今年5月に亡くなった栗本薫さんの遺稿の
大河ドラマ「グインサーガ」第130巻が
書店に並んでいました
最終巻が発売されたので
なんとか今年中に読み切ってしまおうと
未読の5冊を含めラスト6巻を一気に読みました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cd/d8d04eee9f7217904a5f8f59fc280bc7.jpg)
もちろん未完で、展開した物語が収束しそうもない状態で
終わってしまいましたが、
自分の気持ちの中で、長い長い物語に終止符を打った気分です
第1巻の「豹頭の仮面」を読んだのは今から25年以上前です
当時、SF(海外物)は大好きでしたが
ヒロイックファンタジーはあまり興味がありませんでした
よく読んでいた早川SF文庫の日本作家シリーズで
この「グインサーガ」がスタートしていて
たまにはこんなのもいいかな、という程度で読み始めました
読んでみると、とても面白く
当時はまだ数冊しか出版されていませんでしたが
直ぐに読み終わってしまいました
その後は正伝・外伝共に出版すると直ぐに読んでいました
正伝20巻前後までは熱中して読んでいましたが、
物語が進んでいくと徐々に展開が遅くなり、
また、年間の刊行数が減ってきたこともあり
1,2年分をまとめて読むようになりました
でも、壮年(オヤジ)になる頃には、
街中で読むのはちょっと恥ずかしい雰囲気もありました
今流行りのライトノベルズのはしりのような作品だし
挿絵がある小説ってちょっと抵抗ありますしね
実は栗本薫さんが亡くなった時は111巻までしか読んでおらず
その時点で15冊ほど溜まっていたんです
栗本さんが亡くなったと知って
それから5,6冊毎にまとめ買いして読んで、
最終130巻が出版されたのをキッカケに残りを読破しました
まだ、物語がまったく収束しておらず、
まだまだ何十巻も費やしそうな状況だったので
未完で終了してしまうのはとても残念です
しかし、続きが出ないことが確定しているので
自分の中でもケリを付けるうえでも
今年中に読み終えたのはよかったと思います
「グインサーガ」はヒロイックファンタジーですから
剣と魔法といった古典的なファンタジーを踏襲していますが
世界観もしっかりしていて、三国志的な面白さもあり、
また登場人物も個性的で魅力的です
130巻でも物語半ば、
今後、こんなに長い作品は絶対でないでしょうね
しかも、栗本さんは全体のストーリーを
あらかた決めていたそうです
最終話のタイトルとマイルストーンになる幾つかのタイトルは
始めから決めていたそうですから、
本当にすごい作家だったんですね
本当は結末まで読みたかったけど
今年で自分の中の「グインサーガ」を終結させます
栗本薫さん(中島梓さん)
ありがとうございました
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年末の忙しい時に人聞きが悪いよ
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