20INCHERS

RIDING LIFE

駆け引き

2024-09-18 11:06:42 | Weblog











9/15(日)
佐賀のRUN 2024




まず始めに、運営ライダー及びスタッフの皆様、最高の大会をありがとうございました。
誠に勝手ながら関係各所様より、画像転載させていただいております。




毎日一番練習に時間を費やしているものに迷わず挑む、それが今僕の大会にエントリーするモチベーションとなっていますが、一方で、少しレベルを落とすことで場の空気を楽しめることも往々にしてあります。




予選は一番きついもの、あわよくば決勝に進出しバトル形式になった暁には、自分のターンが数回は回って来ると担保のとれている場合には、合間合間に過去ネタを織り交ぜる、先に行われた山梨でもそんな乗り方で楽しませてもらいました。




それ逆だろ!予選手堅く決勝で攻めるべきだろ!
一般論でいうとそうかも知れません。僕も以前はそうしてました。




従って、今は予選を上がることのハードルを自ら遥か高くしてしまっています。
今回もたまたまぎりぎり引っ掛かっての準決勝進出です。




ただ、上がってしまえば後は攻めるだけ、守るものがないのは気持ちも至極楽になります。
いつも思うのは、人は、何か守るものができた時に弱さが生まれて来るのではないか?ということなんです。




攻める・楽しむ
本当に絶妙な駆け引きです。




葛藤は、
もう一歩攻め込めたのではないか?
前回も同じくそれ以上攻め込めなかったの忘れたのか?
ただ、他のトリックだってできるところも見せたい
ベストではなくとも、公の場でのメークはそれなりに嬉しいし気持ちも上がる
折角ここまでやってきたのだから、楽しまないと損だ




それらの感情が、止めどなく巡り巡ってあれよあれよという間にまさかの決勝進出。
全員10代の今をときめく顔ぶれの中、僕ひとりだけ50手前です 笑













最終的にベストは決まらず結果は4位。
それでも「楽しかった!」素直にそう思えたことが嬉しかったです。




こんなラッキーはおそらく今回まででしょう。
この先も10月11月と大会は続きます。




既に相当な腹はくくっていますが、凍てつく地の泥沼の戦場となるのは目に見えています。
それでも、その面子と戦わないとうまくはなれないんです。




でもまあ、どう転んでもライダーは乗るだけです。
日々のライディングを楽しんで行きましょう。


















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42バトル

2024-09-03 22:56:53 | Weblog












8/31(土)
VOODOU JAM




総評として先に言わせてもらえたら、参加者がここまで心行くまで乗り倒せるJAMは近年稀に見る例でした。
会場の都合上、時間的な都合上、敢えなくライディング時間が著しく短くなってしまうのが、昨今におけるコンテストシーンの常です。




まあ、エントリー数が少なかったというのが正直なところではありますが・・ハイクラスはいきなりバトル形式、言わば初っ端から決勝です。
しかも7人がそれぞれ総当たり戦となるため、ひとりひとりが6人とのバトル、対戦の回数そのものは42回 笑













当然恐ろしく時間がかかります 笑
これはさすがに乗る側、見る側共に中ダレ感が否めませんでしたが、大会と言えども遊びの延長から生まれたもの、台風の真っ只中に「乗る」一心で駆けつけた命知らずの良い子達、四の五の言わず楽しもうぜ、ということだったのでしょう。




「楽しんでいる」




それは湧いてくる気持ちであり、無意識なものです。
それでいて、そんな時以上のパフォーマンスはなかなか発揮できるものではありません。




何を以て「楽しい」と云えるかは人それぞれ違うと思いますが、僕にとってのそれは自分的最新トリックに真っ向挑むことです。
乗れる時間の長さに恩恵を受け、不本意ながらも最新?毎日一番メインにやっているもの+気分転換の過去ネタを引っ張り出し、結果は3位。













自分を見つめ直す時間として、約4年間大会から離れていた時期もありました。
充電期間だとか貯める期間と託つけて、負けることや他人からの評価が怖くて逃げていたのもまた事実です。




でも大会は、人並みに器用に生きることができない僕のたったひとつの居場所でもあるんです。
それならば、大切な居場所に感謝し、目一杯楽しまなくては損だとここに来てようやく気付いた今、あえて在り来たりな言葉で言わせてください。




全力の120%目指すのはもちろん、観戦や応援も含めて、




とにかく大会が楽しい




今、心からそう思えています。
そして、夜更けには僕の信念に賛同してくれた方からの志もいただき、思わず目頭が熱くなりました。




ライディングを共にしたみなさん、お疲れ様でした。
これからも乗り続けて、一緒にネクストレベルを目指して行きましょう。













追伸
関係各所様各位 画像転載させていただきました。







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Mr.GOOD

2024-08-13 10:45:03 | Weblog













8/11(日)
AMOK JAM & BBQ




僕がJAMをやると誘えば、必ず来てくれるGOOD君。
「行けたら行きます」「予定が合えば」的な返事で茶を濁すことなく、今まで一度も不参加だったことがありません。




そんな彼がイベントを開くと来たら、行かない手はないでしょう。
東京から仙台までなら片道約350km、日帰り上等です。




コンセプトはGOOD君手作りのランプでセッションしながらBBQをしよう、というライダーの原点とも言える純粋極まりないものでした。
僕の本業とは離れるため、この日は一日暴飲暴食&観戦を楽しむ気持ちでお邪魔しました。




すると昼下がりになんと!
「フラットを見せて下さい!」とのリクエストが。














ほんの一瞬でしたが、ライディングまで楽しませてもらえるなんとも一石二鳥な展開となったのは最高の思い出となり、今でも胸に刻み込んであります。




全員がプレイヤー、全員が参加、遊びの延長。
ライダー主導のイベントとして忘れては行けないものを再確認させてもらったひと時でした。




次回も是非開催してください。
楽しみにしています。




P.S.
フミ君画像拝借させていただきました。ありがとうございます。

















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動悸、息切れに・・

2024-08-05 22:23:30 | Weblog


良い子は決してエントリーしないで下さい、命知らずの救心ジャム。
今日はその模様をお伝えしようと思いますが、僕自身久しぶりにドでかいパンチを喰らいました。




次回のセッションは、もう少しお手柔らかにお願いしたいところです 笑




8/3(土) 航空公園
この日も例に漏れず昼前から軒並み37℃超え。
再三再四にわたる不要不急の外出禁止令が下される中、最も危険とされる昼過ぎに・・
















点火剤ライダー、見参。
我らがベストトリックジャム2023の覇者、べっこ君の登場です。




べっこ君は、いつも大会では顔馴染み、同じクラスで一緒に戦っている戦友であり、大会以外でも時々機会を作ってはライディングを共にする、僕の大切な仲間でもあります。




もはや説明不要でしょう、彼の看板トリックであるペダルロープアローニーは僕の幼なじみである右峰君のスタイルをフューチャーしているようで、右峰君のベストムービーを自分なりに編集し研究しているというぞっこんぶり。
映像の中で時折出てくる場所へ、今、自分が来ているということに感激してくれたのは、こちらもとても嬉しかったです。




僕が憧れのE君のホーム、服部緑地に行った時の胸熱な心境と同じでしょうか、そして、初めて路面に対してもお褒めの言葉が。
ええ、ここはほとんどどのライダーからも路面に関する酷評をいただいております 笑




さすが数少ない前後ブレーキ友達、合言葉こそ少なくとも自ずとセッションは始まります。
ジャムセッションにコンセプト、理由なんていりません。




ライダーだから、ひたすら乗る。
求めるはネクストレベル、ただただそれだけです。




共鳴しお互いに上がっていく相乗効果、言葉にできない最高の空気です。
地元の有志による撮影班も加わり、熱量は更にヒートアップ。




絶賛、覚醒中。
次こそメークか!?この瞬間を迎えると、ひと度とも止まりたくなくなるんです。
たださすがにこの暑さの中ぶっ飛ばし過ぎたのでしょうか、呼吸に違和感を感じマシンから下りてみると動悸を催す始末に。




すぐさま水分補給し大事には至りませんでしたが、数年前にもこの流れでそのままブラックアウトをメークしたことがありました。
35℃を超えると、公園から人も蚊も消えるため、気持ちさえ上がっていればライディングに水を差すものは何もない、最高の環境なんです。




一方で、人通りもないためひとりのライディングでは倒れていたところで発見も遅れます。
多少リスクはありますが、逆を言えばただ暑いだけ、夏の間はずっと暑いわけですから楽しんで行きたいとも思っています。




それもこれも全て、最高の夏の思い出。
べっこ君、地元有志のみなさん、最高の時間をありがとうございました。










救心製薬公式HPより引用













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答なき旅路

2024-08-03 01:03:56 | Weblog













「こつ」とは何故こうも生き物のように目まぐるしく変化して行くのでしょう。
「こうやればできるんだ!」と身体で、頭で整理し、理解することがどうしても許されないようです。




調子良くできる時の記憶、調子悪い日の記憶、それらを全て消し去り「今」のライディングに没頭できれば・・
うまくできている時のイメージ、できている時はイメージやこつ等意識していません。




そして、うまくできない時に、できている時に対して何が欠落しているのか?
乗りながら考えてもいつも答を導き出すことができません。




唯一できることは、その練習をやめる。
日を改め、調子良くできる日が来るまで乗りながら待つ。




それでも1月4日に調子を上げ、過去最長記録?か3月末までそのトリックが調子良い日が毎日毎日続きました。
初めてできたのは25歳の時、苦節23年泣き笑い、今度こそ身体が習得した、そう確信していました。
















ところが、空気の乾燥や湿度の問題が大きく影響しているようで、思えば去年も春先のタイミングで急にできなくなったように、やはり今年も同じく春を迎える頃にはこのトリックとも暫しのお別れとなりました。
あまりにもその練習がストレスになるため、考え方を割り切り、冬場まで保留にしておこうか?なんて思ったりもしましたが、そんな時にいつも厄介なのが、たまにやってみたくなったりする未練たらしさです。




調子良い冬場には毎日の日課となっていたものが、3日に1日、1週間に1日、2週間に1日と明らかに気持ちが遠退いているのは自分でもよくわかっていました。
そんな折、他に楽しいトリックがあればそちらに自ずと靡く、これが人情というものです。




そしてここ最近、またこの動きを取り入れたい病に見舞われ、ちょいちょい深入りしない程度にかじり始めるも、もともとメーク率なんて皆無なものに更に練習量が減っているのですから、どんな結末になるかは想像に難くありません。




進入速度が速い方ができる日。
進入速度が遅い方ができる日。
ストレート狙いの方ができる日。
コーナー狙いの方ができる日。




迷子の木曜日。
それら全て試みてもできない、言わば逃げ場はどこにもなくなりました。




凹まない程度に、どつぼに嵌まらないように、おっかなびっくりやっている自分への嫌気、大切なマシンに八つ当たりするのだけは避けたい気持ち、やった分だけ失って行く苦しさ、悔しさ、怒り、悲しみ、それらが相俟って頭が割れそうな気持ちでした。
今乗るのをやめるか、一日を棒に振るか。




金曜日の晩、もう一度心を無にし、ゼロベースでやり直すつもりで乗りに行きました。
すると、いきなりどうしたものでしょうか?あんなに苦しかったものに、突如抜け出したかのように希望が湧いてきたのです。




別にメークに漕ぎつけた訳ではありません。
メークそのものなら、苦しかった昨夜の方が数回ありました。




ライディングとは本当に不思議なものです。
全く同じものが、ここまで別次元に姿を変えるとは・・




ただ、こんなに気持ちをリセットなどすることなくできる時はできていたんだけど・・
きっとそのうちこのやり方でもできない日が訪れては、この古くからの付き合いのトリックもある日どこかへ忽然と姿を消してしまうのでしょう。




・・とまあ、今日ばかりはこんなことを言うのはやめましょう。
今宵このトリックの愉しさが戻ってきた、ただただそれだけが嬉しい、それで良いんです。
























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播州慕情

2024-07-16 22:15:02 | Weblog











7/7(日)
CHIMERA A-SIDE @姫路城




今度の航海は播州・姫路。
この日記憶に刻み込んだ出来事は数知れず、あくまでも氷山の一角ですが、その中でも印象的だったことをご紹介しましょう。




僕は大会ではいつも、未だ見ぬライダーの発掘を楽しみにしていますが、例によりこの日も早速初めて拝見するライダーに視線が向きました。
まず最初に気になり目が離せなかったのは、その漕ぎ出しの仕草で、どう見てもハブの遊びが多いご様子。




ライディングスタイルから察するに、それは意図して多くしているのではなく、クラッチに何らかの不具合が発生しているものと思われました。
ですが、ハブの遊びはともかく、今回その珍しく周りに淘汰されていない乗り方、雰囲気に好感が持てたのです。




普段からずっと独りで乗っているのでしょうか、昨今の入門篇とは明らかに一線を画す往年の基礎、言わば僕の少年時代に辿って来た道、その時代の基礎を忠実に習得しており、このまま色目を使うことなく自分の走る道を貫いて行ってもらいたい、そう感じた次第でした。




続きましては、先に開催したベストトリックジャム@うみかぜ公園への相次ぐコメント、反響の話に移ります。




レポート読んだよ!
動画見たよ!
参加できなくてごめん!




とにかく気にかけてくれていることが嬉しいのです。
参加の是非はさておき、さすがは我らがライダー、会えなくとも毎日毎日ぼーっとしている筈がありません。




何人かのライダーからは、動画を収録したものの不本意な部分があるとの理由で未発表となっているネタを見せていただき、その撮れ高に大会始まる前からびっくり仰天有頂天、こちらも負けじと未完成のネタを裏でこっそり見せ合い合戦。




夢が夢でなくなる瞬間、無限の可能性に創造性。
次回?ベストトリックジャム開催の暁には、漏れなく声を掛けさせていただきます。




最後に、僕のライディングについて。
去年の東海バイブスの準決勝から出し始め、不完全ながら今回漸くメークに漕ぎつけました。




有志達からのありがたい賛辞もあり、自分なりの手応えは大きく、これから自信にも繋がる予感をひしひしと感じました。
これこそが大会の醍醐味なのだと思います。




地元に戻り毎日毎日気持ちも昇り調子で・・と行きたい矢先、おや?妙な不調感?からどうにもこうにも日を改めても抜け出すことができません。




そう感じる理由として「記憶」が大きく影響している気がしてきました。
それなりに自負している部分でもありますが、僕は良くも悪くも「記憶力」に長けているようです。




思えば、別に言うほど絶不調ではないのかもしれません。
もともとそこまでの完成度など持ち合わせてはいません。




ただ、一度迎えた高揚感、トランス感を忘れることはなく、今目の前で起きている状況と良いときの「記憶」とをどうしても重ね合わせては比較対象として捉えてしまう癖があるのです。




気分転換がうまくできないのも、調子が悪いなら他!と切り換えたくても「いつももっと気持ち良くできているものが今日は最低ラインまでもできていない」といった記憶が消せず雁字搦めになり、他の練習に移ろうにも気が気でなくどうしても気持ちが悪く、身体を傷め続けてでも躍起になって更にどつぼに嵌まる、火曜日から土曜日まで毎日乗り続けて最悪の境地にまで陥りました。




苦しいのにやめられない。
こんな効率の悪い反復、無駄とわかっていてもやめられない。
調べるところによると、こういった症状は強迫性障害と呼ばれるようです。




一回だけでいい、一回決まりさえすれば全ての痛みは消えるのに・・




そして日曜日、新たな入りから戻りまで、一連の流れが繋がり初メーク。
身体の痛みは消え、これで漸くこの日だけはゆっくり眠ることができました。




大会、終わってからが本当の試練なのでしょうか?
一方で、少しスピードを落とせ、休め、というお告げだったのかはわかりません。




どの道うまくなりたいのなら、立ち止まることも後ろを振り返ることもできません。
ライダーは走り続けるのみです。















25人中22位。
毎日練習してきた成果としてはまあまあでしょう。
何にせよ、僕にはこのポジションがお似合いかと思うのと同時に、早くも次の大会が楽しみになってきました。





















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ミスター・ベストトリック

2024-07-02 23:42:49 | Weblog









6/29(土)
UMIKAZE JAM 2024




まずは、ライダーの皆さん、協賛メーカー様、ショップ様各位、スタッフの皆さんにお礼の気持ちを伝えたいと思います。
僕ひとりではろくにスピーチもできない、場を統率することもできない、全ては毎回支えてくださっている仲間に恵まれてこその結果です。




改めまして、ご協力ありがとうございました。




さて今回、事の発端は・・
呑みの席で、勢い任せの意気投合から発車したものの、さすがに急だったか?しかも梅雨将軍が本腰を入れ始めるこの時分、お知らせへの返答は難色を示す方が大多数。




量よりも質!どうにか自分自身に言い聞かせ強がりつつ、一方では毎日週間予報を見つめては一喜一憂。
気持ちの浮き沈みの激しさは相変わらず、慣れてはいますが毎度毎度疲れます。




そんな目まぐるしい日々を過ごすうちに、もう開催は明日ではありませんか。
なんだかんだで天気予報はここに来て好転、さらにそれを後押しするかのように、日付が変わる間際に先輩からのぎりぎり滑り込み参加表明、プラスまさかのスペシャルゲストが参上との一報をいただいてはもう寝れません 笑




臨む気持ちはどうにか整いました。
いざ当日、例に漏れずやってきました、うみかぜ公園と言えば!のカンカンのキョンキョン晴れ。




更に珍しく風も治まるという出来すぎなコンディションがライダーを共鳴させたのでしょう。
お知らせを何も言わずとも見守ってくれていたのか、各地から実力者が続々と登場、さすがは我らがライダー、黙って来るとは粋な演出です。




かれこれ通算10回行くか?行かないか?開催してきたベストトリックジャム。
そもそも「ベストトリック」とは何ぞや?解釈は人それぞれ異なると思います。




本イベントにて開催するコンセプトは僕の独断と偏見によるものになりますが、言わんとすることは、「あと少し!!」「できるか!?」「行けるか!?」乗る側も見る側もその期待が生まれた時、場が最高潮に盛り上がります。















個々のライダーがそれぞれの最高、最新のネタをアップデートし、ミスを恐れず果敢に挑めばセッションは自ずと独り歩きを始めるでしょう。
また、常連のライダーは乗り方も心得てきており、前半から飛ばし過ぎず残りの体力を温存していたりとペース配分もお手の物。




社会適合などとは程遠く再起不能レベルにどっぷり漬かった生粋の「ザ・ライダー」、顔着して改めて本気で挑んだ実感が湧いた、BMXに乗っている実感が湧いたと、しみじみ打ち明けてくれた時はこちらも、こういうライダーのために開いたんだ、開いて良かったという気持ちを噛みしめました。




そんな業界屈指の曲者達(この上ない最上級の賛辞です)を今回制したのは、問題のスペシャルゲスト、




片桐悠君




近代フラットランドの申し子、シーンの一番天辺の座をほしいままにしている言わば「時の人」彼はまだ10代、それでいてベストトリックジャムのコンセプトを熟知してくれています。
その証拠として、1日を通し彼のいつもの鉄板なメークをほとんどこの日は見ることがなかったのです。




それは、メークしない、できないのではなく、それだけ未知のものに挑んでいる、ということです。
実際、ここ最近の大会では見ることがなかった未発表ネタの踏襲。




これ以上に血が騒ぐセッションはないでしょう。
メークならずともトリックの中身、新鮮さ、実現できるかの可能性、それら全てを鑑みても彼の名前を挙げる以外に僕にできることはありませんでした。




でも、僕はわかっていました。
その時点で悠君が到底納得などしていないことを。




案の定、もう優勝は決まっているのにも関わらず僕に、ラスト3本のチャンスをください!と申し出て来たのです。
そんなライダーを待っていました。




インサイドタイトサークル?(トリック名不詳)の戻りで両足浮かして戻っていたのはいつも感心しながら見ていましたが、今回悠君が引っ提げてきたのは離した両足をもう更に一段階上に浮かし、逆側(スクラッチアローニー側)に軸足を着地させるといった暴挙、ラストの1本目で不言実行、見事に初メークしたのです。




歴史が動いた瞬間、会場を揺るがすどよめき。
これが見たくてベストトリックジャムを開催しているのです。




誰もが文句なしの優勝。
おめでとうございます。




ベストトリックジャムのコンセプト、おわかりいただけたでしょうか?
このジャムを通じて歴史を塗り替えて欲しい、そう願って僕はベストトリックジャムを開催しています。




P.S.
JIMALOG君が当日の模様を素敵なムービーにしてアップしていただきました。
要チェックです。











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UMIKAZE JAM 2024 詳細

2024-06-22 22:59:23 | Weblog











さて、いよいよ来週の土曜日に迫って参りました。
UMIKAZE JAM 2024




6/29(土)開催、雨天時は6/30(日)に順延となります。
11:00~フリージャム
14:00~15:00 20インチ限定ベストトリックジャム
(コンセプトを考慮し、エントリーに審査を行う場合があります)
16:00終了
18:00~20:00打ち上げ やんちゃ屋にて




冗長な説明はこの辺しておきましょう、要は、




自己表現をしたい者、ひたすら乗れ。
夜は宴会だ。ひたすら呑め。




ということです。
それでは、同志達のご参加をお待ちしております。







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個性派募集中

2024-06-01 23:44:45 | Weblog









今年もやります。
実力はあるがなかなか証明できない貴殿へ贈ります。



小難しい理屈は要りません。
時間は普通の大会より格段に長く確保します。



とにかく自身の最高のトリックに打ち込んで下さい。
詳細は後ほど度々お知らせすることになると思いますが、来ればわかります。



ライダーにやることなんて、乗る以外に何もありません。
それでは6/29(土)横須賀で、




僕と握手!






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奇跡の組み合わせ

2024-05-22 23:45:05 | Weblog













5/18(土)
35UP @CHIMERA GAMES




珍しくこんなこともあるものです。
たまたまラッキーにラッキーが重なっただけでしょうが、なんとコンテストにてまさかの3位入賞。




問題は何人中の3位だったか?はい、エントリー数は11名でした。
でも、人生は奇跡の組み合わせと言いますが、必ずしもただのまぐれではない手応えもありました。




大会でいつも僕を見てる方はおわかりかと思いますが、毎度毎度執拗にこだわっている「アレ」が今までこれでもかと醜態を晒し続けている中で、メークはならずとも最高の出来高を迎えることができたのです。
去年は一年間でメークは4回だけ、今年に入り今までに26回メークできています。




さすがに今回ばかりはメーク率アップ、部分部分の粘りがアップしている実感はありました。
メークするまでの所要時間は、去年の年末くらいまでは基本1~2時間、今年に入り徐々に平均30~40分、大会前日の夜遅くに乗りに行った時に観測した12~13分が今のところの新記録です。




ただ、何度も言いますが大会の持ち時間は2~3分。
普段から1日2回以上のメークを練習のノルマにするか、それとも4周目を目指すか?僕の今までの統計上おそらく後者へと靡くでしょう。




険しくてもそちらの方が前向き?な気がするのです。
ともあれ、がんばって来て良かった!と、素直に嬉しく思いました。




四の五の言わず、こんな日はたまにしかないはずです、今日は目一杯調子に乗っておきましょう 笑
勢いついでに締め切り間際に飛び込んだワンメイクジャムでも、ノリで優勝いただきました。




入賞




久しぶりに響きました。
万年予選落ち?万年最下位?の僕にとっては凡そ5~6年ぶりだと思います。




そうとなればここ最近の流れに肖って僕の住む自治体へ向け表敬訪問と洒落込みましょうか 笑
・・とまあ、調子に乗り過ぎてはいけません。




彼らと同じコンセプトで、僕が日の丸ないし日章旗を掲げ行政を訪れたらどうでしょう?
それは、訪問どころか行政に対する殴り込みとなります。




我に帰り自重しておきました。
数百日に1日あるかないかのこんな日、忘れずに記憶へ刻み込んでおきます。




今回願掛けで作ったBest TrickTシャツ、早速ご利益がありましたが、また次回の大会ではこてんぱんにタコ殴りされるでしょう。






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