博士たちは、そのみどりごが王子のようにぜいたくな環境に
生まれると思いこんでいました。けれども、神はかれらをいつまでも
あやまちのうちにとどめるようなことはなさらず、聖書を通じてかれらに
そのみどりごはおまえたちの考えているような大きな都に生まれはしない、
それは小さな村のできごとだと教え示して、ダビデの村ベツレヘムに
導いて下さったのでした。こんな博士たちにとってはつらい十字架でありました。
(「クリスマス・ブック」マルティン・ルター著 R・ベイントン編
中村妙子訳 新教出版社 )
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主イエス・キリストの十字架のできごとは、すべての民の代表としての十字架である。
海の真砂のような数のすべての生命体の代表としての十字架である。
主イエス・キリストの十字架のうちに上記引用文の三人の博士たちの十字架もあったのである。
このようにすべての生命体の代表としての十字架を主はこの全宇宙を創造なさろうとお思いになった瞬間ご決心なさったのである。クリスマスは心も魂も体もこのわたしの小さな苦しみをまず主イエス・キリストが十字架の内に背負ってくださってお生まれになったことを固く信じてお祝いしたいと思う。
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