親方のみかた

メタボオヤジが、勝手な視点でゆる~い意見をしゃべります

「真田太平記」読みました

2009-12-03 21:30:46 | 推薦図書

池波正太郎作「真田太平記」全12巻、
やっと読み終わりました

2カ月も掛りましたよ


でも面白かった

題名だけ見て真田十勇士でもでてくる
荒唐無稽な冒険小説かな、なんて思っていたのですが
あにはからんや、真っ当な歴史小説で、
真田昌幸、信之、幸村(史実では信繁)の親兄弟が
活き活きと書かれていました

もう大昔に読破したという諸兄には
当たり前のことかもしれませんが
池波正太郎の小説は「梅安」シリーズしか読んだことがなく、
(時代劇ではなく)歴史小説の作家というイメージがなかったので
こんな誤解をしていたのだと思います

もちろん真田ですから忍者も出てきます(しかも重要な役回り)が、
猿飛佐助のような超人的な忍者でなく
いわゆる草の者としての活躍が書かれています


ところでこの小説で僕の印象が一番変わったのが
幸村の兄、真田信之ですね

ちょっと地味で真面目で長いものに巻かれるイメージでしたが
思慮深く信念を持ち人格者で
戦にも強い戦国武将と描かれていました

派手な活躍をする弟、幸村よりカッコいい人物ですね

正妻の小松殿もカッコいいし…

父親の昌幸は謀略家で腹黒いイメージでしたが
これも少し変わりました

ちょっと長かったけど、飽きさせない面白い小説でした

 

それにしても読書のペースが遅くなりました

僕の読書は通勤や外出する時のの電車・バスの中と
昼休みや時間調整で入る喫茶店がほとんどで、
家にいるときは読書をせず、TVばかり見ています

という事でどう頑張っても月5~6冊ですね

さらに老眼も進み、混んでいる電車や暗いところだと
活字が読みにくくなっています

今後の人生で何冊の小説が読めるかを考えると
ガッカリしますね


「真田太平記」にかまけていた2か月間に
読みたい小説がいろいろ出版されました

とりあえず、高田崇史の新刊を買ってきたので読み始めますが、
宮城谷昌光の文庫化された小説が数冊出ているみたいだし…

年末は大忙しですよ

 

どうしたの、あみちゃん



たまには家でも読むよ



そりゃ、あんただろ!


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コメント
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