20INCHERS

RIDING LIFE

Dorkin'crew

2008-07-31 12:32:39 | Weblog
JEOFF MARTIN。

彼の見せる文字通りのローンモアスピン。
彼以外であの形で見せるライダーを見たことがない。
ローンモアとはもともと片足リヤペグ、片足シートに当てバーを半回転回した後に静止するトリック。
静止した後に、シートに当てた片足でどれだけチャリを押し込めるか。その角度及び深さが尊敬の対象となった。
個人的にはバランスローンモアよりも、元祖ローンモアでの静止時間の長さの方に魅力を感じる。

昔大会にまだ出たことがなかった時代、駒沢のJFAを見学に行った時の思い出。
日本人で最も好きなライダーである大阪のジャーニー君が、得意の優雅なローリングスタイルで周りを圧倒させている。
本番でもいつものクールなルーティーンでご挨拶かと思いきや、いきなり一発目でローンモアを誇らしげに見せたのだ。

その意表のつき方、予想を裏切る展開に感動したのを鮮明に記憶している。
ちなみにプロクラスのリザルトは上から、トリプルディケードが準備運動にすら見えた荒木君、ジャーニー君、池田二郎君。

正真正銘
「プロ」

純粋に感じ、最も憧れた瞬間。
とてつもなく存在が大きく見えた。それ以来ローンモアの魅力にどっぷり漬かって未だに抜け出せない。





脱線したままノーブレーキで疾走している話を元に戻そう。

そんな訳でローンモアスピンといえばやはりローンモアの形で回してほしいと思う。
それを実践しているのがJEOFF MARTINなのだ。
あの時代で既に習得しているスキル。また、そもそもローンモアスピンはバックワーズでのスピンが自然な流れではないかと思ってしまうほど。
ローンモアスピン中に足をスイッチ→クロスフットでも空いてる片足はしっかりシートを押し込んでいる。そのこだわり抜いた乗り方。

他にもハイドラントからペダルキャンディーバーなど、現在のペダルトリックのはしりとも言えるスタイルをあの時代に既に築き上げていた革命児。
本気でHUTCHのTRICK STARに組み替えようかと思ったほど、自分にとっては多大な影響力を及ぼした。



偉大なる先輩方の存在、活躍があったからこそ、今の自分がいることを忘れてはならない。
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御大

2008-07-28 07:35:03 | Weblog
大会後の開放感は最高だ。

未完成の作品に心行くまで没頭できる日々が訪れ、地元に帰ってからのこの一週間で8割方進んだため、ある作品にだいぶ光りが見えてきている。
この土日でケリをつけたいところだが、やはりそんなに甘くはなかった。

これは「あと僅かでメーク」という感覚から先が長引く図式か。
いや、早いとこ片付けて発表しなくては。旬なテンションが冷めないうちに。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



そして本日横須賀への訪問者。

言わずと知れた刺客。

難解なリヤ系スピン&バリアルマスター。

その温厚な人柄から「神様」の異名を持つ。


河村卓馬君。


冷静に見ても凄まじい動き。
自分と同じく、古くから大会に挑み続けている。しかしながら自分とは対照的に卓馬君は大会に「強い」乗り方。
一緒にライディングしたのは、結局夕方の30分程度だったが十分すぎるほど伝わった。


何事に対しても謙虚かつ低姿勢で、誰からも慕われる「神」は海へ去って行った。
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pride

2008-07-20 22:20:27 | Weblog
今年に入って数回コンスタントに大会で納得行くライディングを披露でき、横浜のKOGで近年練習していた作品はある程度出し切った感があった。

それに伴い、必然的に新たな作品への挑戦、発表を考えないことにはライダーとしての未来はない。
その新たな一歩である今回のKOG。練習では普段ひとりではなかなか決まらないものも、大勢のライダーを前に「見せたい」気持ちが最高潮に達しているため、まさかの一発メークもちらほら。
瞬間的に自分でも信じられないパワーを発揮できた。

そして本番に挑む。
自分の納得行く新たなライディングへと立ちはだかる、とてつもなく高い壁を痛烈に感じる。
やはり理想の自己表現はそんなに甘くはない。



「プライド」



自分自身の心に正直に向き合うか。
リザルト欲しさに捨てるか。

やっぱりこだわりは妥協したくない。
自分に嘘をつかずに結果醜態をさらした。


これでよかったんだ。


それに、ごくまれに出会う価値観の解り合えるライダーとも熱い話ができた。
それは自分の「ライディング」という目標を超えた大きな収穫でもあった。





そんな刹那の北陸路。
コメント (6)
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Hooligans

2008-07-17 23:19:43 | Weblog
前回のKOGが終わってから3種類の新作をメークしている。

渾身の魂を込めて練習しているが、メーク率などという次元からはあまりにも程遠い。
距離にしておよそ1光年くらい。

しかしその間にも大会はある。気が付けば数日後。
一億分の一程度の確率だとしても迷わず挑むのみ。自分が毎日練習してきたものを、ほんの一部でも披露したいから大会に出る。
この期に及んでくだらない駆け引きや、レベル落として固める作戦を考えるくらいなら、毎日寝る時間削って朝練などしない。
こだわり過ぎて勝てないことも、自分を苦しめているのもよくわかっている。

ただ、大会における乗り方で、今回は今までと違う掴みで入るかなりいいイメージはできている。
作品の種類などいう次元ではなく、発想の転換。ある意味、ひどく「悪い」乗り方かもしれない(笑)

でも、フリースタイルである以上いいのではないだろうか。大会のシーンを見ていると、「フリースタイル」の精神を忘れているように見えることも少なくない。
優等生の模範演技的な乗り方も素晴らしいが、時には破天荒なライダーも見てみたい。

最近大会ではあまり見かけないが、以前何度か目撃したことがある。
いい意味でぶち壊してくれる「悪い」ライダー。
別名「ジャッジ泣かせ」



植山君のスーパーマンディケードは正にその代名詞。
他には、有ろうことかあのKOGにフルフェースのヘルメットを着用してエントリーし、バンダーロールに全てを賭けているライダーもいた。そして締めくくりには、マットホフマン得意の捨て技である「忍者」を引っ提げてきたのだ。

本気で鳥肌がたった。


「忍者」
知っているライダーはどれくらいいるだろうか。
もともと、VERTで締めに披露する捨て技。
チャリと空中分解した後に前宙してテーブルの上に自分だけ着地するマットの代表作。生で見たことがあるのは、昔地元で自分にチャリを教えて頂いた先輩の岡田「大将」一生さんが、駒沢のクォーターで披露したのを見たのが唯一。

それをフラットランドで表現しようという天性のセンスに感動した。
では、実際どう行うのか説明しよう。

単純にバーを持つ両手を軸に、とんぼ返りでチャリの前へ飛び降りる。
101TRICKSやRAD TVの作品中に垣間見る問題作。
パワーレバーができれば比較的先は見えるのかもしれない。当時、地元の公園でも勢いで挑んで脳天を地面に強打したライダーを見ている。

その他は、実際ハイスキルのライダーが、練習で鬼気迫るライディングで周りのライダーを挑発し、いざ本番ではスタンディングを披露した歴史的瞬間なども。




今回の遠征先ではどんなドラマが見れるだろうか。
自分の究極の大博打に挑む恐怖感、緊張感、また期待感が入り交じる熱帯夜。
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故郷は遠きにありて想うもの

2008-07-17 07:52:11 | Weblog
所沢。

古くから先輩方が数多くの伝説を残し、BMX文化が根強く浸透している土地。
しかしながら、現在は所沢のシンボルとも言える航空公園のライディングスポットから、最寄りの頼れるショップがない。
日々ライディングを求める以上、消耗品はもとよりそれ以外にもマシントラブルに見舞われるのは避けられない。

右峰君の実家で営んでいたあづまサイクルがなくなったのが、地味に大打撃を受けている。




思えば存在が当たり前になっていて、有り難みを忘れていた。
航空公園は埼玉県所沢市で、自分も右峰君も東京都東村山市在住。都県境を挟み、航空公園に特別近い訳ではなかったがとりあえず自走できる許容範囲。

15の時BMXを手に入れ、しばらく経ってから右峰君と出会い、話を聞けば自転車屋を営んでいるというではないか。
当たり前のようにBMXを取り扱い始め、右峰君の人望の厚さから瞬く間にBMXが飛ぶが如く売れて行き、それまではライダーが皆無だったこの街に新たな風が巻き起こった。

集合場所の目安となったり、活動の拠点となるくらい入り浸って行くうちに、多少のわがままな注文や、ライダー視点の微妙な要求を飲んで頂くこともしばし。どんなマシントラブルでも必ず解決策が見つかる、正に痒い所に手が届く頼れるショップだった。

やがて時は流れ、現在では店を閉めている。
ひとつ時代の大きな区切りだったのだろう。



ショップをオープンさせ、経営していくのは素人目に見ても並大抵のことではないのはわかる。
BMXの聖地所沢にショップがないのは不便だが、自分達がある環境に依存して今後のことを考えていなかったのも事実。



ライディング前や後の、 いい意味でのたまり場が欲しい。
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G-turn×4

2008-07-16 07:21:26 | Weblog
=720★★
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三度目の正直

2008-07-13 11:43:46 | Weblog
未だ梅雨明けはしていないものの、7月中旬ともなればやはり暑さも厳しくなる一方。
真昼間のライディングは身の危険を感じる。

先週の日曜日と同じ、体の重さ、怠さに見舞われライディングに精彩がない。
間違いなく極度の体温上昇によるもの。気分転換に破れたグリップを交換し、さあ快適なライディングと行こうかと仕切り直し。

それでも今年初の猛暑日と言われている今日、横須賀の32℃超えは予想を遥かに上回るきつさ。
ライディング中一度シートに座るとなかなか立ち上がれない。瞬発力が命の動きに関してはこの上なく危険。
先日の顔着の二の舞なんてことにならないうち、敢え無く再びライディングを中断した。

マイナスイオンを求め、程近いおかやんの店へ避難し、予想外のアイスの差し入れに心身共に癒された。
最新のストリートの映像を見て乗る気が次第に充電されてくる。
こんなテイストのライディングを、フラットランドで表現したい。



外を見れば少し陽が陰り、ここで3回目のライディング再開。
ようやく本来の動きを取り戻した。異常に調子がよく感じる。

しかしながら今後更なる暑さが予想されるこの時期、調子よく乗れるタイミングを見極めて、効率よく練習しよう。
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2nd make

2008-07-10 21:31:10 | Weblog
初メークより約40日。


長かった。
一度メークしたのは夢だったのかと疑いたくなる日も数えきれないほど。

夢ではなかったことを証明できた瞬間、見えない檻から解放されたような気分になった。
メーク率とは掴めそうで簡単には掴めないもの。
そしてある瞬間突然手に入る。


これだけ苦戦するのは、今に一気にいくつもの作品が手に入る証拠。

その


「一瞬」


を目指す向上心が、人生における全てのエネルギーの源。
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御意見番

2008-07-07 21:02:20 | Weblog
日曜日はホームグラウンドの航空公園でライディング。

肩の痛みによりいくつか入りにくい作品はあるものの、とりあえずライディング可。
それ以上に、ここ数日で急激に気温が上がったことの方が堪えた。

そして乗る前にふとG-SWINGがやりたくなり、思い出したようにやってみた。かなり前からG-SWINGはできるものの、いまいち実用化できずに未だ水面下にあったところ、ちょっとしたアイデアで有効に「活かす」ことができるのではないかと閃いた。




それはさておき、この日は相変わらず昔からのメンバー+たかあき。
たかあきはやはりいつ見ても発想が違う。かつ独特の鋭い動き。
たまに一緒に練習するといつも刺激を受けるのだが、今日はやる気に火をつける決定的な一言が。


「いい動きですね。でもその後何か変わりました?」


未完成です。
正に暗中模索の状態です。実際現実のものにできるかどうかもわからない境地への第一歩は、ひとつひとつ手探りで進めて行く他に方法はない。
時に怪我を伴い、しばらくライディングができなくなる可能性も大いに秘めている。

実際自分にできなくても、多くのライダーができている動きはそこまで真剣に向き合うことはない。
それは「他人にできて自分にだけできないはずはない」という確固たる法則を熟知し、その時点で「現実のものにできるか」というプロセスを省けているから。

魅力的なのは、自ら道を開拓しじっくり攻略して行くあたり。
それを地で行き、常に実行に移しているたかあきのライディングにおけるスタンスは尊敬に値する。
一時期はそんなライディングが故に、尋常ではない酷い転倒、ライダー生命に関わる転倒も何度か見受けられた。


捉え方によっては挑発的とも言えるコメントも、自分にとっては嬉しかった。
メッセージを残し、たかあきは足早に去って行った。

なかなかそう面と向かって、直球で自分に対して意見をぶつけてくれる人は少ない。




お互い一緒にライディングの質を高めて行きたい。
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数年ぶりの

2008-07-03 06:37:25 | Weblog
顔着。
コメント (7)
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