証明するには、避けては通れない道。
何故だろう、こんなことは今までだって数知れずあっただろうに・・
「大会」に対してネガティブに陥り過ぎていた。
行こうと思えば行ける大会にも行っていなかった。
単純に好きだから、だったはずの大会に出る意味がどうしてもわからない、それでいて動いていない自分に対する自己嫌悪もあったりと、なんとも理不尽なスランプ。
・・まあ、浮き沈みがあるのが人間、という理屈も否めないが、連日にわたる眩しすぎる太陽の下でも、ライディングはいまいち雲で霞んだままの日々、一筋の光を見出だしたのが先のOVER40's。
どんなに悔しくても、落ち込んでいても、ひねくれていても、誰かが助けてくれるわけではない。
「できる」ことが証明できなかったら、できるまで乗り続け大会にも挑み続けるだけ。
下手な奴が悪い
厳しい世界だが、それが不器用な自分に見つけることができたたったひとつの居場所。
気持ちを切り換え、ベストトリックのメーク率上げにひたすら打ち込んだ。
初メークから丸3年が過ぎても、未だにメーク率を上げるセンスが無さすぎる・・
などとぼやくのはもう終わりにしよう。
繰り返し反復を行う上での注意点はもとより、それ以外にトリックと向き合う姿勢を改めてみよう。
苦しいままでは結局一週間に一度メークさせたら、また来週、程度のスタンスで何ら変わらない。
考えてみれば、一週間に一度決まるかどうか?は、悲しいかな他のトリックもみんな同じではないか 笑
そこからは、「ベストトリックが決まるまで他のメニューには移らないルール」を実施。
朝クリアできればOK、できなければ夜に続きをやる。
お陰様で夜乗る狭い場所でもメークさせることができ、気持ち的にもだいぶ重さはなくなってきた。
一週間に一度、だったものが5日間のライディングで、
土曜日メーク
日曜日メーク
火曜日メーク
水曜日メーク
木曜日ノーメーク
結果は4勝1敗、これでも過去最高の仕上がり。
精神的に良いのか悪いのか、ここに差し掛かると逆に休むことが怖くなってくる。
止まっていると、何ひとつできなかった在りし日の悪夢が過る。
メンタルを仕切り直し、張り切って向かった8/25山梨。
・・結果、ベストトリックは明後日の方向へ砕け散り、大会は終わった。
ただ、駆け引きなどから解放され、心を無にしてひとつのトリックに打ち込めた刹那のひと時は、メンタルを鍛えるのに貴重な瞬間だった。
様々な葛藤はあれど、全てをリセットして楽しめる打ち上げの席。
夜更けにまで及んだ宴の中、ある時じゅんPからの忠告が。
原さんもっと調子に乗ってみなよ!
挑む者の心得、すごくわかる。
言わんとしていることは、度々20INCHERSにも登場する我が教科書「自転車BMX教室」の1ページにも書いてあり、肝に命じてはいる。
ただただ、上手くなりたい。
今は静かにのんびりと、黙々乗りたい。
それができた8/26(日)
小瀬スポーツ公園
昨日できなかったものを片っ端から潰して行く。
するとどんどん気持ちは落ち着き、また次の大会へ向け頑張ろう!という気持ちが生まれてくる。
2日間のショートトリップの締め括りを飾る、静かな夕暮れ。
暑くても陽が沈めば初秋の訪れを感じる夜風に癒される。
早くも一年の後半戦、迷わず走り続けよう。