20INCHERS

RIDING LIFE

white ribbon 2

2010-09-30 07:44:28 | Weblog
ホワイトリボン装着。

テーマは「白い秋雨」。
フレーム、リヤハブ、タイヤのコーディネートを統一した、


女心と秋の空プロジェクト。


ヨーロピアンテイストの美しさは、どのくらいキープできるだろうか。
おそらく1回の練習が関の山だろう(笑)
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in happiness

2010-09-29 22:20:58 | Weblog
今朝、いつもの練習にひと通り最低限の納得が行ったため、きりのいいところで出勤。
昼休みは頭を切り換え、未だ日の目を見ることのない様々なディケードのバリエーションをかじってみた。

そう、漸く昼休みに乗れる気候が戻ってきたのだ。
未知の世界への第一歩は、一回一回手探りの微調整を繰り返す試行錯誤が、気ままにライディングを楽しませてくれる。ここ最近忘れかけていた大事なものを呼び覚ましてくれた感覚だ。




そういえば、数年前に沖縄を訪れた時に高志君がこんな話を聞かせてくれた。
高志君は以前、知人に誘われゴルフに挑戦したことがあるそうな。

リアルなライディングの実態、


「少しずつ繰り返しながら、研ぎ澄まして行く感覚」


が、フラットランドとゴルフにはラップする部分があるらしく、実際、高志君もはまりそうで危なかったとか。高志君の周りにも数名ゴルフにはまり、BMXから離れてしまったライダーがいるとのこと。


「フラットランダーは、ゴルフには気をつけた方がいい」


琉球の地で聞いた名言は、遠く離れていても変わらぬ先輩の貫禄を放っていた。




素朴な愉しさが甦った昼休みの喜びに、ついついそんなエピソードがフラッシュバックするとは‥


明日から再び、雨。

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propeller

2010-09-24 00:06:19 | Weblog
基地のある街にBMXは映える。



BMXと出会い、以来自分のライディングライフとは切っても切れない土地、所沢。

何かとよく訪れる横須賀は米軍の港町として名高いが、対照的に地元所沢は四方八方陸に囲まれた、米軍通信基地のある街。我がライディングの聖地、航空公園は通信基地の一部が国へ返還された後、公園として造成されたものだ。

公園内はもとより、所沢の市街地も含め街ぐるみで飛行機をイメージキャラクター的なシンボルにすることにより、地域の活性化を図ってきた。
その顕れとして、所沢駅の西口を出るとまず右手に、市最大の繁華街「プロペ通り」が存在する。「プロペ」とは、飛行機のプロペラを文字って名付けたものだ。通りは若者向けの飲食店等が軒を連ね、洒落た街並を装っているが、ふと路地裏に目を凝らしてみると、大きなビル全体が廃墟と化している。
大手百貨店丸井が撤退してしまったのだ。

郊外型の大型ショッピングモールが飛躍的に進出する今日において、百貨店業界も撤退せざるを得ない、苦渋の選択であったろう。
役目を終えた寂しげなビルの前で、夜な夜なライディングに打ち込めば、ものの数分でどこからともなく暴力団風の男性に釘をさされるのも所沢クオリティー。

プロペ通りを出ると、そこにはメインストリート、ファルマン通りが控えている。「ファルマン」とは日本最古の、初の飛行に成功した航空機「アンリー・ファルマン」の名に由来するもの。また、かつて所沢駅から1駅隣の航空公園駅構内には、アンリー・ファルマンの名前をそのまま店舗名に起用した老舗のパン屋が構えていた。

ファルマン通りから、長い下り坂を降りて航空公園と繋がる道は「飛行機新道」。
ネーミングもここまで来ると、所沢を骨の髄まで味わえるか、一歩間違えばくどすぎて嫌気がさすか。
ちなみに自分は飛行機新道の下り坂を、信号待ちで長蛇の列を成す対向車へ向け、これ見よがしに嬉々としながらマニュアルで颯爽と走り抜けるのが好きだ。

飛行機新道が終わると、目の前には緑豊かな航空公園が現れ、雑多な景色を見てきた目を優しく癒してくれる。




と、気がつけば無意識に所沢駅から航空公園までのガイドをしてしまったが、そんな航空公園で、来たる10/30,10/31の2日間開催される市民フェスティバルの一角でフリースタイルジャムを計画中。

http://bodbmx.jugem.jp/

昔、約10年間に渡り毎年ショーを行ってきた市民フェスティバル。流石にショーケース復活とまでは行かないにしろ、BMXのクールなスタイルが多少なりとも表現できれば嬉しい。





老若男女、カテゴリー等一切不問。

詳細は決まり次第発表します。



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yokosuka

2010-09-21 23:05:15 | Weblog
それは、いつもの朝のひと時だった。
ライディングを求めている以上、避けては通れない黒い闇、


そう、スランプ。


いつでも誰にでも来ると覚悟の上での日々のライディングだが、やはり大会にはテンションを上げて臨みたい。何を隠そう、次の日には横須賀の海風jamを控えていた。


「何故この日に限って?」


交通事故に遭うようなものなのか、言わば運命の悪戯か。絶望感に抱かれながら横須賀入りしたsaturday night。明くる朝、目が覚めてもいまいちメンタルがリセットできていない。
気分転換ができないところが、自分自身における最大の敵。険悪な面持ちでのライディングから連鎖する負のサイクル。

通い慣れたうみかぜ公園も、この日の朝は精神統一に徹する忍耐比べの館となってしまっていた。
通りかかるライダーからの熱いメッセージも、切なく心に響いた。だが、いざ大会がスタートし、多くのライダーのベストを尽くそうとひたむきに打ち込む姿を見ているうちに、次第に自分にも勇気が湧いてきた。
気がつけば、今度はこちらから声を張り上げ応援していた。


「考え過ぎるのが良くない。考え過ぎて、できるものもできなくなってしまっている」


若干の悟りを覚えた後は、格段にライディングが開放的になり、なんとか予選突破を果たした。
再燃の兆しを見せたテンションをそのままに、去年に引き続き今年もバニーホップに挑戦。

バニーホップが得意なライダーからは笑われそうだが、去年クリアした60cmを超え、この日はぎりぎり65cmをクリアすることができた。
次なる文字通りハードル、70cmは流石に迫力があり、2トライの猶予を与えられたがここで敢え無く脱落。まず、跳ぶ以前にフロントが70cmの高さを出せなかった(笑)

しかし、純粋なBMXの醍醐味を久しぶりに味わった。決勝は鳴かず飛ばずのライディングではあったものの、なんと表彰台圏内へ。
全国同じ審査基準、同じ評価対象とは限らないのも、横須賀クオリティー。





しばらくご無沙汰だった、今年初めての表彰台。
大会の規模等に関係なく、やはりここから見る景色は言葉にできない。そして、この瞬間に数年前からのささやかな夢が叶った。



子供を表彰台に連れて行く。



調子がいい時は家族は見ていない、そんなジンクスは今この時、消えた。
倅(せがれ)を肩車に担ぎ名前を呼ばれ歩く道は、土曜日の朝からの心の闇に鋭い光を射しているかの如く美しかった。





我が戦闘機は大往生を迎えた。
突然襲いかかる黒い闇に真っ向立ち向かう意味を込めて、純白の閃光フレームに換装。



明日から再び、血と汗、そして涙の染み込むパートナーと共に。







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white ribbon

2010-09-15 12:59:38 | Weblog
2010秋限定

オリジナルカスタム
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positive mental attitude

2010-09-13 22:04:00 | Weblog
真夏の積もり積もった疲れにとどめを刺すが如く韓国遠征を終え、しばしの安堵感から気が抜けたように体調が2~3日芳しくなく、帰国後も例により1作品メークさせるのに3日。相変わらずというか、無理矢理ポジティブに捉えるとすれば、最も自分らしさを発揮できているといったところか。
なんとか金曜日に漸く最低限納得行くライディングができ、気持ちも落ち着いてきた。

土曜日。
蓄積された鬱憤を全快するべく駒沢公園へ。日陰で長時間ひとり集中できる至福のひと時がやってきた。
長きにわたりライディングと真摯に向き合ってきたライダーはお分かりだろう。




ライダーが集まっている場所で、敢えて別々に乗りたい時。




見せ合いも勿論楽しい。だが、できないものの練習が敬遠されがちになる。
敗北続きの日々を抜け出すのに、じっくり作品に打ち込める時間は、ストレスで煤けた心が、透き通る清流に洗われるようだ。

そんなライディングの傍ら、隣では多くのライダーがパーク内のセクションを思い思いのラインで楽しんでいる。
その中に、ひとりどう見ても異彩のオーラを放っているライダーがいた。ヘルメット、手足のプロテクターによる完全武装。集まっている大勢のライダーには見えなかった、本気色。

ひたすらフレアのメーク率上げの鬼と化すその姿は、隣でライディングする自分に大きな勇気をくれた。
フレアなど、メークできるだけでもう何もいらなそうに思えるものだが、当然本人は微塵も納得が行っていないご様子だ。






自己表現における永遠の旅に、カテゴリーなどといった垣根はないのだろう。






西日の傾く夕方には、レジェンド植山shoe-G君と懐かしの再会を果たしたり、いつも何か毎回違う元気を貰える場所、






駒沢。
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KE704,705

2010-09-06 22:05:09 | Weblog
3ヶ月前からの家族会議の下実現した今回のワールドレジャーカップ。

12年間皆勤だったKOGを初めて欠席してでも、このスケールの大きな2択でこちらを選んだからには、大会は勿論、それ以外の乗れる時間も含め一分たりとも無駄にせず表現に徹すると心に誓って韓国へ高飛びした。

いざ予選の行われる9/4。
暑いが横須賀の陽炎が揺れる中でのライディングに比べれば、この程度はまだまだ序の口。調子は悪くない。
公式練習までの間はスケートボードの大会でコートを使用しているため、すぐ隣に本番コートと同じ路面のスペースを発見し、独断で我先にひとりライディングスタート。

ものの数分のアップで、見る見るうちに地元韓国ライダーが集まってくる。
彼等からの、


「yeah!!」


「good style!!」


熱いメッセージはわかりやすく自分のライディングに反映された。そしてあたかも、ここが公式練習コートとでも言わんばかりにロシア君、田邊君と続々と集まるライダー達。

普段会えないライダーに見せたい無意識な一心で、ライディングの切れ味は鋭く頗(すこぶ)る絶好調。
何度か、周りのライダーの動きが完全にフリーズした瞬間があった。先日ロボ君から有り難い忠告、


「場の空気を支配することが大事」


を頂いたが、この瞬間に多少なりともそれは自分にも表現できていただろうか。
また、特筆すべき最大の収穫は、自分のライディングをあるライダー(様様?)が最大限に評価してくれていたことだった。



それは、



言わずと知れたスーパーレジェンド。



フリースタイルの都、本国アメリカより。



信仰するライダーは国内外問わず数知れず。



chad degroot。



あるライダーから、chadをご存知ないとの声も聞いたが、世代によっては仕方のない事なのかも知れない。
概要を述べるとすれば、自分が高校生の頃虜になったbacovisionに毎回登場する元祖bacoクルーの中枢人物。chad degroot、chris rye、mark hilsonと言えば自分の心に永遠に存在する「クールなライダー」像。

フラットランド、ストリート共にクオリティーの高い彼等が発信するbacoシリーズを見れば、当時学生だった自分達はやること成すこと全て(良いこと悪いこと)真似をした。

わかるだろうか。
溢れんばかりの空き瓶が入ったくずかごを陸橋の上から、



いや、もとい。
社会的配慮から、具体的に語るのはやめておこう。
bacoシリーズの後期に差し掛かり、次第に作品の内容がストリートメインになった中、アクセント的に収録されているフラットのレベルの高さ。クオリティーが高く、かつ簡潔に締める格好良さ。

180バニーホップバースピンから、戻りでもう一度180バニーホップバースピンで戻った後、よく見るとクロスハンドになっている器用さ。

イメージしてほしい。
空中でバーをキャッチする時期が半周早く、逆ハンで着地かと見せかけて実は着地と同時にバーを表に戻している。当然意図的にだ。

今日において多くのライダーがこぞってトライしているスライダーなど、10年程前のコネチカットで行われたX-TRIALの公式練習中、フェーキーに入った後の絶妙な摩擦抵抗のスライドで、360゜見事な円弧をタイヤ痕で描いたのには鳥肌が立った。



そんなchadと、自分はかれこれ何度か会ったことはある。


「貴方はおそらく覚えてはいないでしょうが、私は19年前からずっと見ていました」


BMX FREEDOMのコンテンツで直撃インタビューを敢行したこともあった。
今回の遠征で、数字では計り知れないライディングの重みを高く評価して頂けたことは、2分間の順位を遥かに超えた大きな収穫だ。大会後の夕食中も興奮は冷めることなく感極まり、思わず鼻血が噴き出す始末。






chadから直々に頂いたステッカーは、重鎮が如くずっしりとライダー人生に据え置かれた。





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