もったいない・ご恩返しの心を!太田清蔵の世界世直し運動

地位と名誉と資産と収入を一番大切にする自己中心主義を替えて、戦争とテロと貧乏と病気と麻薬撲滅に全力集中

「もったいない・ご恩返しの会」第6回会合・太田清蔵スピーチより③

2009年03月18日 14時05分01秒 | トンチン年金
ところがそれに対して大蔵省と厚生省は、「その国がやらないことは怖くて出来ない。やらない」といって蹴散らした。それで蹴飛ばした結果、今どのくらいの赤字が国民年金・厚生年金にあるかというと、538兆円の赤字です。その赤字を、増税と年金の減額で誤魔化して全部消してしまおうということを言ってらっしゃる。それに対して、そんなことをしなくても、簡単に日本の資産でもって払うことが出来ますよと言っていらっしゃるのは、日本経済復活の会会長の小野盛司さんと、筑波大学の副校長から新潟の国際大学の学長におなりになった宍戸駿太郎先生です。
ところが大蔵省も厚生省も絶対にそれを認めないですから、そこで中山素平先生は、私のところにおいでになりまして、
「あなたは変わった社長だから、世界中らも変人だということで有名だから、あなたのところで変人代わりに私の言っているトンチン年金をやんなさい。私は自信をもってあなたにやらせる」
と言われました。
「中山先生がおっしゃったら問題ないですから、やりましょう」
ということで、1978(昭和53)年にトンチン年金を日本で一番最初にやらせて頂いたら、これが成功し、すると日本中の生命保険会社と郵政トンチン年金、農林かんぽトンチン年金、NTTトンチン年金これは役人の年金ですが、これらも全部トンチン年金でやり始めて、トンチン年金は一気に広がりました。その結果が、中山素平先生がおっしゃった通り、外貨収入が大きいですから、ものすごい黒字になりました。

「もったいない・ご恩返しの会」第6回会合・太田清蔵スピーチより②

2009年03月09日 18時47分38秒 | トンチン年金
トンチン年金が潰れたことが面白くないからと、ある小説家が、
「ルイ14世がトンチン年金を始めたら、同じ年齢同士で殺し合いが始まって止まらなくなった。だからトンチン年金は殺し合い年金だ」
ということを世界中に銘打ってしまい、アメリカやヨーロッパ全体がそれを信じてしまうようになりました。今なおです。ですから、それを実は、元日本興業銀行頭取から経済同友会の代表幹事になられた中山素平先生が、
「その当時は今から200年前ですから、当然事務的に出来ないことでしたし、法律的にも出来ないことでした。しかし現代は日本の戸籍は世界一ですし、日本の電算機も世界一です。日本の東京理科大学のメンバーでもって応援しましたから、日本の大蔵省と厚生省は世界一の外貨収入があるので、それでもって世界に対してたくさんのODAを出すことができるので、これでやりなさい」
といったことを、大蔵省・厚生省に対してものすごく強く仰った。それはちょうど1975年、私どもの東邦生命のビルが出来た年です。
(つづく)
2009.2.18日スピーチ

「もったいない・ご恩返しの会」第6回会合・太田清蔵スピーチより①

2009年03月03日 15時44分18秒 | トンチン年金
17世紀に世界の数理経済学者のトンチさんというイタリア人が、
「今の年金はみんな若い人がお金を出して、それをお年寄りがもらうという仕組みになっているが、どんどんお年寄りが増えて若い人が減っていくと、赤字になってしまう。先々ダメになることがわかっている」
と、それまでとは正反対の、同じ年代同士で助け合う『トンチン年金』というものを考案して世界に発表したのです。

元金は全部ご本人に戻すけれども、利息配当金は生き残った人のほうへどんどん繋いでいくという、そういうやり方です。

従って、くやしかったら長生きしろ、足りないものを国からとるなどと、そんなバカなことはしないというものです。

ところがそれを知ったフランスのルイ14世が、
「これは、こんなに素晴らしい年金があるんだったら、早速フランスでやろうじゃないか」
と言って、早速取り上げたのはいいのですが、その頃は戸籍ははっきりしておりませんし、何より電算機などもありませんから、事務的に何も出来ないので、『トンチン年金』はすぐに潰れてしまいました。

(つづく)
2009.2.18日スピーチ