20INCHERS

RIDING LIFE

一度握ったハンドルは

2013-02-24 22:10:10 | Weblog
2/23(土)
真冬の湘南。


屋外+広いスペース+アスファルトの三大神器はもとより、人望厚い石田君がオーガナイズするシリーズの大会が好きだ。
実質2013年一発目となる湘南バイシクルフェス。

遂に長年のジンクスを打ち崩したか、朝から風も穏やか、日差しの暖かな絶好のライディング日和。
続々と集まるライダーとの再会にモチベーションも昇り調子だ。ふと視線を自分のライディングから外し、辺りを見回せば勿論多くのライダーの自信に満ちたトリックが華やかに会場を彩っている。

当然誰もが自慢のトリックを披露するべく遠路はるばる集結しているのだ。
ライディングのクオリティーが高いのは当たり前、四の五の言わず自分のライディングのベストを出し切ることに専念しよう、と冷静さをキープしていた。


この人に見せたい!


その気持ちがライディングに及ぼす影響は未知数である。
日々のライディングに費やす労力が礎になっていることは間違いないのだが、自分の場合はそれ以上にその瞬間、瞬間のメンタルがメーク率の明暗を分ける。



‥自分のメンタルに問題があるのだろう。
眩しい太陽の下の乗れている感覚も、出走順が近づくにつれ次第に陰りが見え隠れし始め、遂に運からも見離されたかの如く晒し続けた2分間の醜態。

不甲斐ないランの産物は全日本大会だろうが、ローカルの草大会だろうが何ら変わりはない。
重ね重ねできない姿を見せつけたマイナスイメージが産む、自信の喪失がこの上ないダメージだ。


自信を失った時、自分以外の周りが全て輝いて見える


以前にそんな詩を読んだことがあった。



だが、先の横浜でのKOGも然り、そんな自分への評価が思いの外高かったことに今回も驚いた。
間違いなく最下位だと思いこんでいたものが、11/24位と恐れ多くもあと一歩でクオリファイ(予選通過)というポジションに食い込んでいたのだ。
評価して頂いたジャッジの皆様が、とても温かく感じたひと時だった。









へこんでいても仕方ない。
頭を切り換えたまっているイメージをひとつひとつ片付けて行こう。

2/24(日)
航空公園

四方豊かな緑に囲まれた航空公園は風を遮ってくれるため、こんな風の強い日は絶好のスポットなのだが、そんな天下の航空公園をも凌駕するこの日の突風。
風に煽られ、埃でブレーキロックのタイミングがずれ、だめ押しする勢いで切れたブレーキワイヤー。
交換するも潤滑油を切らしており、タッチが著しく渋くストレスが頂点に達するという、負のフルコース。





バーを握りしめ見つめる景色。
明日こそ霧は晴れるだろうか。





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数え歌

2013-02-17 22:30:01 | Weblog
一つ 日雇い その日が頼り
二つ 船方 大漁が頼り
三つ 味噌豆 麹が頼り
四つ 夜這いは 暗闇頼り
五つ お医者は 薬が頼り
六つ 娘は 針箱頼り
七つ 菜切り包丁 まな板頼り
八つ 山伏 法螺貝頼り
九つ 恋しい 彼女の便り



‥何人わかるだろうか。

それはさておきそんな秒読みを開始したくなったのも、先週閃いた新たなルーティーン展開に「あと何回かやればできる」と勝手な確信を抱いていたのだ。

朝や昼休み等、いつも極端に限られた時間に挑戦をしているため、敢えなく時間切れとなってしまう事が殆どだ。ついつい意地になってしまった。


今度の日曜日こそケリつけてやらぁ


2/17(日)
航空公園

気温 摂氏8℃
北東の風

コンディションは悪くない。しかし敵もさるもの、前日の暴風が空気を完全に入れ換えてしまいブレーキがとにかく効かない。スイッチの瞬間という瞬間全てにおいて、ブレーキロックのタイミングを悉く逃している。
数名のライダーに救われた。これで自分だけなら又もや公園でひとり荒れ狂っていただろう。
バーが血塗れになっていくのみ、結果、



2/17 敗北。



逃がした魚は大きく見えるという。
今日の暖かな時間、ゆとりのある時間を有効に活かせなかったのは痛い。

また明日から僅かな時間を縫ってリベンジだ。






good night★★★★
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鬼ハン

2013-02-13 22:09:59 | Weblog
先日はCAVE WAREHOUSE後援ヨコスカンスクール#19にご参加の皆様、お疲れさまでした。

2月とは言え、朝からTシャツになれる最高のライディング日和。そうと来れば、ディケード職人の堀井明君だってアクセルコールと共に粋な登場。人数は少ないが熱いライダー、コアなライダーに囲まれている、業界一(?)「悪い」スクール(笑)

しかし、自分のモチベーションを上げた理由はそれだけではなかった。
スクールの前日、地元の航空公園でステムの碗が水平に締まっていないことに気づき直すことに。

その時にノリでバーの角度を若干前へ倒してみたところ、想像を絶する新鮮なフィーリングに見える景色までもが違って瞳に映った。
かれこれ長いことバーの角度はヘッドアングルと平行を保ってきたのだが、今回はヘッドアングルと垂直との中間のポジションをキメこんでみた。

するとどうだろう。
シートに座り、両手でバーを握った印象が、
人呼んで



HARLEY-DAVIDSON



何なんですかこの居場所の広さは。。
空間の快適さと新鮮さとが相俟って脳内麻薬が全開で分泌され、ひたすら新作に延々と挑み続けることができる。
何しろいつもと同じ視点ではバーの正面が見えない、ビジュアル的にも攻撃的な前傾姿勢にがっちりハートをキャッチされた。その姿たるや、



今日から貴方もDAY SMITH



まず真っ先にBIG DADDYを駆るDayの勇姿がフラッシュバックした。
あれは忘れもしない19の春。
大阪のミナミ、難波高島屋前のバスターミナルにて初来日のDayと夜更けまでライディングを共にした、そう、あの時のインスピレーションである。

ヒッチハイカーと言えば、いかにバーやバーエンドを地面に当てずにこなせるかが焦点となるわけだが、Dayの場合バーが前傾姿勢も何も、素人目に見ても垂直よりも遥かに前へ倒しこんであるため、ヒッチハイカー時にはまず最初にステムが地面にヒットするらしく貫禄の削れ跡でステムに有り得ない新たな「面」ができていた。

鬼ハン=バーの前傾ポジション
特筆すべきはバーを前に傾けることにより、マシンのツラ構えが大きく変わるという部分。その時のDayのマシンも然り、市販されている純正のOGバーが数倍悪そうに見えるその姿に、少年の心はときめいた。






‥失礼、熱くなり過ぎて筆が独り歩きをしていた。
とまあ、今回のセッティングの変更は、自分に大きなやる気をもたらした。
流石にDayレベルの前傾姿勢は未知の世界だが、そんなプチ鬼ハンでも単純にライディングが倍くらい楽しくなった。



いろいろ試してみるものである。




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俺とマシンの間には

2013-02-07 21:02:05 | Weblog
ライディングへの思い。


30歳を境に、一度それまで自分のライダーとしての存在を形成してきたトリックを全て捨てた。
鉄板の武器や、名刺代わりの看板トリックもない、見渡す限りだだっ広い荒野に途方に暮れることもしばし。
その凍てつく地に何故自ら足を踏み入れたのか。

その訳とは、



‥時代の移り変わりだったのだろう。
それまで自分の信じてきたものが、あたかも「それは違う」とでも言わんばかりに、ライディングを始め、マシンからパーツに至るまで理解の範疇を超えたものが正当化され、我が物顔でまかり通るシーン。

だが、ライダーに誇りを持っている以上、納得行かない気持ちはライディングで表現するのが筋ではないか?
言葉よりも、自分が「こうでありたい」と思う気持ちの現れそのものこそ、フリースタイルなのではないか?

悟りを開いたある日。
そこからである。


とにかく個性を全面に出したかった。

非現実的過ぎるトリックを、本気でものにすることに取り憑かれた。

時には外道に目の色変えていた。

流行に染まることは、負けることと言い聞かせた。


描いては消し、また描いては消す。
そんな攻防を繰り返しながら、気がつけば早数年の月日が流れていた。
半ば意地で飛び出した第2のライダー人生。
しかし、日々学ぶものは多々あるが、一方で初心を忘れかけていた。

ある時、航空公園でライディング中にクラッシュし思い切り地面に叩きつけられた。
神の声か、痛みのほとばしる中倒れたまま大きな青空を見つめ思った。

もともと遊び心から生まれたBMXフリースタイル。
挑戦を諦めたわけではないが、もっと自由に、気ままに遊んでもいいんじゃないか?
この期に及んでようやくほんの少しだけ大人になれたのか、できないものは素直に教わろう、といった柔軟な心構えも生まれてきた。

チャリで遊びたい。がさつでもいいから思い切り乗り回したい。
そこに「トリック」や「練習」である必要はないと思った。
解き放たれたかの如く、単純なテールスライドやウォールがたまらなく楽しく感じた。



勿論、今まで通り新たな2013 ○○!には、思い描いたビジョンを現実のものにする、という大きな意味がある。
他人がやる前に自分がやる。その価値を忘れてはいけないと思う。

それも継続しつつ、みんなでのセッションでは遊び心も出せる、そんな懐の大きいライダーになりたい。






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その男、中毒症状につき注意

2013-02-04 22:57:37 | Weblog
黎明。


いつもより30分早く出勤しなくてはいけない月曜日。

大概月曜日は週末のライディング疲れでオフにすることが多いのだが、珍しく僅かな時間ながら乗りに行った。
というのも、日曜日に中途半端なところで集中が途切れ、時間もたっぷり残っていたにも関わらずライディングを中断してしまったのだ。

一度そういったメンタルに陥ってしまうと、ひとりでの挽回は困難を極めている。
わかるだろうか。
時間も環境も整っているが、どうしても乗れない「あの」感覚。

様々なタイプがいるだろう。何も考えず何となく乗り続けてモチベーションの復活に漕ぎ着ける例も聞くが、自分の場合は一度距離を置き、遠くから自分のライディングを見つめることでイメージの生成に繋げる。
言わば、長い目で見てうまくなるために敢えて一度離れているのだ。

まだ陽は高いが公園でひとり落ち込んでいても仕方ない。一旦帰宅し、しばらくのんびり横になり休んでいると、ほら、再びどこからともなく新たなイメージがじわじわと湧いてきた。

第2ラウンドに出掛けるか、割り切って朝ほんの少しの時間で挑んでみるか。

月曜日は朝7時にはライディングを切り上げなければならない。
日の出は6時半。この瞬間にどれだけイメージを膨らますことができるか。
今朝の収穫は、数年前にかじっていた動きをIkari-Ryuのバリエーションに組み込むことができるはずだ、といったイメージだった。
これで、ただかじっていただけに過ぎなかった繋ぎの実用化に踏み切れそうだ。



この瞬間で得たものは大きい。
その場では僅かな時間かもしれないが、そこで生まれたライディング意欲を次の日へ繋げる。
そのプラス要素は、だらだら冗長に乗り続けることと比べたら計り知れない。


明日の朝が楽しみで仕方がない。
朝に備えて寝よう。






good night☆☆☆☆
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YOKOSUKAN SCHOOL #19

2013-02-01 20:35:05 | Weblog
寒いのもあと1ヶ月くらいの辛抱か。
寒いからこそ、テンション上げまくりで行きます!


CAVE WAREHOUSE後援
ヨコスカンスクール#19

2/10(日)
横須賀 うみかぜ公園
12:00~14:00


寒さを吹き飛ばす熱いライダー、暑苦しいライダー(笑)、大歓迎です。
フル加速でテールスライドを決めれば、貴方も横須賀クオリティ。

お待ちしております!




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