このバランタイン30年は今から30年程前に
父が海外旅行へ行った時
買ってきてもらったお酒です
当時、関税が高かったため日本で買うと7,8万円のお酒ですが
海外旅行に行くと免税でだいぶ安く買えました
実費を払うからと重い洋酒を無理に買ってきてもらい
しかも父にお金を払った記憶がありません
買ってきてもらったは良いのですが、
普段、サントリーホワイト(ときどきダルマ)を飲んでいて
ときどきスコッチウィスキー等が手に入ると歓喜雀躍していた
20歳台の僕には、封を開ける勇気がありませんでした
よし、僕が嫁をもらう時に封を開け父と酌み交わそうと、
心に決めたのが20歳台後半
その後、嫁をもらう兆しもまったくないまま
10年以上が過ぎてしまいました
妹には「このバランタイン、40年になっちゃったね」
などど揶揄されたものです
そして、ふ~みんと出逢って結婚
でも当時はバタバタとあわただしく、
父とゆっくりと酒を飲む時間がありませんでした
その後、折りあるたびに思い出すバランタイン
転職、家の新築、父の喜寿…
そのたびにタイミングがあわず、
家でゆっくりと父と酒を酌み交わすことができませんでした
そして…
先週、父が亡くなりました
葬儀も済み、少し落ち着いた時に思い出したのが
このバランタイン30年
小振りな父の遺影を実家から貰ってきたので
今日は追悼の酒宴
親父、今までありがとう