8/25(日)
KOG round2 神戸
8月に入り、漸く今年一番の「乗れている」波に乗ることができたか日々のライディングは絶好調。
珍しく大会で発表したい作品の反復も前向きに取り組むことができ、「あと◯◯日しかない!」ではなく、「あと◯◯日もあるんだ」と落ち着いてこつこつと苦手要素の潰しにかかった。
1.今できることは何か?
本来ならカウボーイもバックライディングもディケードも、欲を言えば怒り龍もローレイドも見せたい。
偏ったひとつの系統よりも、多彩なスキルを発表できることがライダーとして最も尊敬の対象となる。
今までそれを常に意識していたこともありどのルーティーンも同じ入り、というのを意識的に避けていた。
だが、それ故に全ての精度が上がらないのではあまつさえ大会へ臨む意気込みさえ失いそうだ。
ここはひとつ発想の転換だ。
現時点で最も固めやすいと思ったのはバックライディング系のスタイル。ひとつのテーマに絞り、その中でのバージョンをいくつか披露してみてはどうだろうか?と、一番手っ取り早く固められるであろうテーマを定め、それと同時に現実的な作戦へと心構えが整った。
そうだ!
近代フラットランドの詰め込みまくるスタンスもいいが、ひとつの大きなトリックを大胆に見せるオーラ、魅力だってあるはずだ。それに自信を持って行こう。
大会1週間前にバーが折れ、18年前のgraveyardを再び装着するなり亡くなったRichardの遺影がふと瞼の裏側に映った。
ハードに繋ぐよりも、lawnmower spinひとつを無敵にクールに魅せるRichard。
これだ。
亡き英雄、功労者の魂を受け継ぐ気持ちを忘れず、OGバーの装着に恥じないライディングを目指そうと決意が固まった。
所詮KOGに自分のライディングが向いていないのは百も承知だ。
評価の対象となれば勿論光栄だが、リザルトに拘らず披露したい気持ちがあれば自分は関西でもどこへでも行く。
今度の航海は往復約1,100km。上等だ。
2.限りあるメンタル、モチベーション
約一年ぶりに訪れた神戸。
空模様は生憎ご機嫌斜め。だが、いつもよりも自信と希望に満ちたエントリーを前に、西洋文化の街並みは自分のハートに色付けては微笑んでいるようだった。
クラスの中において成績の悪いライダーの出番は早い。出走順?いや、この際それは大した問題ではない。
2分間でのミスの回数よりも、メーク数を数えよう。コート内を教室と喩え、ふとこんな詩を思い出した。
部屋の隅に咲いている花ほど強くなろう
と。
会場入りし、気持ちを落ち着かせたところでフロントがパンクしていることに気づいた。
1週間前のバーと言い今回のパンクと言い、相棒よ、もう少し、
空気読めえ!!!!
罵詈雑言失礼しました。
瞬殺でチューブ交換しいざプロクラススタート。
マシンOK、メンタルOK、モチベーション及び体調もOK。
本番コート内は対角のライン取りをすればスペース的には許容範囲内だ。
落ち着いて行ってみよう。
今回自分の中ではかなり固めてきた自信はあったのだが‥
いまいちメーク数は少なかった。先の名古屋に比べれば断然良かったが、それでももう少し魅せたかったというのが率直な感想だ。
14位。やっぱり自分にはこのポジションがお似合いか。
会場を後にすれば降り続いた雨も上がり、綺麗な夕焼け空がやけに切なく見えた。
3.旅はどこまでも
どうあれ、ひとまず解放された爽快感からみなとのもり公園へ未完成の作品を煮詰めに行けば、そこには既に同志の姿が。
決戦の瞬間に納得行くライディングができなかったライダー達が、血相を変え躍起になって乗り込んでいる。
彼等も皆、自分と同じ予選敗退組。その誰もが一様にして憮然たる表情で己のライディングに反復と云う名の喝を入れていた。
今回のテーマに納得が行くまでは、この路線を煮詰めてみるしかない。
大会ラッシュは秋まで続く。それまでにどこかの大会で出し切れるように、また明日から仕切り直しだ。
闘いに挑んだライダーの皆さん、お疲れ様でした。
Keep on riding.
KOG round2 神戸
8月に入り、漸く今年一番の「乗れている」波に乗ることができたか日々のライディングは絶好調。
珍しく大会で発表したい作品の反復も前向きに取り組むことができ、「あと◯◯日しかない!」ではなく、「あと◯◯日もあるんだ」と落ち着いてこつこつと苦手要素の潰しにかかった。
1.今できることは何か?
本来ならカウボーイもバックライディングもディケードも、欲を言えば怒り龍もローレイドも見せたい。
偏ったひとつの系統よりも、多彩なスキルを発表できることがライダーとして最も尊敬の対象となる。
今までそれを常に意識していたこともありどのルーティーンも同じ入り、というのを意識的に避けていた。
だが、それ故に全ての精度が上がらないのではあまつさえ大会へ臨む意気込みさえ失いそうだ。
ここはひとつ発想の転換だ。
現時点で最も固めやすいと思ったのはバックライディング系のスタイル。ひとつのテーマに絞り、その中でのバージョンをいくつか披露してみてはどうだろうか?と、一番手っ取り早く固められるであろうテーマを定め、それと同時に現実的な作戦へと心構えが整った。
そうだ!
近代フラットランドの詰め込みまくるスタンスもいいが、ひとつの大きなトリックを大胆に見せるオーラ、魅力だってあるはずだ。それに自信を持って行こう。
大会1週間前にバーが折れ、18年前のgraveyardを再び装着するなり亡くなったRichardの遺影がふと瞼の裏側に映った。
ハードに繋ぐよりも、lawnmower spinひとつを無敵にクールに魅せるRichard。
これだ。
亡き英雄、功労者の魂を受け継ぐ気持ちを忘れず、OGバーの装着に恥じないライディングを目指そうと決意が固まった。
所詮KOGに自分のライディングが向いていないのは百も承知だ。
評価の対象となれば勿論光栄だが、リザルトに拘らず披露したい気持ちがあれば自分は関西でもどこへでも行く。
今度の航海は往復約1,100km。上等だ。
2.限りあるメンタル、モチベーション
約一年ぶりに訪れた神戸。
空模様は生憎ご機嫌斜め。だが、いつもよりも自信と希望に満ちたエントリーを前に、西洋文化の街並みは自分のハートに色付けては微笑んでいるようだった。
クラスの中において成績の悪いライダーの出番は早い。出走順?いや、この際それは大した問題ではない。
2分間でのミスの回数よりも、メーク数を数えよう。コート内を教室と喩え、ふとこんな詩を思い出した。
部屋の隅に咲いている花ほど強くなろう
と。
会場入りし、気持ちを落ち着かせたところでフロントがパンクしていることに気づいた。
1週間前のバーと言い今回のパンクと言い、相棒よ、もう少し、
空気読めえ!!!!
罵詈雑言失礼しました。
瞬殺でチューブ交換しいざプロクラススタート。
マシンOK、メンタルOK、モチベーション及び体調もOK。
本番コート内は対角のライン取りをすればスペース的には許容範囲内だ。
落ち着いて行ってみよう。
今回自分の中ではかなり固めてきた自信はあったのだが‥
いまいちメーク数は少なかった。先の名古屋に比べれば断然良かったが、それでももう少し魅せたかったというのが率直な感想だ。
14位。やっぱり自分にはこのポジションがお似合いか。
会場を後にすれば降り続いた雨も上がり、綺麗な夕焼け空がやけに切なく見えた。
3.旅はどこまでも
どうあれ、ひとまず解放された爽快感からみなとのもり公園へ未完成の作品を煮詰めに行けば、そこには既に同志の姿が。
決戦の瞬間に納得行くライディングができなかったライダー達が、血相を変え躍起になって乗り込んでいる。
彼等も皆、自分と同じ予選敗退組。その誰もが一様にして憮然たる表情で己のライディングに反復と云う名の喝を入れていた。
今回のテーマに納得が行くまでは、この路線を煮詰めてみるしかない。
大会ラッシュは秋まで続く。それまでにどこかの大会で出し切れるように、また明日から仕切り直しだ。
闘いに挑んだライダーの皆さん、お疲れ様でした。
Keep on riding.