20INCHERS

RIDING LIFE

風鈴の音

2018-08-28 22:57:59 | Weblog














証明するには、避けては通れない道。
何故だろう、こんなことは今までだって数知れずあっただろうに・・




「大会」に対してネガティブに陥り過ぎていた。
行こうと思えば行ける大会にも行っていなかった。




単純に好きだから、だったはずの大会に出る意味がどうしてもわからない、それでいて動いていない自分に対する自己嫌悪もあったりと、なんとも理不尽なスランプ。




・・まあ、浮き沈みがあるのが人間、という理屈も否めないが、連日にわたる眩しすぎる太陽の下でも、ライディングはいまいち雲で霞んだままの日々、一筋の光を見出だしたのが先のOVER40's。




どんなに悔しくても、落ち込んでいても、ひねくれていても、誰かが助けてくれるわけではない。
「できる」ことが証明できなかったら、できるまで乗り続け大会にも挑み続けるだけ。




下手な奴が悪い




厳しい世界だが、それが不器用な自分に見つけることができたたったひとつの居場所。
気持ちを切り換え、ベストトリックのメーク率上げにひたすら打ち込んだ。




初メークから丸3年が過ぎても、未だにメーク率を上げるセンスが無さすぎる・・
などとぼやくのはもう終わりにしよう。




繰り返し反復を行う上での注意点はもとより、それ以外にトリックと向き合う姿勢を改めてみよう。
苦しいままでは結局一週間に一度メークさせたら、また来週、程度のスタンスで何ら変わらない。




考えてみれば、一週間に一度決まるかどうか?は、悲しいかな他のトリックもみんな同じではないか 笑
そこからは、「ベストトリックが決まるまで他のメニューには移らないルール」を実施。




朝クリアできればOK、できなければ夜に続きをやる。
お陰様で夜乗る狭い場所でもメークさせることができ、気持ち的にもだいぶ重さはなくなってきた。




一週間に一度、だったものが5日間のライディングで、




土曜日メーク
日曜日メーク
火曜日メーク
水曜日メーク
木曜日ノーメーク




結果は4勝1敗、これでも過去最高の仕上がり。
精神的に良いのか悪いのか、ここに差し掛かると逆に休むことが怖くなってくる。




止まっていると、何ひとつできなかった在りし日の悪夢が過る。
メンタルを仕切り直し、張り切って向かった8/25山梨。




・・結果、ベストトリックは明後日の方向へ砕け散り、大会は終わった。




ただ、駆け引きなどから解放され、心を無にしてひとつのトリックに打ち込めた刹那のひと時は、メンタルを鍛えるのに貴重な瞬間だった。




様々な葛藤はあれど、全てをリセットして楽しめる打ち上げの席。
夜更けにまで及んだ宴の中、ある時じゅんPからの忠告が。




原さんもっと調子に乗ってみなよ!




挑む者の心得、すごくわかる。
言わんとしていることは、度々20INCHERSにも登場する我が教科書「自転車BMX教室」の1ページにも書いてあり、肝に命じてはいる。




ただただ、上手くなりたい。
今は静かにのんびりと、黙々乗りたい。




それができた8/26(日)
小瀬スポーツ公園




昨日できなかったものを片っ端から潰して行く。
するとどんどん気持ちは落ち着き、また次の大会へ向け頑張ろう!という気持ちが生まれてくる。




2日間のショートトリップの締め括りを飾る、静かな夕暮れ。
暑くても陽が沈めば初秋の訪れを感じる夜風に癒される。




早くも一年の後半戦、迷わず走り続けよう。









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うまくなれない理由

2018-08-15 10:52:04 | Weblog










8/12,13,14
OVER40's?50's?




僕の一押しライダーが全国から地元に集結している。
目を疑うような非日常なひと時で、かつ夢のようなひと時は、いつもの景色に類い稀なる彩りを添える。




突然のゲリラ豪雨は刻み込んだタイヤ痕も思い出も、何事もなかったように洗い流してしまうのだろうか?
・・そんなことはない、しっかりと記憶に焼き付けた。




連日にわたり共にしたセッション、みなさんの取り組み方、姿勢、全てが自分の喝となり大変勉強になりました。
暑さ?体力?メンバーにそんな限界は存在しない、乗れば乗った分だけうまくなる、果敢に攻め続ける姿はあたかもそう問いかけているかのよう。


















休みの日に長時間費やし一日一度のメークができるかどうか?
一部のトリックは週末毎度そんな勝負に出るが、幸運にもメークできたら安堵の思いに浸ってしまう、本来、そこからがスタートラインでなくては上手くはなれないはず。




できるとわかっているものが長時間できずに燻り続けている、その経過が苦しすぎてメークできた時満身創痍に果てるだけ。
不本意にも、できて嬉しいというか、その反復が終われて嬉しい、そんな気持ちになってしまうことも。




気持ちがすっきりして、気分良く帰りたい、どうしてもいつもその図式に流れてしまう。
たぶん「その」弱さが自分の敗因だろう。

















ライディングに終わりはない。
達成したという区切りも、あくまでも通過点のひとつに過ぎない。




また、一緒に乗るライダーがいる、というのも、もう一歩踏み込んでおこう、もう1ラウンド攻めておこう、という気持ちにさせてくれる。




限界、とは自分で勝手に決めてしまっている線引き、新手の言い訳ともとれる。
ステージを松戸に移し、午前11時スタートの日没まで続いたセッションはいい意味でぼこぼこにぶっ飛ばされた。




大会において安定の上位をキープしているようではそれ以上の進化はないのと同じように、日々のライディングも毎回きれいにまとめているようでは上手くはなれない。




榎君、かずさん、田中さん、島川さん
遠路はるばるありがとうございました。




大変勉強になりました。
僕ももっともっとうまくなれるように、また後ほど乗りに行きます。









コメント (4)
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