. European Episode (B) は R.Williams の mute を付けた trumpet 演奏が印象的、Miles Davis の演奏が思い浮かんだけど、どの曲かが思い出せずもどかしいです。

As sideman : NURIA FELIU / NURIA FELIU (EDIGSA)

2024-07-17 07:24:34 | BOOKER ERVIN

(1965)
LEAD VOCAL – NURIA FELIU (tracks: A1, A3, A5, B1, B3, B5)
PIANO – TETE MONTOLIU
TENOR SAXOPHONE – BOOKER ERVIN
BASS - ERICH PETER
DRUMS - BILLIE BROCKS

A1. El Pais Del Ocells (Lullaby Of Birdland)
A2. Yesterdays (Instrumental)
A3. Ves I Perde't (Bye Bye Blackbird)
A4. Schoochee Coochee (Instrumental)
A5. De Dalt Estant (Loverman)

B1. Tot Es Gris (Misty)
B2. Just Friends (Instrumental)
B3. Soc Com Un Desmai (Willow Weep For Me)
B4. El Blues D'En Booker (Instrumental)
B5. Soc L'Estrella (Fine And Dandy)

ライトハウス(大阪の輸入レコード店)で再発輸入盤を通販で買っていた80年代後半 「HEAVY!!!」を購入し B.Ervin にずっぽりと嵌りました。毎月送られてくる小冊子にこのCDが紹介されていて(CDプレーヤーは無いけど)車のカーステレオで聴こうと購入、内容が良かったので家のステレオで聴けるレコードが欲しくなりネットオークションでチェックしました。欧州盤の為か有名なレコードでもないのに結構高額設定でした。辛抱強くチャンスを待っていたので10年以上掛かりましたが、納得できる金額で入手。
B.Ervin が N.Feriu の伴奏をしている珍しい本盤は、実は聴きどころ満載です。深みのある低い声の女性ボーカル盤として聴いて良し、T.Montoliu Quartet として聴いて良し、もちろん B.Ervin の「SONG BOOKS VOL.2」として聴いて良しの一枚でしょう。A2. Yesterdays (Instrumental) は「SONG BOOKS」にも収録されているので、どちらのピアニストと相性が良いかも確認(私は T.Montoliu のが好き)出来ます。

As sideman : cracklin' roy haynes with booker ervin (NEW JAZZ)

2024-04-17 07:30:14 | BOOKER ERVIN


Roy Haynes, drums; Ronnie Mathews, piano; Larry Ridley, bass; Booker Ervin, tenor saxophone
Recorded in Englewood Cliffs, NJ; April 10, 1963.

A1. Scoochie
A2. Dorian
A3. Sketch Of Melba

B1. Honeydew
B2. Under Paris Skies
B3. Bad News Blues

B.Ervin のサイドメン参加で欲しいレコードが有るので、インターネットオークションをチェックしていたら 本盤のオリジナル盤が出品されて結構な金額になっていたのでビックリ、最近のオリジナル盤価格は異常です。私も昔 "Under Paris Skies" 目当てで入手したけど R.Haynes のバシャバシャドラムが気になり数回聴いただけでお蔵入り、今なら買値以上で売れそうなので処分しても良いか判断する為に久しぶりに聴きました。やはりバシャバシャ音が気になる曲もありますが Impulse 盤と較べると控えめでなので今は余り苦になりません。B.Ervin 作の Scoochie Bad News Blues は books series と同じ Ervin 節を聴くことが出来ファンとしては嬉しくなります。B.Ervin ファン以外には Sketch Of MelbaUnder Paris Skies がお薦め曲、人気が有るのも納得しました。

As sideman : Don Patterson with Booker Ervin / Hip Cake Walk (Prestige)

2024-04-12 07:35:23 | BOOKER ERVIN


Don Patterson, organtrumpet; Booker Ervin, tenor sax; Leonard Houston, alto sax (B1); Billy James, drums.
Recorded at Van Gelder Studio in Englewood Cliffs, New Jersey on May 12 (B1) and July 10 (A1-3 & B2), 1964

A1. Sister Ruth
A2. Donald Duck
A3. Rosetta

B1. Hip Cake Walk
B2. Under The Boardwalk

所有のレコードは盤質が少し悪いので良いのを入手してから紹介しようと思っていましたが、最近 Prestige の青レーベル盤の値段が上がり入手の気が無くなったので所有のプチプチ盤を聴いて紹介します。本作はタイトル曲を除き tenor sax に organ と drums の珍しい trio の構成ですが相性ピッタシで B.Ervin としては少し軽めだけど、その分フットワークが良くA面3曲はお薦めです。
Hip Cake Walk のみ alto sax が加わり sax 2本に organ と drums の珍しい quartet , alto sax が tenor sax に近い音色を出しているので最初は表記ミスと勘違いしましたが注意深く聴くと確かに sax 2本です。16分強の各演奏者のソロもたっぷりの長尺曲で何時までも続きそう感じ、終わりをどう纏めるかと期待していたらフェイドアウトで残念、Under The Boardwalk は3分弱でフェイドアウトなので凄く中途半端な感じでこれまた残念。