日本を誰が駄目にしたのかというと、私に言わせると、それは吉田茂その人です。
吉田茂さんという人は、総理大臣になった途端に、8月6日と9日には、広島と長崎に出向いて「原爆は許しません」と声を張り上げていながら、その翌朝には一番で訪米して大統領に会うと、「アメリカの原子爆弾は清らかで清潔な原子爆弾だから、日本は全面的に…」と言っていたのです。
そして世界一の金持ち男と言っても過言ではない、堤康次郎も日本を駄目にした一人です。
李垠(イ・ウン)殿下のお持ちになっていらっしゃる赤坂プリンスホテル一帯の十五万坪、あの土地は、李垠(イ・ウン)殿下のお母さんが日ロ戦争が始まる前に日本の陸軍によってソウルで殺されてしまい、それはあまりにも可哀想だからということで、その息子である李垠(イ・ウン)殿下を日本の皇族にして、赤坂プリンスホテル前の土地十五万坪を差し上げ、どうぞお住みになって下さいということだったのです。
ところが戦後になって、堤康次郎は全部それを半ばタダ同然で手に入れてしまいました。その上、徳川幕府の増上寺と寛永寺まで、タダ同然で手に入れた。そして手に入れた不動産の一部を、これまたタダ同然で吉田茂に与え、そして自分も衆議院議長になって、「これからは世界一の大金持ちでもって稼ぐんだ」と、そういうことを言った。
(太田清蔵勉強会『もったいないご恩返しの会』2009年9月17日スピーチより)
吉田茂さんという人は、総理大臣になった途端に、8月6日と9日には、広島と長崎に出向いて「原爆は許しません」と声を張り上げていながら、その翌朝には一番で訪米して大統領に会うと、「アメリカの原子爆弾は清らかで清潔な原子爆弾だから、日本は全面的に…」と言っていたのです。
そして世界一の金持ち男と言っても過言ではない、堤康次郎も日本を駄目にした一人です。
李垠(イ・ウン)殿下のお持ちになっていらっしゃる赤坂プリンスホテル一帯の十五万坪、あの土地は、李垠(イ・ウン)殿下のお母さんが日ロ戦争が始まる前に日本の陸軍によってソウルで殺されてしまい、それはあまりにも可哀想だからということで、その息子である李垠(イ・ウン)殿下を日本の皇族にして、赤坂プリンスホテル前の土地十五万坪を差し上げ、どうぞお住みになって下さいということだったのです。
ところが戦後になって、堤康次郎は全部それを半ばタダ同然で手に入れてしまいました。その上、徳川幕府の増上寺と寛永寺まで、タダ同然で手に入れた。そして手に入れた不動産の一部を、これまたタダ同然で吉田茂に与え、そして自分も衆議院議長になって、「これからは世界一の大金持ちでもって稼ぐんだ」と、そういうことを言った。
(太田清蔵勉強会『もったいないご恩返しの会』2009年9月17日スピーチより)