もったいない・ご恩返しの心を!太田清蔵の世界世直し運動

地位と名誉と資産と収入を一番大切にする自己中心主義を替えて、戦争とテロと貧乏と病気と麻薬撲滅に全力集中

■歴史を学び人類の内在能力を昂揚するための構想■

2009年01月20日 20時13分30秒 | 太田清蔵の提言
〔主旨〕日本は古代から多くの民族が住み、交流し、混血を繰り返してきました。もちろん、民族のなかには、交流が少なく、固有の民族性を保ってきた部族もあります。しかし、概して多民族によって形成されてきた国家であると言っても過言ありません。この多民族国家によって育まれてきた日本語が、人類の内在能力を昂揚するのに大いに役立つことが証明されています。その意味で日本語を世界に広めていくことのメリットを提唱します。


■人類の内在能力昂揚構想の主な柱■
〔人類の内在能力昂揚構想1〕【日本史のなかから日本民族の特性を読み解く】
〔人類の内在能力昂揚構想2〕【幼少時に日本語を右側感性脳で聞いて育てば世界一の手先が器用になる】


〔人類の内在能力昂揚構想1〕【日本史のなかから日本民族の特性を読み解く】
 〈天照大神は朝鮮半島の出身で、万葉集の漢字で書かれた日韓両国語はそれぞれ別の意味に読める〉
天照大神は高天原にお住まいになっていたことは、日本史の最重要記述になっています。が、霧島連峰の最高峰は韓国岳で、それだけ遠くまで見渡せることで解釈されてきました。柿本人麻呂によって万葉集が編纂された時、かな文字もハングル文字もない時代なので、専ら漢字で読み書きをされた中心となっておりますが、その漢字は世界で唯一ニカ国語によってまったく異なった読み方が出来る文書で、韓国語で読むと祖国百済が新羅のために滅ぼされて、もう一度これを巻き返したいという愛国文書になっているのに対し、日本語で読むと全く違う、恋の歌ということになってしまいます。
 天照大神は天孫迩迩芸命を大和に向かわされるために、日向から東征をされる神武天星に寄託して「この国は我が産みの子の君たるべき地なり。汝皇孫ゆいて治めよ。皇位の盛んなること天地とともに極まりなかるべし」と言う親勅を発布なさり、世界の国王がみんなおやりになるような王権は神様から戴くということでスタートしております。

<源平藤橘の氏子間の政権争いを止めるため、頼朝によって初めて君臨すれども統治せずの天皇制が生まれる>
 平将門は関東にあって菅原道真の子孫も放り込んで、新田の開発その他国民の聞に大変人気を博した人ですが、国司(税務所長)が都を離れるに従って大きな国税を取り上げるのを不満に思って、これを度々献策したのですが受け入れられず、やむを得ず関東だけ日本国家から独立した国にしようと、国司を従えて権力と権威と両方を掌握する役をやられて中央にそれを恨まれて惨殺されてしまう形になりました。
 それを見ていた頼朝は父の源義朝が平家に討たれたのを機会に、今までの最大の問題は権力と権威とを同じ武士、公家、天皇の一族の間で都で争うよりは、権力だけを従えて税金をとりたてる総元締を以て鎌倉に将軍家を設立し、そして権威のほうは天皇が受け持たれるお公家さんとの話し合いにお任せをなさるということを始めて、これが丁度イギリスのクロムウェルの革命が失敗して王政復古になった時に、1700年ですが、「君臨すれども統治せず」というその500年前に日本の源頼朝が近代王政を完成しておられます。

<源義経の平家討伐を羨んで弟を亡き者にした頼朝の人は間違い>
 源頼朝も義経も同じ義朝という平家に殺された父親を持っておりますが、義経のほうは巴御前という大変若い未亡人の子供として、都にも勢威を持っていた藤原秀衡に養父になっていただいて、その秀衡に平泉において養育された人です。従って、兄頬朝が鎌倉で平家討伐の号令をかけた時に、いちばん最初に参加したのは義経ではあったのですが、秀衡の一、二の家来が一緒に鎌倉に付いて来たことから、これは源氏の大将義経ではなくて、藤原の大将義経じゃないかと疑いをかけてこれを一切近づけないようにしたもので、最初は藤原秀衡の養子であるということを知らないで大歓迎したんですが、途中からまた藤原一門が源氏を滅ぼせば、同じ結果になるということで、結果としてその平家を滅ぼした後に、兄に迎えられず奥州に引き籠もった義経を、秀衡の子供二人がこれをこのまま置いておくと頼朝から藤原氏討伐の命令が下るとして、焼き討ちをして自害させる結果になってしまったのです。
 あくまでもこれは源平藤橘の氏子争いをもう止めましょうという源頼朝の先を見越した見通しで、世界にその例がないと申し上げていいでしょう。

<首相公選制になれば天皇制はいらなくなるというのは間違いで、国民に立てられた天皇こそ、首相よりもはるかに大きな存在>
 中曾根康弘さんと小泉純一郎さんは、首相を公選制にすれば当然のことながら、もうそれ以上の権威はいらなくなるので、天皇制は自然消滅すると言ってらっしゃるんですが、先ほど申し上げたとおり、日本の源頼朝以来の国民から推されて陛下になっていらっしゃるということを前提にしている、君臨すれども統治せずの陛下は、統治者とは関係なしに君臨していただくのは国民の一致した願いで、首相公選制なればこそますます天皇の存在が重要になり、その中においてどなたが天皇になるかということは、皇族の皆さんでお決めになることですから、皆さんでもって天皇陛下がいらっしゃるからわが国は世界一だというふうに考えていきたいものです。

〈仏教は第29代欽明天星の557年に日本に入っており、その前第26代継体天皇の時にユダヤは王室をすでに手の内に入れていらっしゃる〉
 紀元前777年に現在のイラク、アッシリア帝国がユダヤ王国を減ぼし、12の氏族に分かれたスハルティ・アラブユダヤ人は地中海沿岸一帯に散ったのですが、その中の一族ははるかに北を回って敦賀から日本にお入りになって、月山から奈良と下られて継体天皇になられて現在そのお墓の発掘作業が奈良で行われております。このお墓はあきらかにユダヤ人のお墓で、いろいろな証拠物件もたくさん出ておりますが、日本にしかない天狗とかあるいは鬼とかいう概念を日本にもたらされた最初の方だと思います。ヒンドゥー教ではヴィシュヌ神が創造神であり破壊神であるという二つの形を持った神様はいらっしゃっても、鬼や天狗のよう神であって悪魔であるというそういう概念の世界歴史は朝鮮にも中国にもまったくありません。なぜ日本にその方が入ってこられたか、これは今だに謎ですが、とにかく今現在、ユダヤの方々が日本は一度もユダヤを攻めたことはないし、我々と同族として崇めていきたいということを言っていらっしゃいます。

<昭和天皇がマッカーサーに出された三種の神器にヘブライ語で書いてあった>
 昭和天皇は終戦後いち早くマッカーサー元帥を訪問され、自分の身はどうなっても国民を助けてやってくれというお話をなさって、敗戦国の国王が自分の助命を願う前に国民の助命をお願いされたといたく感銘されて、この方を戦犯から排除したというのは有名な話しですが、実はその時に陛下がお持ちになった三種の神器の裏を返したマッカーサーがそこに読み取ったものはヘブライ語で書いてあったということで、一挙にマッカーサーの天皇に対する崇拝が、ユダヤ人ではありませんがフリーメーソンの立場として言われております。
 この昭和天星が戦争の前は世界中を相手に敵と戦っている、劣悪の国王だと言われていたのが、戦争が終わって世界一の経済力を占められた亡くなった1983年の御大喪の時には世界中の元帥人以上の方が陛下のお徳を慕って日本を訪れたのは有名な話でございます。本当に昭和天皇がイスラエルの血が入っていらっしゃるかどうか、このことについては三笠宮崇仁親王が現在トルコのイスラム文化の前のヒッタイト文化の遺跡をひとりで90歳を越えて受け持たれるようになったのは、トルコの方々でさえも日本の王室は自分たちと同根の兄弟であるというふうに見られているからで、私どもはもっともっとそのへんの事実を教えていただく必要があると思います。

〔人類の内在能力昂揚構想2〕【幼少時に日本語を右側感性脳で聞いて育てば世界一の手先が器用になる】
<6歳から12歳までの間に日本語を右側感性脳で聞いて育つと、世界一の手先の器用な人になることができます>
 東京医科歯科大学の角田難治症研究所長は今から30年以上前に、日本語だけが子音、母音、子音、母音と8つの子音と5つの母音から成っており、日本人は母音だけわかれば子音がわからなくても大体相手の言うことは掴めるけれども、それ以外は朝鮮人の場合にはまったく子音のよくわからない場合には理解できない。日本人は秋の夜長の鈴虫、マツムシの鳴く音を聞いて、「ああ風流な」と言って俳旬や和歌の一つもうたいますが、朝鮮人や日本語を知らない人種の人達は「何とメランコリックで憂鬱な」という感触しか得られないようです。
 なぜそうなるのか。アメリカンスクールやブリティッシュスクール、ジャーマンスクール、フレンチスクールなど東京に13の幼稚園、小学校、中学校がありますが、その13校とも共通の二つの問題があって、一つは日本人の父兄がもう月謝はいかほどでも出すから、どうぞ我が子だけを入れてもらいたいと懇請で、これはもう皆さんがすでにお分かりになっている程、それらの学校は笑いが止まらない経営をしていらっしゃいます。しかし、その人達が6歳から12歳まで日本語を母国語と一緒に習いますと、全く本国とは違う学力に、大体1~2歳上に観測される。これは日本の6歳から12歳まで、学齢別学力検定試験をやったことおりでございます。そこでアメリカはメリーランド州とオレゴン州の公立小学校いくつかを選んで、日本語で算数と自然科学を教えたところ、やはり同年齢の子供よりも1~2歳上をいくということがわかって、どうしたらいいのか対策に頭を抱えているようでございます。
 ロシアではむしろこれを逆手に取って、もしもODAを日本が出してくれるならば、日本語でNHKや民放が放送していただいて結構。それによって国民がみんな手先が器用になってもらうことを望むと言っておられます。
 幼児の時に左右両耳の中耳炎をやって右側感性脳のまったく利かない私太田は、日本人のもつ手先の器用さに感服しております。スーパー、デパートに行って売り子さんが器用な手つきで包装しているのを見ると、同じことを韓国で見られないのは不思議でございますし、先日シュレーダードイツ首相が太田美術館を訪問された時、浮世絵の内容よりもその彫り師、刷り師の技術を見せてもらいたいと言って、何故日本人がそれだけ器用なのかということに大変興味を持たれてお帰りになりました。
 これは元々、浮世絵は中国の明の版画から来ておりますが、中国人の彫り師、刷り師がやる技術は大体、一つの筋に5通りから15通りぐらいまでの刷り合わせが出来るけれども、それ以上15通りから50通りまでの刷り合わせが出来る日本人は、中国人より器用だと書わざるを得ない。従って50年前にアメリカの銀行へ行った時に、日本人らしい人の所へ行くと早く用が足りるけれども、その他のところでは時間ばかりかかってうまく用が足りない。

<日本人がその手先の器用さを買われて、どこへ行ってもその地域一番の職人になる>
 第一は農民で、どこへ行っても新しい品種の改良や大量生産の手法をお始めになるのは日本人であり、海の漁師も同じ、庭師ガーデナーも同じ、建築屋さんも大工さんも同じ、クリーニング屋さんも同じ、ビューティーショップ、理髪師も同じ、ノストランの料理人も同じ、小沢征爾のようなコンダクター、ピアノその他のプレーヤー、美術家、工芸家、こういう方々はどこへ行っても日本人が単一民族、単一国家で器用だからそうなるんだと言われているんですが、そうではない。これから外国人の方々でも、日本語を習った方々は皆手先が器用になってくるということになれば、やはり日本語というものの特殊性を文部省はもうこれは習う必要はないとおっしゃらずに、全員に習わせないと、外国にいい所をみんな持って行かれますよと申し上げております。
 NHKの放送は外国とのつき合わせを絶えず繰り返しており、文部省のように富国の検定教科書と違って国定教科書として望むには一番よい方法で、しかも学校により、学年により教わることが違うという民族内のすれ違いが起こらないようにすることが出来るNHKこそ、文部省の国定教科書作りの中心であってほしい。
 いま、日本の教育をどうするかということが、内外をあげて騒がれておりながら、誰一人その教育をこういうふうに、こういう理想で行うんだという内容を捉えていらっしゃる方がいらっしゃいません。やはり日本語でもって、統一された見解のもとに、親子相伝で文化が引き継げるような形にするためには、国定教科書にして文部省ではないNHKがこれを全部取り仕切るようになされば、検定教科書の必要はなくて、外国へ行って、韓国のように小学校も中学校も国定教科書で、憎らしい憎らしいと言って育たれた方々との間の話し合いももっと相手の気持ちになって出来るのではないでしょうか。

<遺伝子調査によると日本人の一番近い先祖はバイカル湖畔のブリヤートモンゴル人>
 比鮫人類学の日本一の権威・松本大阪医科大学学長は、世界中の人種の血液を集め、人種同士の遠近感度の測定をした所、なんと日本人の中に最も接近しているのはバイカル湖の東岸を今でも騎馬運行をしているブリヤートモンゴル族でした。私も何回かその人達にバイカル湖畔でお目にかかった時、余りにも日本人に近い容貌をしておられたのですが、応答なしでこちらがびっくりした程です。
 東大考古学の江上教授は、「ブリヤートモンゴルが馬に乗って満州や朝鮮半島を一気に駆け下り、朝鮮海峡を舟で渡って日本全体に散っていったのだという推理を試みておられます。

<教科書丸暗記の教育は独裁者の方向に引かれるので討議最優先型に>
 右側感性脳の発達によって世界一の手内職人になった日本人は、逆に独裁型の指導者の言いなりに取り込められてしまいます。今の様にアメリカがその非を認めた時は後の祭で、政治家も官僚もマスコミも方策を失った烏合の衆となって、世界中から馬鹿にされて崩壊するのが近未来の姿になってしまいそうです。
 H.B,S(ハーバード・ビジネススクール)は25人1組、5組125人で1学年を形成していますが、25~35歳の世界中のあらゆる職業人が集まって居ります。
たとえば、Aという人物やBという人物が、社会的に影響を与えたり、話題になったりしたと仮定します。すると教授は2カ月位かけて両氏の過去に関するあらゆる情報を集めてテキストブックに作り上げ、2、3週間前にこれを学生に配って予習させます。そして、クラスが始まると教授が一言、「あなたがAさんだったら、あなたがBさんだったらどうするか」と語りかけます。クラスはあらゆる方向からのあらゆる論議が行われます。その間、教授は何も語らず、黙って学生の討論の間に人っております。授業の終わりに教授は「今日の議論は大変迫力があったけれども、議論されない方向はいくつか指摘される」と、その方向を指摘してこられます。私は以来、人の気づかない方向から議論を始めることに大変熱心になったのです。これこそまさに為政者全員に持っていただかなければならない感性だと思います。