20INCHERS

RIDING LIFE

女房、子供が食えるだけ

2008-03-31 18:16:22 | Weblog
人生初の沖縄。
ライダー人生17年目にして初チャンプルーゲーム。

リザルトよりもマイベストを目標に臨み、過去最高の達成率だった。
若干ミスはあったものの予選を2位通過。
大会ではいつも2回転までしか披露できなかったCowboyが決勝一回戦目で4回転回してメーク。
その後も通しでフルメークではなかったが、見せたい作品は全て出し切った。

ラストの優勝争いでは元のスーパーロングルーティーンに敗れ、決勝でも2位。自分でも確かな手応えはあった。
ただそれも、採点していたのが、伊東TI高志くんに山田大くんという世界のスーパーレジェンドで、自分と比較的近い世代のライディングを熟知してくれているライダーだったからこそ成り得たリザルトだろう。

2人には本当に感謝している。


繋いで繋いで繋ぎ倒す表現方法が常識としてまかり通っている只今のご時世、全ての作品を1トリックに徹し勝負の場に出るのは、正直本当に怖い。
少しでも気を抜くとすぐ「妥協」の2文字が脳裏をよぎる。
乗れているライダーは持ち時間丸々繋いでくる。対して自分の作品の披露における所要時間は数秒。
2秒とかで終わるものもある。

しかしそれは自分が必死にもがいてやっと見つけた「瞬間の一発に魂を込める」コンセプト。
自分自身で自ら上げたハードル。
それに徹することなく手に入れる作品にどこまで意味があるだろう。
先日の平塚に引き続き、今回の沖縄でのライディングも単なる偶然にすぎない。来週の全日本選手権では、こんな甘い幸運劇は通用しないのは必至。

そして今回出し切った以上、今の作品に依存せずに更なるリスクへの挑戦を始めよう。
さあこれからも試練が始まる。



沖縄。
最高の思い出をありがとう。
コメント (2)
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ヒント

2008-03-26 23:01:37 | Weblog
高校時代はペグと言えばだいたい2000円~3000円が相場だった。
ハボックやフュージョン、GTなど外径30ミリ前後のタイプが無難かつ主流で、各地のショップのオリジナルなども販売されていた。

そんな当時初めての大会で駒沢に行った時にすさまじい衝撃に遭遇した。
スタンダードから発売されたばかりのハンドグレネード(手榴弾)ペグ。

なんと外径50ミリ近くある圧倒的な太さ。
ライダーの足元を強力に引き立たせるその斬新なフォルム。一目見た瞬間心を奪われた。
それはまるで「男の身嗜みは足元からだ。」という名言を残した本多くんのポリシーを象徴するかのよう。そしてそのライダー達の装着率の高さ。

カルチャーショックを受け、思わず自分のチャリを隠したくなったのを覚えている。
何がなんでも欲しくて仕方がなくなったものの、2本で6800円という価格設定に非常に恨めしさを感じたが、どうにか小遣いを貯めて前後で4本の手榴弾を手に入れることができた。

見た目及び価格が前代未聞と思いきや、装着しいざライディングした時のフィーリングも前代未聞。
アルミ製のペグなどなかった当時、ペグはクロモリが常識。
なんと、念願叶って手に入れた手榴弾は4本で約1.8キロと殺人的重量。
あまりのウェイトにローリーポーリーが一時できなくなったほどだ。

しかし、多くのライダー達は重さよりも見た目重視でがんばって乗っていたのだ。今日に至って重くてもがんばって使いたくなるくらい、がっちりハートをキャッチされるパーツがあるだろうか。

手榴弾ペグのリリースはもはや事件と言っても過言ではない。
それからは他社でも太さ争い、アルミ化が進み、ライダー個人でも350ミリリットル缶が楽に入る巨大ペグなどを製作したライダーなども現れた。
アップサイドダウンペグウイリーでペグをまともに握れず、ペグの縁を持っていたエピソードも今となっては笑い話。
それ以来外径50ミリ前後という太さはフラットランドにおける標準サイズとなり、その常識は10年以上に渡り覆されることはなかった。




そんなある日の衝撃が、今の自分のペグのデザインのヒントとなっている。
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無頼渡世

2008-03-23 20:57:50 | Weblog
土日は横須賀で命果てるまでライディング。

ダブルディケードは15回くらいメークしたが、やはり3回転目に入るための足がどうしてもスイッチできない。
プラットフォームがない所、スイッチにおける信頼性を高めるため、デッキテープを貼るか検討中。
もしくは次のモデル構想でフレームのプラットフォーム部分へのローレット加工。


バックフェーシングウィップラッシュ→Gターンは初メークして間もない時が一番新鮮で楽しく練習できていたせいか、メーク率もそこそこだった。
今になりいざ真剣にメーク率を上げようと取り組み始めてからは、いまいちこつが見えなくなってしまっている。しかしながら、既にその先のイメージまで鮮明に描き上がっているため、尚更始末が悪い。
土曜日は6時間乗ってたったの2回、日曜日は1度メークしたら膝の腫れにより練習の続行を断念。
メークできないと、トップチューブが毎回膝の患部を正確に狙ってくるため、ダメージは積もる一方。




確固たる自分の作品となるまでの最初の正念場と言ったところか。
これを幾度となく繰り返し、やがて自分の表現方法となる。

とりあえず今週末の沖縄では、現時点でのベストを出し切ることを考えよう。
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北野武監督

2008-03-21 23:49:19 | Weblog
昨日の長雨は止んだものの、朝は乾かずに乗れないと判断したため、本日はいつもより遅く6時に起床。
しかし家を出たら皮肉にもライディングができるレベルの路面の乾き具合。

この時間に練習しなければ自分に練習する時間はない。朝から非常に悔しい思いをしたまま、渋々と出勤。




全ての職務においていまいちやる気が起きずに半日が過ぎ去ろうとした頃、とあるサイトにて若かりしチェイスのディケード4回転の映像を発見。
おそらくDORKIN4-1/2から引用したと思われる。
チェイスの乗るCPのGTパフォーマーがBMXが一番格好よかった時代を物語っている。

チェイスのディケードは紛れもなく宇宙一。
ダブルはもはや準備体操、トリプルにしても3回転目がスミスバージョン、バックサイドウォークアラウンド→スミス、ワンタッチのトリプルなど、影を見ただけでチェイスのディケードは一目で容易に確認できる。
因みに、ジェイソンはノータッチのダブルをメークしたことがあると聞いた。
ノータッチとはバーにぶら下がりながら足をフレームやペグに一度も触れずにもう1回転ということだ。
まず1回転目で両足リヤペグに降りる軌道で、そのままペグに触れずに2回転目は自分が回るのではなく、チャリを1周回して合計ダブルにするのだそうだ。


果てしなく素晴らしき脱線を続けている話を本題に戻そう。

さて、問題の4回転だが、まず回転の速さが通常の倍以上。ヘッド回りの回転の動きには鳥肌が立つ。
次に目を見張るのが、4回転回りきるまでの滞空時間。フロントをリフトアップした状態をキープし続けるのがどれだけ難しいかわかるだろうか。

メークした瞬間のチェイスの感嘆の叫びは、何度繰り返し見ても感動が手にとるように伝わってくる。


また最近取り組む回数が減りつつあったディケードの練習に、再びいいイメージが入った。
イメージさえ入ればメークは目前。






な訳ねえだろばかやろう(笑)
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帝拳高校前田太尊

2008-03-19 08:11:00 | Weblog
タイヤの摩耗におけるペースは相変わらずだが、最近はブロックの摩耗と同時にサイドの劣化も著しい。

ブロックの山がないため交換しようとふとサイドを見たところ、例によって何箇所もはち切れそうではないか。


スキンサイドユーザーの宿命か。
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平地大国奪還

2008-03-18 23:15:20 | Weblog
練習場所を移動してから格段に調子が上がった今日この頃。

広大なスペースにグリップの良い路面。
季節もすっかり春めいて気温の上昇もさらに体を楽にさせてくれる。

調子も上がってきた勢いで、5/4の名古屋の大会にもエントリーした。まだ定員には達していない模様。
去年に比べ遥かに大会出場回数は多い。


昔から大会等でよく訪れている名古屋。
ここ数年で著しい盛り上がりを見せている愛知県へ、日本一のBMX都市と名高いシーンがどのくらいのものか、自分の目で確認しに行こう。
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我、奇襲に成功せり。

2008-03-16 13:41:08 | Weblog
先程航空公園に於いてCowboy6回転初メーク。


帰国早々の最大瞬間風速。
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風の日の話

2008-03-10 22:12:30 | Weblog
湘南バイシクルフェス。

エントリーリストの中に珍しい名前が。
随分前に大阪のKOG等で何度か見かけたことがあり、ライディングにおいて自分の好みにいくつもシンクロする部分が多々見られ、ずっと覚えていたよしき君。

東の地で会えるのはかなりレアな機会。
もともと自分から人に話しかけるのは苦手だが、がんばって話しかけたところやはり自分と似たものをずっと見てきたようで、自分と近い世代でないとわからないトリックの深みを感じさせるライディングを久しぶりに見れたのが嬉しかった。

チャリのセッティングにしてもシートが低くて格好いい。
シートに座った時にストリートバイク的なローアングルな姿勢がクールなのだ。

因みに自分がシートを低くくしている理由は、見た目はもちろん、Gターンで極力チャリを立てたいため。

チャリの立つ角度と回転速度は比例する。
回りたい方向と反対側に一旦膨らみ、きっかけができたら一気に回転方向へきつく斬り込む。

そんなセッティングのチャリからも容易に想像できるように、やはりよしき君もGターンが上手かった。
帰り際にはよしき君の方から声をかけてくれて記念撮影。



昨今のシーンを乗り続けていく上で同世代が次第に少なくなって行く中、たまに出会う価値観の同じライダー。

がんばって自分から話しかけてみるもんだ。
コメント (2)
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2008-03-09 19:37:27 | Weblog
多くは語らない。
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BMX乗りすぎ親父

2008-03-08 18:41:07 | Weblog
今日は横須賀でライディング。

大会で出したい作品の最終調整と行ったところか。披露する予定のものはとりあえず難無くこなせた。
昼間に神懸かった瞬間があり、全ての作品を通しでフルメーク。

先日メークした8ヶ月ものの作品は本日5回目のメーク。
同時に2フットで2回目のGターンを介してダイレクトに戻れる、僅かながら新たな可能性を発見できた。

2フットで戻れる=1スカッフを入れる必要がなくなる。

ということだ。

その作品+大会の練習のため、しばらく封印していた二代目怒り龍(改)も今日久しぶりに取り組んだところ、以前には踏み込めなかった領域に入れた気が。


さあこの仕上がりが明日の勝負の場で吉と出るか凶と出るか。
今まで自分の信じた仕上がり感及び勝負師の勘が本番で幾度となく裏切られている。




刻々と迫る決戦の瞬間。
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