ノストラダムスの大予言がはずれ、
IT業界ではY2Kで大騒ぎして、
世間ではミレニアムという新しい流行語につつまれた
西暦2000年
僕はこの年に大きな決断をしました
友人が悉く伴侶を見つけ結婚してしまってから幾星霜
年齢的には大台を超えてしまい
合コンに誘ってくれる友人も良き家庭人に成り下がり
遊んでくれるガールフレンドも一人残らず散逸してしまい
孤独なおっさんとなってしまいました
もうダメだ、結婚は諦めようと思ったのです
そして結婚資金としての貯金を使ってしまえと
その時出会ったのがこのクルマでした
友人と行ったスバルの店にそのクルマはありました
(昔はボルボとスバルは提携していました)
ボルボV70クラシック
2.4L、170馬力のミレニアムモデル限定車です
240の頃からボルボが好きだった僕は
前出の貯金を叩いて即購入してしました
実はV70のモデルチェンジが迫っており、
あの四角いフォルムが大幅に変わってしまう事がわかっていたので
その直前の限定車に飛び付いたのです
ボルボはやっぱり「空飛ぶレンガ」じゃなきゃね
(と言うほどV70は四角くはないけど…)
自分にとっては高価で憧れのクルマでした
けっこう大切に乗りましたよ
大きなトラブルもなく、快適で実用性にも富んでいて
良いクルマでした
難を言えば車重が重いため馬力不足は否めず加速感に乏しい事、
FFなので雪道ではレガシィより不安だったことですかね
あと、燃費も悪かった
街中で6km/Lくらいでした、しかもハイオクで
でも、今ほどボルボが巷に溢れていなかったので
多少なりともステータス感はありましたね
当時、テニス仲間と合宿と称して伊豆や軽井沢によく行きました
(テニスよりBBQや飲み会がメインだったような気がしますが…)
4人分の荷物も余裕で入る広いラゲッジスペースは助かりましたよ
しかし悲劇が…
いや、悲劇ではなく喜ばしい事なんですが、
ボルボを買った翌年、ふ~みんと知り合い結婚することになったのです
でも、結婚資金はボルボに化けてしまってて…
まあ、なんとか式も挙げて新婚旅行も行きましたが
ボルボを買っていなければもう少し豪勢にできたのにと思います
そういえばこのクルマ、女性受けが悪かった
友人の奥さんには文房具屋のクルマと言われ
母親には郵便屋さんと言われ
ふ~みんにはバン(いわゆる商用車)と言われました
スタイルがイケないのか?
赤いボディがイケないのか?
このクルマは2006年10月まで乗りました
現在の家に引越しをし、あみななが我が家にやって来た年です
あみが我が家にやって来たのが5月だったので
ペットショップから連れてきた時はまだボルボでしたね
(ななは12月に家族になったのでボルボを知りません)
さて次のクルマに乗り換えた経緯ですが、
ある人物の思惑が大きく影響しています
それは次のマイカー遍歴で…
でも、次のクルマはよーく知っているよね